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 ★阿修羅♪
言ったとおりに書かんかい!
http://www.asyura2.com/0601/health12/msg/560.html
投稿者 どっちだ 日時 2007 年 3 月 20 日 23:17:26: Neh0eMBXBwlZk
 

---医療報道を斬る------------------------------

http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/200703200000/

大野病院事件第3回公判

言ったとおりに書かんかい!


 まずは毎日新聞の記事を読む前に、

福島県立大野病院事件第三回公判(1) http://lohasmedical.jp/blog/2007/03/post_533.php

福島県立大野病院事件第三回公判(2)http://lohasmedical.jp/blog/2007/03/post_534.php

を読むことをお奨めする。クリックで飛べます。

 上記を読んだ上で、次の毎日新聞の記事を読んでみましょう。

証人尋問で麻酔科医、刑事責任追及を疑問視 大野病院医療事故
07/03/19
記事:毎日新聞社

大野病院医療事故:証人尋問で麻酔科医、刑事責任追及を疑問視----地裁公判 /福島

 ◇「明らかな過失ない」

 県立大野病院で起きた帝王切開手術中の医療事故で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた同病院の産婦人科医、加藤克彦被告(39)の第3回公判が16日、福島地裁(大沢広裁判長)であり、証人尋問が行われた。手術に立ち会い、自身も被疑者として警察の取り調べを受けた同病院の麻酔科医は「ミスと呼べるようなことがあったかは疑問」と、加藤被告への刑事責任追及に疑問を投げかけた。

 麻酔科医の証人尋問では、助手として立ち会った同病院の外科医も被疑者として取り調べを受けたことが明らかになり、麻酔科医は「逮捕を覚悟した」と述べた。その上で手術について「他の臓器を傷つけるなど明らかな過失はなかった」と証言した。また、術中に「わき出るような出血があった」と証言したが、胎盤剥離が原因だったか「時期については記憶があいまい」として明言しなかった。

 この日は手術に立ち会っていた助産師に対する証人尋問も行われた。助産師は、県立医大病院で行われた同様の症例の手術で大量出血があったことを術前に聞いていたため、「うちの病院(大野病院)で対応できるのか不安だった」と述べた。【松本惇】

 記事では外科医が被疑者として取り調べを受け、麻酔科医も逮捕を覚悟したように書かれているが、上記リンク先では麻酔科医自身が被疑者として取り調べを受けたとなっている。どちらが正しいのかbambooには判断が付かない。まあ、どちらでも、麻酔科医が逮捕におびえつつ供述したことには違いない。その供述だが、細かいニュアンスは全く無視され、断定していないことも断定したように書かれたそうな。供述するのは取り調べを受けている人だが、供述書を書くのは調べる側だ。そして、調べる側の仕事は、有罪に持っていくことなのだ。供述証書は何度も何度も読み返して、気に入らないところが全くなくなるまで訂正させない限り、署名をしてはいけないのだ。自分が不利になるだけでなく、他人にも迷惑をかけることになるからだ。

 結局麻酔科医も被告人を無責とする証言をしているので、検察は医者同士のかばい合いで事実を歪曲しているというシナリオを書くことにしたようだ。裁判官が騙されないと良いが。

 さて、もう1人の助産師だが、記事でも前置胎盤のような危険な症例を大野病院でやって良いのかという不安があったように書いてある。もちろん検察も、その様な危険な症例を大野病院でやったこと自体がミスであるというシナリオを書いている。でも、この助産師は、それまでに前置胎盤の症例はゼロで、その後も経験していない。つまり、この症例一例だけが唯一の症例なのだ。不安も大学で大出血の症例があったという伝聞によるものである。何の問題もなく終わる前置胎盤の症例が大多数だと言うことも知らないのだ。一方、何の問題もないと思われた自然分娩で、頸管裂傷などで大量出血を来して亡くなることもあると言うことも知らないだろう。

 この助産師が実際に大量出血を予想していたとしたら、点滴ルートは出来るだけ太い針で取ったであろう。でも、実際は18ゲージか20ゲージの指示の所、20ゲージで取った。数が増えるほど細い針なので、輸血のスピードは遅くなる。大量出血が予想されるのであれば、してはならない選択だ。結局、経験の浅い助産師が、何となく漠然と不安に思ったことが、さも重大なことのように取り上げられたと言うことだろう。検察にもメディアにも。

