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目標は1リッターあたり30円。ガソリン価格を凌ぐことも可能になる。              【ガイアの夜明け】
http://www.asyura2.com/0601/hasan45/msg/305.html
投稿者 hou 日時 2006 年 2 月 15 日 21:11:42: HWYlsG4gs5FRk
 

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview060214.html

「安いガソリン作れ!」
〜サトウキビ畑が油田に変わる〜


 今、ある自動車用燃料が注目され始めている。それは「バイオエタノール」というもの。
それは、サトウキビやトウモロコシなど植物を使って作られるエタノール(エチル・アルコール)のことで、環境にもやさしい新型燃料、と言われている。実はブラジルではこのエタノールで走る車が全体の15%にものぼるという。つまり、"サトウキビで走る車"が町にあふれているのだ。なぜならば、バイオエタノールは環境にもやさしい上に、料金もガソリンの半分くらいだからだ。実はアメリカやヨーロッパでも「バイオエタノール」の需要は高まってきており、相次いで自国での製造工場の建設も始まっている。こうした世界需要をにらみ、バイオエタノール先進国、ブラジルは世界への輸出拡大を狙っている。

 このような世界的エネルギー革命の中、出遅れた日本でも新たな動きが・・・。
2010年度までに"バイオエタノールを混合したガソリン"を普及させていく方向で動き始めているのだ。実は、沖縄・伊江島で、画期的なバイオエタノール作りも始まっている。「サトウキビから砂糖とエタノールを同時に産み出す」という試みだ。これならば国内でも採算のとれる事業モデルを構築できるのではないか・・・・。そう考えて、挑戦を始めたのはあのアサヒビールだ。サトウキビを使った国産の燃料で車は走るのか?そして普及するのか・・・?その挑戦に独占密着した。


【安い燃料を自由に選択・・・エタノール先進国ブラジル】
 広大な土地を持つ南米の国、ブラジル。実はオイルショックを契機にエネルギー政策を転換していた。国が全てのガソリンスタンドにバイオエタノール燃料の販売を義務づけたのだ。つまり、石油に頼らないエネルギー政策。今、ブラジルのガソリンスタンドではバイオエタノールとガソリンを利用者が選んで購入できるようになっている。
サンパウロ州フェルナンドポリス市に暮らす、モスカルジーニさん夫妻は、勤め先との往復
で自動車を使っている。昨年、フレックス車と呼ばれる車に買い換えた。実はこの車、ガソリンでもバイオエタノールでも走れるように作られている。利用者はどちらの燃料で走るか切り替えればいいだけなのだ。モスカルジーニさんは「ほとんどエタノールを入れているね、安いから」という。ガソリン車だったころは月に2万7,000円かかっていた燃料代がフレックス車にして半分になった。こうした理由を背景に今ではブラジル国内で2000万台の乗用車のうち15パーセントにあたる300万台がエタノール対応車だという。
 バイオエタノール先進国、ブラジルは、広大な自国の土地で原料となるサトウキビの生産も活発である。世界的な需要の高まりに合わせて、「バイオエタノール」を重要な輸出品として世界にアピールし始めている。こうしたブラジルの世界戦略も追った。

【国産のバイオエタノールを作れ! アサヒビールの挑戦】
 昨年2月、地球温暖化を防ぐための国際協約「京都議定書」が発効。CO2の排出削減目
標が決められた。世界第2位の石油消費国にして、6000万台の自動車を保有する日本。ガソリンの使用を減らすことが急務だ。しかし、燃料電池車や電気自動車などの技術開発に力を入れているものの、普及にはまだまだ時間がかかる。そこで、既存の自動車を使いながらCO2を減らすことのできる燃料として日本でも注目され始めているのが、サトウキビなど植物から作られるバイオエタノールだ。しかし、普及への問題点もある。国内でバイオエタノールを生産する場所がないということだ。ブラジルなどからの輸入だけに頼らざるを得ないというのでは不安定だ。
 そこで、アサヒビールは、沖縄・伊江島、九州沖縄農業研究センターと組み、国産で安いバイオエタノールを作る実験を始めている。アサヒビールの研究員・小原聡さん(33歳)は、「アルコールの会社だからアルコールで地球に貢献することをしたい」と語る。
 その実験の舞台となるのが沖縄本島の北部にある伊江島だ。基幹産業はサトウキビから作る砂糖の生産である。しかしそのサトウキビの生産量は年々減りつづけ、今ではピーク時の10分の1に落ち込んでいる。
そこで、小原さんたちは、サトウキビから「砂糖とエタノール」を同時に作ることを提案。
九州沖縄農業研究センターとの共同研究で、従来の2倍以上の収穫ができるサトウキビを新しく開発した。つまりそれならば、砂糖の生産量を確保しつつ、バイオエタノールも作れるのだ。コストを抑えながら、関係者すべてにメリットをもたらす事業として成立させる狙いだ。最終的なバイオエタノールの製造コストの目標は1リッターあたり30円。ガソリン価格を凌ぐことも可能になる。
そして、12月。長い歳月をかけて準備してきたプロジェクトが実を結ぶときが来た。
サトウキビから作る国産のバイオエタノール、果たしてうまくいったのか・・・?
そして、日本でバイオエタノールは普及するのだろうか・・・?


*「安いガソリン作れ! 〜サトウキビ畑が油田に変わる〜」 と連動した企画が 2月14日付と2月15日付の日経産業新聞に「浮上するエタノール燃料」とし て掲載されます。番組とあわせてこちらもお読みください。

     
 

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