| Tweet |
□ソニー完全復活のカギ…ＬＡ見本市でＰＳ３値段出せるか [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=08fuji320060508032&cat=7
ソニー完全復活のカギ…ＬＡ見本市でＰＳ３値段出せるか (夕刊フジ)
昨７日に設立６０周年を迎えたばかりのソニーが、ブランド力の完全復活へのカギを握る「プレイステーション３（ＰＳ３）」の今秋発売を前に最大の正念場を迎える。米ロサンゼルスで１０−１２日に開催される、世界で最も影響力があるとされるゲーム見本市「Ｅ３」がそれだ。プレゼンテーション次第では、ゲーム機自身にとどまらず、ＤＶＤ規格の覇権争いでも後塵（こうじん）を拝する危険性を指摘する声もある。
液晶テレビ「ブラビア」シリーズのヒットで一息ついている格好のソニーだが、完全復活にはなんといっても、ＰＳ３とともに新規格ＤＶＤ「ブルーレイ」を軌道に乗せる必要がある。しかも、ＰＳ３にブルーレイ駆動装置を搭載するため、両者は表裏一体の関係にある。ハワード・ストリンガーＣＥＯも、「ＤＶＤと同時にゲーム市場での戦いになる」などと発言してきた。
ソニーはＰＳ３に関し、０６年３月期のゲーム部門の営業利益が前期比８０％減と落ち込む主原因となるほどの開発費を投入してきたが、「ブルーレイとハイビジョン接続端子の規格化の遅れ」（久多良木健ＳＣＥ社長）のため発売予定直前の３月になって１１月までの半年延期を表明した。
「しかも、ＰＳ３のメーンＣＰＵ（中央演算装置）は、スーパーコンピューター並みの演算能力が特長ですが、従来型のＣＰＵ８台分をひとつにまとめた複雑な仕組み。そのせいで、外部業者による適合ゲームの開発が遅れ、発売時にゲームの品ぞろえが不足すると指摘する声もあります」（ゲーム評論家）
この間、新型家庭用ゲーム機の覇権争いでは、米マイクロソフトが、ブルーレイの対抗規格であるＨＤ駆動装置を導入した「Ｘｂｏｘ３６０」を昨年発売して先行。すでに３２０万台を売った。また、任天堂は４月、開発コードで呼んできた新機種の商品名を「Ｗｉｉ（ウィー）」と発表し、ＰＳ３より前の発売が決定的になっている。
こうした中、注目の「Ｅ３」を迎えるわけだが、ソニーも急成長しているオンラインゲームに対する取り組みなど、２強を相手にしたＰＳ３戦略を公表する予定だ。ただ、アナリストの間からは、「肝心のＰＳ３の値段がＥ３で公表されなかったら、消費者が待ち切れなくなり、（新ＤＶＤの対抗規格である）ＨＤ陣営のプレーヤー販売を後押ししてしまう危険性もある」と危惧する声も漏れてくる。
果たして還暦ソニーは、「Ｅ３」を新生への一里塚とすることができるか。
[ 2006年5月8日16時2分 ]
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。