 上記リンク先によれば、繰り広げられた茶番はこれだけじゃない。確実な証拠である胎盤や胎盤の写真、麻酔記録などをさしおいて、2年も前のあやふやな記憶に基づいた証言や、経験の乏しい助産師の主観などで心証を形成しようと言う魂胆が透けて見える。前にも書いたが、裁判で求められるのは真実ではない。お互いに不利な証拠は隠せるだけ隠し、自分に都合の良いストーリーを裁判官に吹き込むこと。これが裁判なのだ。死と常に隣り合わせの医療という仕事は、刑事告発されれば、場合によっては重大なミスが無くても有罪になるおそれはある。そんな制度は許してはならないと思う。まともな医療の存続を願うのならば。

 この件は刑事事件として裁くようなものじゃない。さっさと終わりにして、被告人を解放しよう。

----フリーマガジン「Lohas Medical ロハス・メディカル」ブログ--------------

http://lohasmedical.jp/blog/2007/03/post_533.php

福島県立大野病院事件第三回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月16日 23:05
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本日の裁判と言えば
世間ではホリエモン一色だったのかもしれないが
この裁判も忘れてはいけない。


冷たい雨の降った前回と打ってかわり
福島には雲ひとつない青空が広がっていた。
そんな中、前回に引き続いて検察側証人2人の尋問。
午前は当該帝王切開手術に立ち会った県立大野病院のS助産師。
午後は当該手術の麻酔医だった県立大野病院のH医師。
ということで、午後6時10分まで要した
ロングラン法廷を何回かに分けてレポートする。

何回かに分けるのは
しばらく待てば
周産期医療の崩壊をくい止める会サイトに
詳細な傍聴録が載るから。


この傍聴録を巡ってと思われる面白いことがあった。
開廷前に裁判所の職員と裁判長から
二度に渡って
「メモは許可されているが録音は許可してないから
 録音しないように。
 もし録音しているのを見つけたら退廷させるし
 次回から荷物検査をする」旨の注意があったのだ。


そりゃ、そうだよな、あんなの載ったら録音したと思うよな。
しかーし、私は横で見ていたから知っている。
事務局のM医師とH氏が
人間業とは思えないスピードでメモをしていたのを。


私自身、記者時代
「録音なんて能無しのすることだ」と教えられて育ち
取材の際もほぼ逐語記録してきたので
メモを取るスピードには相当自信があった。
しかし事務局の人たちのを見たら自信をなくしたし
自分でメモするのがアホらしくなった。
恐るべし、医師の潜在能力!!


面白いといえば、こんなこともあった。
本日、傍聴券を求めて並んだのは119人と
前回よりまた少し減ったのだが
明らかに警察官という集団だけが
過去2回の10人から20人に増えていた。
彼らは過去2回全敗していたので雪辱を期したのだろう。


ところが、こういう時に限って
彼らは6枚も傍聴券を取ってしまったのだ。
そしてあろうことか、うち2人しか入廷せず
傍聴券4枚を無駄にしたのだ。
外れた他の人にあげればいいのに!!
この結果、開廷の際、裁判長を
「傍聴の方はもう全員入廷されてますか?」と
怪訝そうにさせてしまった。


ちなみにこの裁判長は今回限りで交代のようで
これだけ注目を集める訴訟の指揮をするのは
最後になるのかもしれない。
恐らくこのことが影響したと思われる
「存分におやりなさい」という訴訟指揮の結果
午後の部は6時10分まで延々と続いたのである。


もう一つ面白いこと。
前回の公判でヘマをした最若手の検察官が
女性の検察官と交代していた。
信賞必罰というヤツだろうかと思って見ていたが
後になって、この女性検事は相当キレ者であることが分かった。
最初からこっちにしておけば良かったんじゃないのか?


ということで前置きが長くなったが本題に入ろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

証人尋問を2回連続で見て二つ感じたことがある。
今回の法廷が「イリュージョンショー」になっていること
そして医療者と司法との相性の悪さである。


順に説明しよう。
まず「イリュージョンショー」の方から。


S助産師は(弁護人の反対尋問によれば)高卒後に看護学校へ行き平成12年に看護師資格を取得、1年ほど小児科クリニックでパート勤務をした後、助産学校へ1年通って平成14年に助産師となっている。事件当時までの出産立会いの件数は40〜50件、うち帝王切開は5回〜10回(6回が正しいらしい)。

