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我々医師は 国にとっては 亡国の使徒なのです。 「医療費亡国論」 路線が変わった報告はありません。
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投稿者 どっちだ 日時 2006 年 11 月 14 日 13:07:51: Neh0eMBXBwlZk
 

http://ameblo.jp/med/entry-10019868542.html

勤務医 開業つれづれ日記

個人医院開業を目指している医師です。僻地医療で悪化するQOMLの中、中間管理職の僻地勤務をつれづれに書いております。いつも周りにいる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。

すでに崩壊ですらない いまだ生きる「医療費亡国論」
2006-11-13 19:02:29

この医療を取り巻く状況は

いったい何なのでしょう?

我々は、誰と戦っているのでしょう?


厚生労働省?

国の制度?

目の前にいるクレーマー?

重症患者?

救急隊?

弁護士?



もし、

私たちのしている


「医療」


という仕事自体が


「反社会的、反国家的」


だとしたら、


私たち医療関係者は、

国家にとって

徹底的にコントロール下に

おかれるべき

危険分子

という事なのでしょうか?


私たちの行動は

抑制されて

監視されるべきことなのでしょうか?

---------------------------------


医療費抑制のきっかけとなった


医療費亡国論


が出たのが

1983年です。

本田宏の「勤務医よ、闘え!」

医療費亡国論は保険局長の“私の考え方”

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/honda/200610/501522.html


以下、ブログから一部引用させていただいてます。


---------------------------------

「医療費亡国論」は、

1983年に「社会保険旬報」に掲載された

「医療費をめぐる情勢と対応に関する私の考え方」

という論文に見ることができます。


論文の筆者は、

当時の厚生省保険局長の吉村仁氏です。


吉村氏は


「このまま医療費が増え続ければ国家がつぶれるという発想さえ出ている。

これは仮に“医療費亡国論”と称しておこう」


として、論文の中で以下の3点を強調しています。


1)医療費亡国論:このまま租税・社会保障負担が増大すれば、日本社会の活力が失われる
2)医療費効率逓減論:治療中心の医療より予防・健康管理・生活指導などに重点を置いたほうが効率的
3)医療費需給過剰論:供給は一県一大学政策もあって近い将来医師過剰が憂えられ、病床数も世界一、高額医療機器導入数も世界的に高い


---------------------------------


その後、

厚生省(現厚生労働省)は

着実にこの路線を守り続けます。

道標 Guideboard

逆風 / 医療費亡国論

http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/10/__4e8d.html


に詳しく載っていますが、


武見太郎元日本医師会長が退任したのが1982 年、

亡くなったのが 1983 年 12 月だった。

とのことです。

武見氏がいなくなり、

厚生省が「医療費亡国論」を持って

医師の勢力をつぶしに来た

という事は容易に想像できることです。


---------------------------------

新小児科医のつぶやき

焼野原後も睨んだ闘争を考える

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20061111

焼野原後を考えよう

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20061112

焼野原後を考えよう 〜その2〜

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20061113


で述べられているように、

すでに医療業界は焦土化しつつあります。

できれば、

早く敗戦し焦土になり、

復興すべき

との意見すらあります。

厚生省の方針のとおり、

1983年より医療費を抑制する

方針は確実に実行され、

2004年に日本は

医師数、医療費とも

G7で最下位に転落しました。

厚生省の素晴らしい仕事です。


それでもなお

医療費を抑制し続け、

今後は、

発展途上国並に落ちる可能性すら

出てきました。

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医師にとっては

かなり有効な打開策の一つである


労働基本法ですら

改定の予定があり、


医師を含むホワイトカラーは

労働時間制限を

撤廃される可能性があります。

立法

行政

司法


の三権が

そろって医療を

追い詰めていきます。


司法が

最近おかしな判決を

出しているのでは

ありません。


裁判所は国の方針に沿った

判決を出しているだけなのです。

それが、たとえ医学に反する

トンデモ判決だとしても。

それが正しいのです。

いい仕事なのです。


医療費を抑制し

法律を変え

行政指導で服従させ

それに伴うミスは裁判で

医師の責任にする。

医療費抑制

それに伴う

医療崩壊

は国の方針

なのです。


---------------------------------


「医療費亡国論」

に沿った素晴らしい

国の仕事です。


徹底的な費用の抑制をすすめ、

それによっておこる安全上の問題は

すべて現場の医師に押し付ける。


厚生労働省の作戦は

着実に進んでいます。

すでに、これは崩壊で

すらないのかもしれません。


パンダ(=医師)は檻の中にいても

社会を変えることが出来るでしょうか?


勤務医はパンダ 悲しい創作童話「パンダと白熊」

http://ameblo.jp/med/entry-10018913157.html


パンダが「亡国」をもたらすものとして

1983年から20年以上、

抑圧してきたのです。

すべての責任をパンダのせいにして

新しいサーカス団長(=保険会社?)

が来る予定です。


腕利きの団長さんはすでに

海外でも知られています(=外資系?)。

チケット(=医療)も高く

観客(=国民)に売りつけます。


すでに前の団長(=厚労省)と

話はついていて、

パンダは売られるのを

待っているのかもしれません。


戦後処理はもう

始まっているのかもしれません。

我々医師は

国にとっては

亡国の使徒なのです。

路線が変わった報告はありません。

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