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http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000612160003
電磁波シールド フィルム化に成功
2006年12月16日
新たに開発されたフィルム製の電磁波シールド材（手前）。奥は従来の繊維製。いずれもガラスに貼り付けたサンプル＝福井市毛矢１丁目のセーレン本社で
セーレン 坂井に新工場建設
セーレン（川田達男社長）は、プラズマテレビなどのデジタル電子機器から放出される電磁波を抑える電磁波シールド材をフィルム化することに成功し、坂井市内に同社としては国内最大の新工場を建設し、来秋から量産を開始する。
これまでは金属を複合した導電性繊維を使って電磁波シールド材を製造してきた。フィルム化により、従来の繊維製シールド材と比べて大幅に薄型化した。ロール状の保管が可能となり連続加工ができるという。
新工場は今月から、坂井市三国町・テクノポート福井内にある同社の生活科学総合ステーション内で着工する予定。鉄骨造り一部２階建て、延べ約４万平方メートル。来年１１月から製造を始め、月産１７万平方メートルから徐々に増やし、２０１０年には５０万平方メートルにする予定。同年までの投資額は約１２０億円に上るという。
今後、プラズマテレビやパソコン、携帯電話、カーナビなどで需要増が見込めることから、新工場の建設を決めた。
現在、エレクトロニクス分野の年間売上高は全体の約１割の１０５億円だが、２０１０年には約２３０億円とすることを目標にしている。同社エレクトロニクス資材販売部の斎木哲彦部長は「今後の重点分野の一つとして伸ばしていきたい」と話している。
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