  検察 帝王切開の際、助産師の役割は一般的にどういうことですか? 
  S助産師 先生がとり上げた赤ちゃんを受け取って処置した後で新生児室のスタッフへ引き渡して、それから胎盤を持って帰って計測するのと、手術後のお母さんの状態観察をします。
  検察 なぜ胎盤の計測をするのですか。
  S助産師 胎盤に欠けている部分があった場合、それが子宮内に残っていると収縮が悪くなって出血が止まりづらいからと理解しています。
(間に別のやりとり)
  検察 Aさん(亡くなった患者さん)の胎盤を計測したのは誰ですか。
  S助産師 私です。
  検察 どこで計測したのですか。手術室で計測したのですか。
  S助産師 分娩室(筆者注:手術室ではないということ)にある流し台のところです。
  検察 胎盤は既に分娩室にあったのですか。誰かが持ってきたのですか。
  S助産師 はっきり覚えていませんが、私が取りに行って持ってきたのかなと思います。
  検察 胎盤に特に変わった点はありましたか。
  S助産師 変わっていました。
  検察 どんな点が変わっていましたか。
  S助産師 大きさが大きいのと母胎面がグチャグチャになっていて、母胎側の実質にないころがあって、今までに見たことがないものでした。
  検察 どんなものか絵に描いていただけますか。

と、ここで弁護人から異議が出る。
  弁護人異議 実物の写真が証拠として出ているのですから、絵など描かせずに写真を使えばいいではないですか。
  検察 本人のイメージを言葉にしにくい面もあろうかと思いまして。
  裁判長 イメージを表現するということですよね。結構です。

理解不能である。写真があるのに、それを使わない理由は何だ?時間の無駄も省けるではないか。
こう思って呆然と眺めていると、再度弁護人から鋭い声が飛んだ。
  弁護人異議 検察官の指示に従って描かせてるじゃないか!
  裁判長 (珍しく不快気に)指示しないように。(証人に向き直って)あなたの記憶に残っている通りに描いてくださいね。
  S助産師 はい、うまく描けないんですが。

一枚の円盤ではなく、夫婦岩のように山が二つある絵を描いた。

  検察 実質がない部分はどうなったのですか。
  S助産師 ここに実質があったのか取れてなくなったのか何なのか。
  検察 どう感じましたか。
  S助産師 ここにあったものが取れてしまったのかと思いました。
  検察 取れてしまったものは、どこにあるのですか。
  S助産師 納盆になかったので子宮にあるのかなと思いました。
  検察 母体から取り出したものは皆納盆に載せることになっていたのですか。
  S助産師 はい。
  検察 だから子宮に残っていると思った。
  S助産師 はい。

これだけ聴いていたら、出血が止まらなかった原因はこれか?
と結構驚く話である。
しかし。。。

  検察 医師に報告しましたか。
  S助産師 報告をしに行ったような記憶がありません。
  検察 なぜですか。
  S助産師 ・・・(10秒ほど沈黙)
  検察 先ほど子宮に残っていると収縮が起きづらいという証言をされましたよね。とすれば医師に報告しなければとは考えなかったのですか。
  S助産師 剥がして取ったのが先生なので、先生は分かっているんじゃないかと。あと胎盤の計測をした時にはそういう状況じゃなくなっていたので。
  検察 そういう状況じゃないとは、どういうことですか。
  S助産師 病棟もいろいろ忙しくなっていたので。
  検察 具体的にはどういうことですか。
  S助産師 輸血を注文したり、採血するためA型の職員を集めたり。
  検察 今回の帝王切開のためですか。
  S助産師 はい。

検察が書証として証人が記した当該手術の看護記録を示す。
先ほど書かせたのと同じような胎盤の図が描いてあり、
先ほど「実質がなかった」と証言した部分について、
「膜だけ」「欠損」などとの記述とともに「不完全」に丸がつけてある。
この看護記録が、
県の調査報告や警察の捜査に影響を与えたことは想像に難くない。


この後、補充尋問があって、弁護人の反対尋問に移る。
初登板の女性弁護士が「あなたはね」と
やたら語尾に「ね」をつけて圧迫するように話すので
そんなに詰問口調にならなくてもと最初は思ったが
途中から、なるほどーと思うようになった。


