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「為替」 強い連銀景気指数でドル買戻し116.18円、原油大幅続落70ドルまで／ニューヨーク外国為替市場概況
「強い連銀景気指数でドル買戻し116.18円、原油大幅続落70ドルまで」ニューヨー
ク概況 2006年8月18日（金曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:36JST 「強い連銀景気指数でドル買戻し116.18円、原油大幅続落70ドルまで」
【ロンドン市場概況】
17日のロンドン外為市場では、ドル・円は、米再利上げ観測後退からのドル売
り、米債償還絡みの売り、クロス円の売りが出たことから、115円32銭から115円19
銭まで下落が進み、売り一服後は115円44銭まで買い戻された。ユーロ・円は148円
40銭から148円29銭まで下落後、148円51銭まで戻した。NZドル・円は74円13銭から
一時73円77銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.2859ドルから1.2878ドルまで強含
み、ドル・スイスは1.2248フランから1.2273フランで取引された。イギリスの7月小
売売上高が予想に反して減少したことを受けてポンド売りが優勢になり、ポンド・
ドルは1.9009ドルから1.8956ドルまで下落し、ポンド・円は219円09銭から218円48
銭まで下落した。
【経済指標】
英・7月小売売上高：前月比-0.3％（予想+0.2％、6月+0.9％）
ユーロ圏・7月消費者物価指数：前年比+2.4％（予想+2.5％、6月+2.5％）
ユーロ圏・6月鉱工業生産：前月比-0.1％（予想-0.1％、5月+1.8％）
【要人発言】
独銀行協会
「2006年の独GDP伸び率見通しを従来の1.75％から2％近辺に上方修正」
「2007年は、世界経済の鈍化と付加価値税の引き上げで1％近辺まで減速」
豪警察
「シドニー空港で不審物が機内にあるとの報告について調査中」
「シドニー空港での機体捜索で、不審物は発見されず」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：115円33銭、ユーロ・ドル：1.2880ドル、ユーロ・円：148円57銭、ポン
ド・ドル：1.8967ドル、ドル・スイス：1.2250フラン
【ニューヨーク市場概況】
17日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は05年4月以来の高水準となったフィラ
デルフィア連銀景気指数やユーロ・円絡みの買いを受けてストップロス巻き込み115
円30銭から116円18銭まで上昇し、115円95銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルはCTA（商品投資顧問）筋、シカゴIMM筋の買い持ちポジションの手仕
舞いに1.2887ドルから1.2813ドルまで下落し、安値圏1.2830ドル前後で引けた。ユ
ーロ・円はショートカバーが先行し148円49銭からユーロ導入来の最高値目前148円
88銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.8974ドルから1.8821ドルまで下落した。ド
ル・スイスは1.2238フランから1.2346フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は2ヶ月ぶり安値の70ドルまで大幅続落。昨日OPECが主要国の景気伸び悩み
を理由に06年の世界原油需要見通しを下方修正したことや、米景気減速見通しやド
ライブシーズンのピーク通過に伴い需要減少観測が強まっていることから売りが継
続した。NYMEX原油先物価格は70ドルまで一段安となり、ほぼ安値70.06ドル（前日
終値比2.5％安）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。好決算や原油価格低下が好感され朝方から上昇して始まった。
午後になって債券利回り反発を受けて一時下落に転じる場面があったものの、引け
にかけて再び上昇に転じた。セクター別では、消費者サービスやヘルスケア機器・
サービスが上昇した一方、運輸や自動車・同部品が軟調。小売のシアーズ（S）は
83％増益決算を発表したものの、在庫増加が嫌気されて5.8％安。一方でシティグル
ープが投資判断を引き上げたAMD（AMD）が7.2％高。大手書店のバーンズ＆ノーブル
（BKS）は予想を上回る決算を発表して上昇した。ダウ構成銘柄では、予想を上回る
決算を発表したヒューレッド・パッカード（HPQ）が上昇した一方、鎮痛剤「バイオ
ックス」の副作用に関する訴訟で不利な判断が下ったメルク（MRK）が下落。結局ダ
ウは7.84ドル高の11334.96、ナスダックは8.07ポイント高の2157.61で取引を終了し
た。マーケット終了後に発表されたデル（DELL）の決算は利益が予想通り、売上高
が予想を上回った。しかし、過去の売上げ認識に関して非公式にSECから調査を受け
ていることが明らかとなり時間外取引では下落している。
【通貨オプション】
ドル・円は、米金利先高観が後退し115円台前半まで下落した。ただオプション市場
ではレンジ相場の継続を受けて、調整色が強く変動率は1ヶ月物は8.100％から
8.050％へ下落、3ヶ月物は8.325％から8.375％へ上昇、6ヶ月物は8.425％で昨日比
変わらずとなっている。
リスクリバーサルでは円先高観の再燃に円コール買いが強まった。25デルタ円コー
ル・ドルプット1ヶ月物は+0.650％から+0.800％、3ヶ月物は+0.800％から
+0.900％、6ヶ月物は+1.025％で昨日比変わらずで取引されている。又、2ヶ月物112
円ストライクオプションが大量に取引された。
【経済指標】
米・週次新規失業保険申請件数：31.2万件（予想31.5万件、前回32.2万件←31.9万
件）
米・7月景気先行指数：前月比-0.1％（予想+0.1％、6月+0.1％）
米・8月フィラデルフィア連銀景気指数：18.5（予想9.0、7月6.0）
カナダ・6月国際証券投資状況：3.43億カナダドルの買い越し（予想32.5億カナダド
ル、5月58.8億カナダドル←57.2億カナダドル）
【要人発言】
米連邦議会予算局（CBO）
「06年度の財政赤字は予想上回る税収歳入増により過去最高となった05年度から減
少し、2600億ドルと3月見通しの3720億ドルから1120億ドル下方修正する」
「07会計年度米財政赤字見通しを、2700億ドルから2860億ドルへ上方修正し拡大基
調に戻る」
「07年度平均の失業率は4.75％を予想」
「コアインフレは07年末までに2％まで低下」
「経済成長率は07年度に3％まで低下」
「赤字はGDPの2％前後で維持すると予想」
フィッシャー米ダラス連銀総裁（投票権無）
「連銀は金利に関して適正である行動をする」
「連銀は必要と感じられない限り金利引き上げはない」
「連銀は利上げ、利下げをする事に制限はない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 115.33 116.18 115.19 115.95
ユーロ・ドル 1.2869 1.2887 1.2813 1.2826
ユーロ・円 148.40 148.88 148.29 148.73
ドル・スイス 1.2254 1.2346 1.2238 1.2330
ポンド・ドル 1.8990 1.9008 1.8821 1.8849
株式市場：
NYダウ 11327.36 11372.42 11298.38 11334.96
ナスダック 2143.97 2168.11 2141.56 2157.61
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.992 4.998
米国債10年物 4.859 4.865
先物市場：
NY金先物 639.6 642.0 623.5 625.3
NY原油先物 70.90 71.05 70.00 70.06
シカゴ日経平均先物 16040 16110 16040 16065
（フィスコ） - 8月18日6時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060818-00000001-fis-brf
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