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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070209-00000233-mailo-l35
殺虫剤：周南市の農家出荷、春菊から 基準値の２００倍超検出−−県発表 ／山口
2月9日16時0分配信 毎日新聞
県は８日、周南市内の農家が出荷した春菊から使用が禁止されている殺虫剤「フェンプロパトリン」が基準値の２００倍超検出されたと発表した。既に出荷されているが、１日摂取許容量は大きく下回り、健康への影響はないという。県はこの農家を農薬取締法に基づき行政指導した。
この問題を受け、県などは９日、県内全ＪＡの担当者を集め「適正使用緊急対策会議」を開く。
食品衛生法に基づく県の抜き打ち調査で判明した。５日、周防大島町のスーパーから提供されたサンプルを分析したところ、基準値（０・０１ｐｐｍ）の２００倍超の２・２４ｐｐｍを検出した。
春菊は、ＪＡ周南「新南陽春菊生産部会」（１６戸）を通じて３、５、６日の３日間にわたって周南市と周防大島町近辺のスーパーなどに計４５０袋（１袋約１００グラム）出荷された。ＪＡは自主回収を始めた。
フェンプロパトリンをイチゴやレモンに散布する場合、基準値は５ｐｐｍだが、春菊については対象リストにないため一律基準値（０・０１ｐｐｍ）が適用される。
問題の農家は県の調べに「アブラムシが多発したため手持ちの農薬を使った。春菊に使えないことを確認しなかった」と話したという。同じハウスで栽培した春菊をすべて廃棄した。【佐藤丈一】
２月９日朝刊
最終更新:2月9日16時0分
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