  弁護人 あなたはね、Aさんの手術の前にね、前置胎盤の手術に立ち会ったことがありますか。(以下、「あなたはね」は省略)
  S助産師 ないです。
  弁護人 このケースが初めてだったということですね。
  S助産師 おそらく初めてだったと思います。
  弁護人 その後はどうですか。
  S助産師 記憶にないので恐らくないのかなと思います。
  弁護人 このケースの前に癒着胎盤の手術に立ち会ったことがありますか。
  S助産師 ないです。
  弁護人 このケースの後はどうですか。
  S助産師 なかったです。
  弁護人 前置胎盤の人の胎盤を見たことがありますか。
  S助産師 見たことないです。
  弁護人 癒着胎盤の人の胎盤を見たことがありますか。
  S助産師 見たことないです。
  弁護人 用手剥離された胎盤はどうですか。
  S助産師 普通の帝王切開の人のは見たことがあります。でも経膣分娩の人のは見たことないです。
(間にしばし別のやりとりの後)
  弁護人 胎盤病理の専門家は、今回の対談を膜様胎盤もしくは分葉胎盤でないかと鑑定しているのですが、そういうものであるとは考えませんでしたか。
  S助産師 その時はそういうことは考えませんでした。
(弁護人交代して、しばしやりとりの後、胎盤の写真を示して)
  弁護人 これは卵膜ではありませんか。
  S助産師 はい。
  弁護人 あなたが不完全と言ったのは、どこの部分ですか。
  S助産師 (画像を指差す)
  弁護人 卵膜が途切れなく続いているのは分かりますか。
  S助産師 はい。
  弁護人 あなたがグチャグチャと書いたのは、どこの部分ですか。
  S助産師 (写真を指しながら)普通はツルンとしているものが、カレーの固まったような感じというか。
  弁護人 要するにあなたの「グチャグチャ」というのは、この写真のような状態のことを言うのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 看護記録には「欠損か?」とクエスチョンマークが付いてますね。
  S助産師 はい。
  弁護人 元々なかったとは考えませんでしたか。
  S助産師 少し考えました。
  弁護人 だからクエスチョンマークが付いているのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 胎盤病理の専門家は今回の胎盤を分葉胎盤か膜様胎盤でないかと言っているのですが、そのような胎盤があることを知っていましたか。
  S助産師 その当時は知りませんでした。
  検察官異議 弁護人は不同意鑑定の内容に基づき尋問しています。

既に弁護側は一度尋問してしまっているのだが、今日は検察も少し気が抜けているのだろうか。

  裁判長 鑑定を持ち出さなくても端的に知っているかどうか尋ねればいい話ですよね。
  弁護人 今は知っているのですか。
  S助産師 はい。
  弁護人 今なら、この胎盤をそうだったと見るかもしれませんか。
  S助産師 私にはちょっと判断できないのですが。

ひどい話である。
子宮も胎盤も警察が押収しており現存しているのである。
このような経験の浅い助産師の記録や記憶に頼らずとも
現物を鑑定し判断すればよいではないか。
尋問に慣れていない関連証人に対して
本来は答えられないような範囲のことまで証言を求め
それを根拠に事件の構図を組み立て心証形成を狙う
まさに「イリュージョンショー」である。
ただし当然のことながら、尋問に答えた側にも責任がある。
それは別項で述べる。


別項に移る前に
もう一つイリュージョンの実例を示そう。


  検察 その手術にかかわったのは一人でしたか
  S助産師 二人です。私のほかにもうひとりです。
  検察 通常は帝王切開に助産師が二人はいるのですか?
  S助産師 いつもは一人です。
  検察 なぜそのときは二人入ったのですか。
  S助産師 手術に対して患者さんの不安が強く、不安軽減のため赤ちゃん係とお母さんの声かけ係とでスタッフが二人になりました。
  検察 もうすこし大きな声でお願いします。ではそうすると、患者さんの不安ということで、不安の内容はどういうものでしたか。
  S助産師 具体的に不安をきいていないですが、手術の前に、前が帝王切開で、前置胎盤だから、出血が多くなる可能性があるとか、危険性の説明をされているので不安なのかなと思っていました。
  検察 前置胎盤のとき出血が多くなるということですか。他にはどういうことが考えられますか
  S助産師 出血が多くなると、子宮摘出術や他病院へ運ぶ可能性があります。
  検察 患者さんが子宮摘出を嫌がっていましたか。
  S助産師 特に嫌がる言葉を聞いたことはありませんでした。
  検察 手術の説明はどなたがしたのですか。
  S助産師 加藤先生が説明しました。
  検察 患者さんの出血が多くなるとか子宮摘出に不安をいだくことは手術の支障になりますか。
  S助産師 特別そういうことはないと思います。
  検察 患者さんが不安を感じていたということだが、証人自身は不安を感じていましたか。
  S助産師 不安は感じていました。
  検察 それはどういう内容の不安ですか。
  S助産師 手術の前に、県立医大で似たような症例で、大変な出血でとても大変だったという話を聞いたので。
  検察 具体的に教えてください。その手術は12月17日より前のいつ頃のことですか
  S助産師 そういうことがあったと聞いたのは、患者さんが入院された後でした。
  検察 入院後ですね。
  S助産師 話を聞いたのは入院後でした。
  検察 県立医大で手術が大変だったと、それと比較してどういうところがどう違っていたのですか。
  S助産師 県立医大には産婦人科医がたくさんいる。それでも大変だったということなのに、今回は人がまったくいない。普通の病院には産婦人科医が一人しかいなく、同じようになって対応できるか、輸血を注文しても届くのに時間がかかるし、もし同じようになったときうちの病院で対応できるか不安でした。
  検察 他の同僚に不安を話したことはありましたか。
  S助産師 ありました。
  検察 加藤医師に進言した方はいましたか。
  S助産師 先輩助産師が進言したというふうに聞いています。
  検察 先輩助産師はどなたですか。
  S助産師 たしかKさんだったと思います。
  検察 加藤医師は進言を受け入れてくれなかったのですか。
  S助産師 直接私が聞いていないのでわかりません。
  検察 患者さんは不安ということの他に問題となることはありましたか。
  S助産師 特になかったと思います。


