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□大学生き残り ターゲットは団塊世代 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2167335/detail
大学生き残り ターゲットは団塊世代
定年後のセカンドライフは大学へ――少子化による志望者減でアップアップの全国の大学が、学生の新規開拓先として「団塊の世代」をターゲットにしている。
何せ、来年からの３年で１８歳を迎える若者は３６０万人。かたや、来年から大量に定年退職する団塊世代（１９４７〜４９年生まれ）は６９０万人と倍近い。このうち、１００人に１人でも大学進学に興味を持てば、「大きな市場になる」とソロバンをはじいているのだ。
全国３６０校が加盟する日本私立大学協会は０４年１１月、「シニア世代の学び・生きがい・交流の場としての大学づくり」と題するリポートをまとめた。この中で「元気なシニア」を積極的に大学に取り込むことが、キャンパスを活気づける効果が期待できると分析。これまでの団塊世代を対象とした「学費割引制度」や「入試免除制度」、ゆっくり履修課程をこなせるよう修業年限を延長できる「長期履修制度」など受け入れ態勢を整えるよう助言した。
「団塊世代は大学進学率の低い時期に就職している方が多く、大学で学びたいという意欲が強い。改めて大学に入ることで見つかる“生きがい”もあるはず。確かに『年金生活で学費が負担できるのか』『遠隔地の大学への通学は困難』など難題山積です。しかし、今までのようなカルチャーセンター的な公開講座ではなく、積極的に団塊世代に門戸を開くことで大学経営の安定につながることを期待します」（私大協会の担当者）
全国には団塊世代に“特典”を与える大学・大学院が次々と誕生している。近い将来、各大学のキャンパスには定年サラリーマンがあふれ返っているかも知れない。
【2006年7月3日掲載】
2006年07月06日10時00分
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