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【経済コラム】 日本株式会社にはもっと異端児が必要だ−W・ペセック (ブルームバーグ)
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 07 日 14:21:12: ogcGl0q1DMbpk
 

【経済コラム】日本株式会社にはもっと異端児が必要だ−W・ペセック (ブルームバーグ)

2006年6月7日(水)13時44分

6月7日(ブルームバーグ):1987年の米映画「ウォール街」でマイケル・
ダグラスが演じた大物投資家が言い放った「どん欲は美徳だ」との言葉は、日
本では共感を呼ばなかった。19年後の今も、市場の力が企業に影響を与えるべ
きだとの考え方は、日本では異質なようだ。

「村上ファンド」の前代表、村上世彰容疑者(46)は株主の権利を追求す
るがむしゃらな株主アクティビストだが、日本では「ウォール街」の大物投資
家に最も似たキャラクターかもしれない。村上容疑者が5日の記者会見で述べ
た「皆さん僕のことを嫌いになったのは、むちゃくちゃもうけたからですよ」
との発言は、映画の中の言葉を連想させる。

村上容疑者がインサイダー取引疑惑で逮捕されたことから、村上容疑者が
閉鎖的な日本株式会社を変えていく可能性は小さくなった。4カ月前にはもう
1人の異端児、ライブドアの前社長、堀江貴文被告が証券取引法違反の罪で逮
捕されている。

投資家はどうすべきなのだろう?日本で最も著名な金融市場の活動家は悪
党だったという理由で、日本の優良株を売るべきなのだろうか?日本株式会社
は、トラブルメーカーを黙らせるために結束していると考えるべきなのだろう
か?最初の疑問にはきちんと答えることはできないが、2番目の疑問は考えて
みる価値はある。

在任期間が5年を超えた小泉純一郎首相は、日本が抱える課題の解決策を
市場に求めてきたが、これは社会主義とやゆされる実質的な一党支配が続く日
本のムードを大きく変えることになった。ただ、1990年代の金融市場改革、日
本版「ビックバン」は失敗したように見えるし、突出した資本家が改革の波に
乗ろうとしたとたん、当局は彼らに一撃を加えた。

村上容疑者も堀江被告も、日本株式会社を変えようとした試みにおいて、
古い日本の行動様式を取っていたとされるのは皮肉だ。村上容疑者と堀江被告
には創造性が欠けていたのか、旧体制を批判する者でさえありふれた戦術を使
うほど日本株式会社が硬直しているかのどちらかだとすれば、恐らく後者であ
る可能性が高い。

日本の変化

ここ15年間で最もしっかりした日本の景気回復を目の当たりにしている投
資家の多くは、株式相場の軟調な展開に戸惑っている。村上容疑者や危なっか
しい取引だけが、日経平均株価の低迷の原因ではない。原油高やドル急落のリ
スクに対する世界的な懸念は別として、日本経済が自己満足の中で成長してき
たことに根本原因がある。自民党には、危機に直面すれば断固とした行動を取
るが、現在のように危機が去ったときには改革を棚上げしたままにしてきたと
いう長い歴史がある。

近年の経済改革について小泉首相に投げ掛けられる称賛にもかかわらず、
政府は巨額債務の対国内総生産(GDP)比率を引き下げようともしていない
し、少子高齢化に伴う人口減少の問題にも取り組んでいない。

確かに日本には相当な変化があった。銀行システムが安定し、企業のバラ
ンスシート(貸借対照表)は健全になった。起業家を育てるための税制改革も
進んでいる。郵便事業の民営化が決まり、日本銀行はゼロ金利政策を解除しよ
うとしている。

  ただ、日本をもう1つ上の段階に押し上げるために目を向けるべきことも
ある。例えば、外国からの投資受け入れについて日本はずっと相反した態度を
示してきた。外資を呼び込むために十分なことはなされていない。外資が日本
企業にもっと株主を重視するよう求めた場合、当局から激しい批判を受けるこ
とを心配しなければならないのなら、外国企業の対日投資はさらに難しくなる
だろう。

勇気ある人物

  戦後、日本はインサイダー取引に対して真剣に取り組んでこなかったが、
今それは変わりつつあり、このこと自体は正しい方向だ。ライブドアによるニ
ッポン放送株取得はそれまでなかったほど日本の旧体制を驚かせた。検察当局
は、ニッポン放送株を取得するライブドアの計画を知りつつ、村上容疑者がニ
ッポン放送株の買い入れを進めていたかを捜査している。

村上容疑者、あるいは堀江被告が有罪であれ無罪であれ、日本にはもっと
多くの起業家や株主アクティビストが必要だ。日本経済はいまだに、雇用創出
よりは雇用維持、起業家精神よりは巨大企業を支えているように見える。

  現状打破に挑み、リスクを取り、金融市場のルールを試し、株主を冷遇す
るやり方に公然と疑問を投げ掛け、企業経営者に時代に応じ変化するよう求め
る異端者が日本にもっといれば、日本経済はもっとダイナミックになるだろう。

日本には、「ウォール街」に出てくるような冷酷な大物投資家それ自体は必
要ない。だが、体制に繰り返し疑問を呈する勇気ある人物は必要だ。日本株式
会社の標的になることを恐れていれば、もめ事は起こらない。
(ウィリアム・ペセック・ジュニア)

(ウィリアム・ペセック・ジュニア氏は、ブルームバーグ・ニュースの
コラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)

原題:Japan Needs More Mavericks, Not Gordon Gekko: William Pesek Jr.
(抜粋) {NXTW NSN J0GEXM076GHT}

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=07bloomberg13a2WOYdnqjsUY

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