  弁護人 患者さんの不安の話は、本人から直接にはきいていないのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 でもあなたは不安を感じていた。
  S助産師 はい。
  弁護人 それはなぜですか。
  S助産師 県立医大で似たような症例で大変だったという話があったので。
  弁護人 似たような症例とはどのようなものでしたか。
  S助産師 はっきり覚えていないのですが、おそらく前回帝王切開で前置胎盤の患者さんだったと思います。
  弁護人 そこで、あなたも不安を感じたわけですね。
  S助産師 大丈夫かなと漠然と不安はありました。
  弁護人 大野病院で手術しない方が良いと進言した本人から直接聞いたのですか?
  S助産師 その状況もよく覚えていないのですが、ナースステーションで何人かでそういう話をしていました。
  弁護人 誰かが「進言したらしい」と聞いたのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 大野病院で前置胎盤を扱ったことがあるのは知っていましたか。
  S助産師 はい。
  弁護人 知っていてもなお不安だった。
  S助産師 はい。
  弁護人 点滴ルートの確保は誰がしましたか。
  S助産師 私です。
  弁護人 何ゲージの針を使ったか覚えていますか。
  S助産師 18か19ゲージだったと思いますが、覚えていません。
  弁護人 では看護記録を見てみましょう。この署名はあなたのものですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 これを見るといくつのラインですか。
  S助産師 20ゲージです。
  弁護人 医師の指示は何ゲージだったか覚えていますか。
  S助産師 覚えていません。
  弁護人 では指示書(?)を見ましょう。何と書いてありますか。
  S助産師 18Gから20Gと書いてあります。
  弁護人 20Gを選んだのはあなたですか。
  S助産師 そうだと思います。
  弁護人 なぜ20Gを選んだのですか。
  S助産師 なぜだかは分からないです。
  弁護人 分からないときは、いつも20Gを選ぶのですか。
  S助産師 18Gは太いので、18Gだと失敗するかもしれないと思いました。
  弁護人 20Gの方が細いのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 あなたにとって細いゲージの方がやりやすい。
  S助産師 はい。
  弁護人 県立医大の例で不安だったということでしたが、不安の内容は出血でしたか。
  S助産師 はい。
  弁護人 そうであれば出血に備えて点滴ラインは太いものを確保すべきではなかったのですか。どうして太い18Gで確保しなかったのですか。
  S助産師 18Gの方が良いのでしょうけれど、この場合は・・・
  弁護人 現実に不安を感じていたのなら、18ゲージで確保すべきだったのにしなかった。それはどういうわけですか。
  S助産師 ・・・(10秒ほど無言)
  検察官 異議あり。証人が記憶にないことについて理由を尋ねています。
  裁判長 端的に質問してください。異議を棄却します。
  弁護人 分からなければ分からないで結構ですが、証人はそれほど具体的な危険を感じていなかったので、20Gを選択したのではないですか
  S助産師 そうかもしれません。


「前からそう思ってたんだよ」と後で言うのが人の常とはいえ
いやはやである。
その他の不安要素もすべて伝聞でしかない。
そんな「私は元から不安に思っていた」を根拠に
無謀な手術を行ったと結論づけられたらたまったものではない。


さらにもう一点、イリュージョンを。
今度はH医師の尋問から。

検察側が供述調書と証言との食い違いをさんざん指摘した後で
  検察 弁護人と面会したことはありますか。
  H医師 はい。
  検察 それはいつですか。今年に入ってからですか。
  H医師 はい。
  検察 3月に入ってからですか。
  H医師 はい。
  検察 その時、弁護人以外に誰か同席していましたか。
  H医師 1回目は同席者がいました。
  検察 なるほど2回面会しているのですね。面会は証人から申し出たのですか、弁護人からですか。
  H医師 弁護士さんの方から。
  検察 1回目の時に同席したのは誰ですか。
  H医師 産婦人科のY先生です。
  検察 それはどのような人ですか。
  H医師 福島医大の助教授です。
  検察 その方からは何か話がありましたか。
  H医師 何かと言いますと?
  検察 確認しますが、Y先生は福島県立医大の何科の医師ですか。
  H医師 産婦人科です。

