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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060703AT2M0301B03072006.html
中国、英ＨＳＢＣなど６行に海外証券投資の代行認可
【上海＝川瀬憲司】中国銀行業監督管理委員会（銀監会）は英ＨＳＢＣを含む銀行6行に対し、中国の企業や個人による海外証券投資の代行業務の認可を与えた。中国は外貨準備高が世界一で、国内の貯蓄残高も高水準にある。海外投資を段階的に促し、利殖手段の多様化とともに、人民元の上昇圧力緩和にもつなげたい考えとみられる。
銀監会が資格を与えたのはＨＳＢＣのほか中国工商銀行、中国建設銀行、中国銀行、交通銀行の中国本土4行と香港の東亜銀行の計6行。中国光大銀行や中信銀行などの国内中堅行のほか、他の外資系の申請も審査中としている。邦銀は申請していないもよう。
今回認可された6行は、中国の個人や企業から集めた資金を中国本土以外の債券など確定利回り型の金融商品に投資できる。投資開始時期は明らかにしていない。
中国政府は多額の直接投資の流入や貿易黒字による元高圧力を緩和するため、一定の基準を満たす銀行や保険会社などを「適格国内機関投資家（ＱＤＩＩ）」と認定し、海外証券投資を段階的に認める方針を打ち出している。 (21:00)
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