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(回答先: 【共謀罪小泉政権の５月病】 細川財務次官、為替動向注視し適切に対応する姿勢を堅持 【ロイター】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 11 日 18:38:36)
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=11bloomberg12ak7B6PfUEa.A
日本株（終了）１カ月ぶりの３連敗、為替不安で輸出下げ−ＳＱ前売買 (ブルームバーグ)
2006年5月11日(木)18時13分
５月11日（ブルームバーグ）：東京株式相場は日経平均株価、ＴＯＰＩ
Ｘとも１カ月ぶりの３日続落。米国の利上げ休止観測が後退して日米金利差縮
小の懸念は薄まったが、ドル・円相場で円が高止まりし、為替への不安感から
トヨタ自動車、ホンダ、ソニー、キヤノンなど時価総額の大きい輸出関連株中
心に下げた。小売りや銀行、証券など内需関連株の一角も弱い。
半面、イビデン、ＮＴＴデータ、三菱ケミカルホールディングスなど好業
績を発表した企業は買われ、発表が進んでいる企業決算を受け、投資家が選別
姿勢を強めている状況もうかがえた。
日経平均株価の終値は前日比89円79銭（0.5％）安の１万6862円14銭。
ＴＯＰＩＸは同13.75ポイント（0.8％）安の1711.31。東証1部の売買高は概
算で17億4698万株。
日経平均は続落して始まり、その後は135円高まで上昇する場面も見られ
たが、午後に入ると先物主導でマイナス圏に再び沈んだ。あす12日の株価指
数オプションのＳＱ（特別清算指数）算出日を前に、節目の１万7000円めぐ
ってポジションの整理、先物への仕掛け的な動きが散発的に出ていたという。
東証業種別33指数の騰落状況は、上昇が５業種、下落が28業種だった。
東証１部の値下がり銘柄数は1218、値上がり銘柄数は377。
東洋証券情報部の大塚竜太ストラテジストは「為替の円安への戻りが鈍い
ので積極的には買えない。決算発表も途中なので、良いものだけ選別するとす
れば、買えるものが限られてしまう。ただ、債券相場が堅調に転じたので、国
内の金利上昇懸念は多少遠退き、株価の下値を支えた」と指摘した。
輸出関連株は軟調、海運も崩れる
ＦＯＭＣの利上げ打ち止め宣言は無かったが、為替相場は円安に戻らず、
輸出関連株は神経質な展開になった。前日、決算発表だったトヨタ自動車は軟
調。2007年３月期は4.5％の最終減益になると発表し、事前のアナリスト予想
の平均を若干下回った。アルプス電気の株価が大幅安で、東証１部下落率ラン
キングでトップとなった。07年３月期の連結営業利益は前期比30％減の320
億円にとどまると公表したことが嫌気されたようだ。
また、朝方高かったソフトバンクは午後になって伸び悩んだ。
また、海運株も軟調。原油高騰のあおりで、燃料コスト高から07年３月
期の業績予想が増収減益となったことを受け、商船三井、川崎汽船に売りが先
行。同じく減収減益予想を発表した新和海運や飯野海運も売られ、減益予想の
第一中央汽船も安い。
阪神電やダイフクが上昇、ＭＳＣＩに採用が決定
米モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル（ＭＳＣＩ）
が発表した日本株指数（ＭＳＣＩジャパンインデックス）の入れ替えの対象と
なった銘柄の値動きが目立った。
新規採用された銘柄には、指数との連動性を目指す資金の組み入れを見込
んだ買いが入った。阪神電鉄やダイフク、長谷工コーポレーション、オークマ
ホールディングスなどの新規採用が上昇。
一方、除外銘柄はタクマやアリアケジャパン、日立ソフトウェアエンジニ
アリング、石原産業、タクマなどが値を下げた。
中央青山監査法人の金融庁処分、関連銘柄に売り
金融庁が４大監査法人の中央青山監査法人に異例の業務停止を命じたのを
受け、監査先の企業で影響を受けそうな企業が売られた。
金融庁は10日、カネボウの粉飾決算の監査証明を行った中央青山監査法
人に対し、７月１日から８月31日まで２カ月間の１部業務停止を命じた。停
止するのは、証券取引法監査、および会社法監査の法定監査。決算期によって
違いはあるものの、決算集計作業や資金調達に影響が出る企業も出てくると見
られる。
中央青山の監査先企業の株価を見ると、２月期決算ではオンワード樫山、
良品計画が急落。企業数が最も多い３月期では、トヨタ自動車、ソニー、新日