これだけ聞くと公判前に弁護側が圧力をかけたかのようだ。
しかし

  裁判長 今回証言するにあたって、検察官と打ち合わせはしなかったのですか。
  H医師 しました。
  裁判長 その時、調書との食い違いは指摘されなかったのですか。
  H医師 指摘は受けました。
  裁判長 指摘を受けたとは、どういうことですか。
  H医師 こう喋りましたね、と言われました。正直記憶がないので、そう書いてあるのならそうなんでしょうね、と言いました。
  裁判長 訂正したいところは特に無かったと。
  H医師 本当にそう言ったのか記憶が曖昧なので、絶対に間違っているとも言えませんでした。

なんのことはない。
検察側だって、調書の内容を覆されないよう圧力をかけていたのだ。

http://lohasmedical.jp/blog/2007/03/post_534.php

福島県立大野病院事件第三回公判(2)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月17日 16:31

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昨日エントリーした(1)では
検察の「イリュージョンショー」について主に書いた。
今日は、医療者と司法との相性の悪さについて述べたい。
なお、公判全部のやりとりは
周産期医療の崩壊をくいとめる会サイトをご覧いただきたい。

検察官は前回公判の産婦人科医・K医師の時と同じように
今回の麻酔科医・H医師に対しても
その検面調書(不同意書証)の署名指印部分を示してから
あの時はこう言いましたよねという尋問を行った。
さらに弁護人とH医師との事前打ち合わせの際に
福島県立医大産婦人科のY助教授が同席していた
との証言を引き出して
「医療界がグルになって圧力をかけて証言を変えさせている」
との心証形成を諮った。
前回が前回だっただけに安っぽい三文芝居に見えてしまうのだが
それでも、場合によっては裁判の流れを決定づけかねない攻撃だ。


検察側がこのような攻撃に出るのは
元をただせば
重要な点について
供述調書の内容と公判証言とが食い違うところに問題がある。


警察・検察の取り調べの問題に帰すことは簡単だし
それが最も大きいのだろうとは思うのだが
全てとは言えないのでないか。
司法と医療との間に、溝を埋めがたいほど
根本的な考え方の違いがあるように思えてならない。


なお下記のやりとりは
麻酔記録を見れば分かることを
事件後2年以上も経った記憶と照合させるという
一般人には意味を理解しがたい主尋問を延々と繰り広げ
かなりの部分に関して「記憶が曖昧」という証言があった後の
検察による再尋問である。


  検察 今日の証人尋問の前に検察で事情聴取を受けたと思いますが、その時は当時の記憶に従って説明したということでよいでしょうか。
  H医師 はい。
  検察 話した内容は供述調書を読んで確認しましたか。
  H医師 その場で確認しました。
  検察 内容に訂正したいところがあれば訂正し、確認し署名をしましたか。
  H医師 はい。
  検察 複数回取調べを受けて、記憶のはっきりしたところははっきりと、曖昧なところはそのように証言しましたか。
  H医師 はい。
  検察 供述調書の署名指印を証人に示します。
(複数の供述調書の署名指印をH医師に見せる)
  検察 甲23号証、平成18年3月3日に検察で取調べを受けたのは覚えていますか。
  H医師 日付までは覚えていませんが、取調べがあったことは覚えています。
  検察 pumpingを開始した理由を説明していますが、どのように説明したか覚えていますか。
  H医師 いいえ覚えていません。
  検察 では、記憶喚起のために読み上げます。「看護師から出血2000mlの報告があり、目に見え出血が増えていました。通常の輸液では間に合わないので、2本あったラインの左側でpumpingを開始しました」。3月3日当時の供述を聞いて、pumping開始が2000mlの報告と目に見える出血を受けてのものと証言したことを思い出しましたか。
  H医師 思い出せませんが、記録がそうなっているのであれば、その時はそういう記憶があってそう話したのだろうと思います。
  検察 pumpingとヘスパンダー投与の前後関係は覚えていますか。
  H医師 覚えていません。
  検察 「pumping開始後まもなく血圧が下がったので、pumpingによってヴィーンFを全て体内に送り込んでから、さらに左右それぞれヘスパンダー500mlをつないだのです」。
  H医師 しゃべったかことは覚えていませんが、そう記録されているということは、そう言ったのでしょう。
  検察 目に見える出血もヘスパンダー投与の理由と話していますが。
  H医師 そう言ったかは覚えていません。調書にあるならそう言ったのでしょう。
  検察 子宮内から血が風呂のようにわき上がってきたのが、どの時点からかは今ははっきり記憶していないということでしょうか。
  H医師 はい。
  弁護人 異議。不同意調書について読み上げている。
  検察 証人の記憶喚起のために読み上げているのであり、弁護人の異議には理由がないと思料いたします。
  別の検察官 刑訴法227条だよ。
  裁判長 捜査時点と今との一致を確かめているわけですよね。異議は棄却します。
  検察 「子宮を切開した開口部と手やクーパーの隙間から子宮内の様子が見えた事が何度かある。子宮内から血がわき上がるように出ていた」。
  H医師 調書の記憶はほとんどありません。
  検察 記録があるなら喋ったのだろうということですか。
  H医師 そうなりますね。
  検察 「子宮から大量に出血していることが分かった」。
  H医師 書いてあるなら。
  検察 どういう器具だと思ったのか。
  H医師 クーパーかと思ったが断言はできなません。
  検察 「どの時点からクーパーを使っていたのかは分からない。子宮を切開した開口部と手やクーパーの隙間から子宮内の様子が見えた事が何度かある。子宮内から血がわき上がるように出ていた」。
  H医師 特に警察の場合がそうでしたが、こちらのニュアンス的なものを全て断言するような形にされてしまったんです。
  検察 表現がどうかはともかくとして、内容として、記憶に無いことをあるとして述べたことはありますか。
  H医師 ありません。
  検察 「子宮を切開した開口部と手やクーパーの隙間から子宮内の様子が見えた事が何度かある。子宮内から血がわき上がるように出ていた。子宮から大量に出血していることがわかった」という記憶があって説明したと。
  H医師 そうだと思います。
  検察 「実際の出血範囲は分からないが、見た感じの印象として子宮内全体からわき出るように出血していました」。
  H医師 そう調書にあるなら。
  弁護人:主尋問の時点で既に予定時間を30〜40分オーバーしています。長すぎませんか。
  検察 反対尋問の内容を受けて、確かめるために新たに質問する必要があります。
  裁判長 異議を棄却します。
  検察 器具を使い始めたことと出血の増減については、今は曖昧ですか。
  H医師 はい。
  検察 捜査当時は「クーパーを使い始めたのと2000mlの報告の前後関係ははっきり思い出せません。ただ、出血が急激に増えてきたのはクーパーを使った後でした」。
  H医師 そういう記憶で言ったのでしょう。
  検察 警察での最初の事情聴取が平成17年4月23日にありましたか。
  H医師 日付は覚えていませんが、警察で取調べを受けたことはありました。
  検察 出血についてどう説明したかは覚えていないということだが、「子宮が壁となって断言はできないがクーパーのように見えた」と。
  H医師 細かいニュアンスは無視され、断言していないところを断言したように書かれました。事情聴取というのは、こういうものなのかと警察に対しては半分諦めていました。
  弁護 員面調書は開示すらしていないのだから関係ないでしょう。
  裁判長 関係ないですね。
  検察 証人の認識として、警察より検察の方がニュアンス的なものを取ってくれたということでしょうか。
  H医師 そうですね。警察よりは。


H医師の証言が
どんどん投げやりになっていくのがお分かりいただけると思う。
そして(1)の時にも挙げた下の証言へとつながっていく。


  検察 弁護人と面会したことはありますか。
  H医師 はい。
  検察 それはいつですか。今年に入ってからですか。
  H医師 はい。
  検察 3月に入ってからですか。
  H医師 はい。
  検察 その時、弁護人以外に誰か同席していましたか。
  H医師 1回目は同席者がいました。
  検察 なるほど2回面会しているのですね。面会は証人から申し出たのですか、弁護人からですか。
  H医師 弁護士さんの方から。
  検察 1回目の時に同席したのは誰ですか。
  H医師 産婦人科のY先生です。
  検察 それはどのような人ですか。
  H医師 福島医大の助教授です。
  検察 その方からは何か話がありましたか。
  H医師 何かと言いますと?
  検察 確認しますが、Y先生は福島県立医大の何科の医師ですか。
  H医師 産婦人科です。