本製鉄が安い。また、処分期間と重なり、最も影響を受けそうな７月期ではＳ
ＦＣＧが安く、９月決算のユニオンツールも大幅安となった。
市場では、「企業の業績と監査とは別物」（日興コーディアル証券エクイ
ティ部の西広市部長）、「マーケットはそれほど意識していないので、売りは
限定的」（豊証券の菊池由文取締役東京株式部長）と懐疑的な声が多く、下落
は一過性のものとなりそうだ。
あすＳＱ算出日
あすに株価指数オプションの特別清算値（ＳＱ）の算出日を控え、この日
が日経225オプション５月限の最終売買日。「今回は日経平均が下落した方が
、利益が上がるポジションの投資家が多いという声がある」（豊証券の菊池
氏）ことから、現物株市場や先物市場も売り先行になったようだ。
ＦＯＭＣ声明は追加利上げに含み持たせる
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は10日、連邦公開市場委員会（ＦＯＭ
Ｃ）を開き、フェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を0.25ポイント引
き上げて、５％とすることを決めた。
今回のＦＯＭＣ声明は、今後の金融政策のガイダンス（指針）として、
「インフレ・リスクを是正するため、さらなる引き締めがなお必要になるかも
しれない」と指摘、追加利上げに含みを持たせた。声明はさらに「こうした引
き締めの程度や時期は今後入手する情報が示す経済見通しの変化に大きく依存
する」と強調。経済見通しの変化に柔軟に対応、利上げ休止もあり得ることを
示唆した。
ＦＯＭＣの声明文について、東洋証の大塚氏は「実際に読んでみると、利
上げ継続ではなく、いったん利上げを休んでから検討し直すというニュアンス
だ。円高は当分続きそうで、企業の想定レートや採算レートを検討し直さなけ
ればならない」と指摘している。
新興市場は大幅安
この日はジャスダック指数、東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数とも
１％を超える大幅安。市場では、「日経225だけが、比較的しっかりしていて、
新興市場が戻らない『ねじれ』現象のままだと、東証1部に個人投資家が戻っ
てこない」（豊証券の菊池由文取締役東京株式部長）との声が聞かれた。
ジャスダック指数は前日比1.75ポイント（1.5％）安の113.70。東証マザ
ーズ指数は同34.58ポイント（2.1％）安の1654.94。大証ヘラクレス指数は同
72.28ポイント（2.5％）安の2788.91。
ジャスダック市場では、村上世彰氏率いる投資ファンド（通称：村上ファ
ンド）が再びＴＢＳ株を買い進み、保有比率が5.65％に達していることが分か
り、ＴＢＳとの業務提携を交渉している楽天が安い。ネプロジャパン、インデ
ックス、テレウェイヴも売られた。
半面、業績予想を上方修正した新報国製鉄が、株価ほぼ倍増で急騰し1000
円台に乗せた。米ＭＳＣＩが、日本株指数（ＭＳＣＩジャパンインデックス）
に新規銘柄として組み入れたアークも高い。ハーモニックドライブシステムズ、
ゲンダイエージェンシー、アドテックエンジニアリングも高い。
東証マザーズ市場では、連結子会社が初期投資コストを吸収し切れなかっ
たことや、持分法適用関連会社が経常損失を計上したことから、連結業績を赤
字予想に下方修正したアドバンスト・メディアが売られた。サイバーエージェ
ント、総合医科学研究所、サイバー・コミュニケーションズも安い。
半面、ＭＳＣＩジャパンインデックス銘柄に採用されたＡＣＣＥＳＳが高
い。ブイ・テクノロジー、ザッパラス、コスモス薬品が売られた。
大証ヘラクレス市場では、07年３月期の連結最終利益が減益予想のジェイ
テックが急落して40万円台に下落。ダヴィンチ・アドバイザーズ、翻訳セン
ター、イメージ情報開発が安く、ＵＳＥＮ、大阪証券取引所も売られた。
半面、４月24日に民事再生法を新生したアドテックスが２日連続のスト
ップ高（値幅制限いっぱいの上昇）。クオールが急伸し、ビーマップ、Ｅスト
アーが高い。
記事についての記者への問い合わせ先：
東京 松井 博司 Hiroshi Matsui hmatsui@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=11bloomberg12ak7B6PfUEa.A
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