検察は、H医師が圧力をかけられて
あったはずの記憶をなくした、という物語を描いている。
さて弁護側はどうするのか。反対尋問である。


  弁護人 警察から被疑者として取調べを受けましたね。
  H医師 はい。
  弁護人 今まで被疑者として取調べを受けたことはありますか。
  H医師 今回初めてです。
  弁護人 警察の取調べでは半分諦めていたということでしたが、何を諦めていたのですか。
  H医師 細かなニュアンスが無視され、断言していないところも断言したようになっていました。不快な態度も取られ、調書というものは断言した感じに書かれるものなのだろうと。
  弁護人 調書を取られる時に不快な態度を取られたりして、自分が不利益を被るかもしれないと思ったことはありますか。
  H医師 あります。
  弁護人 検察官の調り調べは3月3日で、2月18日の加藤先生の逮捕の直後、ちょっと後ですが、あなたも逮捕されるかもしれないという不安はありましたか。
  H医師 逮捕を覚悟しておりました。
  弁護人 検察官の取調べでも断定したように書かれましたか。
  H医師 警察よりはましでしたが、裁判に使われるとは思わなかったし、裁判で使われるとは知りませんでした。
  弁護人 断定的に書かれたのですか。
  H医師 断定的に書かれました。
  弁護人 警察で話した内容に引きずられて、検察で考えた内容が言えずに不正確になったことはありますか。
  H医師 おおよそ合っていましたが、ニュアンスの面や、断言については微妙です。
  弁護人 現在の法廷での証言では心理的圧迫は無く、記憶にしたがって証言できていますか。
  H医師 はい。
  弁護人 Y先生との打合わせで記憶と違うことを話しているということはありませんか。
  H医師 記憶とは違ってないです。
  弁護人 警察や検察での取調べの時のあなたの心理状態と、公判廷でのあなたの心理状態を比べて、どちらが自由に真実に近く話せていますか。
  H医師 記憶に近いのは今の方です。


検察側が思ったほどポイントを取れなかったと思われるのは
(1)の裁判長質問からも伺える。
しかし繰り返しになるが
なぜ証人が皆、検察のイリュージョンに加担するような
供述調書を取られているのか。
本当に警察・検察が一方的に悪いのだろうか。


最後にこの日の公判でほとんど登壇しなかった女性検察官が
追加尋問を行った。
察するに、この検事がH医師の調書を作成したものらしい。
失礼ながら、このやりとりは、
大人が子どもを「ダメでしょ」と諭しているようだった。


  検察 検察官の取調べで、断定できないところでも断定するように取られたという証言ですが、その場では訂正を申し立てなかったのですか。
  H医師 申し立てたかもしれません。覚えていません。
  検察 自信の無い部分も断定的にされたと。
  H医師 断定的に書かれました。
  検察 調書の内容を確認した方法ですが、まずプリントアウトしたものを渡されて黙読し、同時に検察官が音読するという方法で確認しませんでしたか。
  H医師 はい。そういう方法でした。
  検察 違うと思うところがあれば言ってください、と言われませんでしたか。
  H医師 はい。言われました。
  検察 何度か申し立てをして訂正するところを訂正しませんでしたか。
  H医師 はい。
  検察 その後で清書に署名捺印をしたのではなかったですか。
  H医師 はい。


H医師からすれば
「客観的事実に照らして判断してください。
 照らすべき事実がないなら『疑わしきは被告人の利益に』でしょ」
という心境ではないかと推察する。
だが現在の司法ルールでは
いったん署名捺印してしまったなら、それは証拠能力を持つのだ。
立場を引っくり返した検察側が
(そもそも事件の見立てがおかしいという問題はさておき)
きちんと手続きしたのに、なぜ揃いも揃って証言を翻すのかと、
怒り心頭になるのも分からないではない。


要するに
司法ルールを当然のことと考えて行動している人たちから見ると
医療者の「司法リテラシー」は低すぎるのであり
一体どういう発想で動いている職業集団なのか理解不能だと思う。
トラブルに巻き込まれないためにも
医療者は、もう少し世の中の動きに関心を持って
一般の社会人として振舞うことも考えた方が良いと思う。


ただし、一方の患者サイドから見た場合
医療者に司法リテラシーを求めるのが果たして良いことなのか。
傍聴記を離れてしまうが
なぜにここまで医療者は司法ルールに無頓着で
司法の場でオロオロしてしまうのかという問題と併せて
私なりに考えたことを述べてみたい。


人間が生きていく中で従わねばならない最も基本的な規範は何か。
現在の日本ではほとんどの人が
「憲法」とか「法律」とか答えるのであろうが
少なくとも医療者にとっては(科学者にとっても?)
法律よりも自然法則の方が上位概念ではないだろうか。


社会が(イコール人間が)どんな決まりや約束事を作ろうが
人間にできることなどタカが知れており
できないことはできないのである。
法律で病気が治ったり
まして死にそうな人が蘇生したりは絶対にしないのである。
であれば医療者が日常で学び指針とすべきは
自然法則であり、過去からの経験の集積であって、法律ではない。


医療者は違法行為をしても許されると主張しているわけではない。
医療といえども社会システムであるから
社会のあり方と無関係に存在するわけにもいかず
その目が医療者に対して厳しくなっている現状は否めないのだが
角を矯めて牛を殺すなかれ。
ただでさえ学ぶべきことが多い医療者に対して
司法ルールを学びなさい、法律を第一に考えなさいというのが
本当に社会全体の利益になるのかは考えどころだ。

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