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Re: 加古川心筋梗塞賠償訴訟、これが真相か
http://www.asyura2.com/0601/health12/msg/702.html
投稿者 町医者 日時 2007 年 4 月 25 日 17:04:24: Jlt0pjLrwYKl6
 

(回答先: 政治板リンク:また一人将来有望な医師が消されました 直接犯は橋詰均裁判長 投稿者 どっちだ 日時 2007 年 4 月 21 日 17:31:56)

2007-04-25 加古川心筋梗塞賠償訴訟、これが真相かいつも読ませてもらっている「健康、病気なし、医者いらず」のDr.I様が、先日私も書かせてもらった加古川の事件のさらなる真相を加古川、心筋梗塞事件。衝撃の事実として書いておられます。真相の根拠とされた内部情報は事件当日に現場医に居合わせた看護師と考えれる人物からであり、Dr.I様はなんらかのルートから直接のコンタクトを取り、この事件の循環器医から見て必要な情報を集めて解説されています。

小児科医である私の解説よりもDr.I様のエントリーを読まれるほうがよほど詳しいのですが、のぢぎく県の事件ですし、一人でもたくさんの医師が取り上げた方が望ましいと考え、協賛エントリーの趣旨で私も解説させてもらいます。内部情報の原文をまず引用します。

まず、電話で「胸が苦しく気分が悪い」というような内容の訴えと受診依頼があり、すぐに受けた。何回か加古川市民病院の受診歴はあるものの、定期通院をしている方ではなかった。確か64歳の男性。奥さんと一緒に歩いて来院され、診察室に入ったのは昼の12時過ぎ。二次救急の日ではなかった。小児の患者さんは数人おられ、小児科医師が対応していた。

たまたまアルバイトで来ていた内科医師(前回の記事で、循環器ではない医師って書きましたが、循環器内科医だと思われます。すいません)は、すぐに患者さんをベッドに寝かせアナムネ(患者の症状とかの話)を聴取しつつ心電図をとり、モニターを付け、採血をした。ただちに心筋梗塞を疑っての処置です。

採血にはトロポニンTも含まれており、その陽性と心電図でAMI(急性心筋梗塞)と診断した。トロポニンTが出てすぐ。時間は「12時40分位かなぁ・・」 と、言っていましたがはっきりしていません。

診断後すぐにミリスロールとリドカイン開始(点滴治療)。すぐ家族にカテ(カテーテル治療、経皮的冠動脈再建術:PCI)のできる施設に転送の必要ありとムンテラ(患者、患者の家族への説明)をし、すぐ転送先を探す電話をし始めた。本当に診断後、即、だそうです。

まず神鋼加古川に電話。しかし、神鋼の当直医師も循環器医師に連絡して確認しないといけません。一旦電話を切ってその返事待ちです。結果は受け入れ出来ない、との事。その後同じ事を繰り返しました。一件につき10分〜15分はかかります。高砂市民病院、姫路循環器病センター、三木市民病院、神戸大学病院にあたりましたが全てダメ。結局、高砂市民病院(神鋼加古川?記憶があいまい)に転院する事になったそうです。

搬送先が決まり、救急車を要請。救急隊がストレッチャーに乗せようとした瞬間。おそらく報道の14時30分「容態悪化」の事だと思いますが全身性の痙攀がおきた。その後、心マ(心臓マッサージ)、挿管(気管内挿管)を行っていますが全く無理な状態だったそうです。

容態悪化の14時半から死亡確認の15時半までは 蘇生治療をしていたと思われます。

小児科の看護師さんも含め、麻酔科の医師や皆総出で頑張ったけれど、もう痙攀の時点でほぼ頓死に近かっただろう、との事。

この情報からわかる時間経過をまとめてみます。

時刻 内部情報と神戸新聞情報からの経過
11:00 胸痛出現。記事情報で11:30来院とあり、電話問合せから来院までの時間を考えると、心筋梗塞発症時間はこの時刻前後と考えられる。
11:30 記事情報の来院時間
12:30 受診
12:40 心筋梗塞診断。即座にPCI必要と判断し患者及び家族に転送での治療が必要と説明。
13:50 転送先に高砂市民病院が決定。転送先決定までに神鋼加古川、高砂市民病院、姫路循環器病センター、三木市民病院、神戸大学病院と断られ続け、おそらく2回目の要請で決定と考えられる。
14:30 救急隊が到着しストレッチャーに載せる瞬間に全身性の痙攣出現、懸命の蘇生処置を行なったが実際はほぼ頓死状態であったとの事。
15:30 死亡確認


現場に居合わせたもので無いとわからない詳細な情報なんですが、ここではっきりしないのは転送決定時刻です。上記のタイムテーブルは神戸新聞情報を基にしているのですが、朝日新聞情報では


午後0時15分ごろ、妻が同病院に連れて行った。
担当医師は同0時40分ごろ、急性心筋梗塞と診断
同1時50分ごろ、効果があるとされる経皮的冠動脈再建術(PCI)が可能な同県高砂市の病院への転送を要請した。

大筋は変わらないのですが、13:50に高砂市民病院に転送先が決定したのは二つの記事を読み合わせても一致しています。この判決では診断から転送判断までの時間を問題にしているものであり、朝日記事による注意責任義務違反の主因である、

判決は「約70分も転送措置が遅れており、医師に過失があると言わざるを得ない」とした。

この約70分とは12:40に心筋梗塞を診断し13:50に転送決定までの「約70分」を指すと考えます。なぜこんな事に引っかかっているかといえば、13:50に転送決定から14:30に救急隊到着までの40分がやや長すぎる印象があるからです。舞台となった加古川市民病院は辺鄙なところにある病院でなく、なぜ40分もかかったかは不明です。記事でも内部情報でもその点は沈黙しています。強いて考えるなら、転送を受け入れた高砂市民病院が受け入れ態勢を作るまでに時間が欲しいと言った事ぐらいはあるかと思います。

それでも2つの記事から転送先決定時刻は13:50はほぼ間違いないようです。この70分の間の記事情報は「点滴で漫然と経過観察を行い」としていますが、真相は診断とともに即座に転送判断を下し、患者及び家族に説明を行い、神鋼加古川、高砂市民病院、姫路循環器病センター、三木市民病院、神戸大学病院と少なくとも5件以上の転送要請を行なっています。

転送要請は先日のエントリーでも書いたように、病状を説明し、PCIが必要なので受け入れをお願いするものです。この日は日曜日ですから、当直医が循環器医では必ずしもなく、また循環器医であっても一人でPCIを行なえるわけではありませんから、入院病室の確保、PCIに必要なスタッフの確保の確認に、おおよそ10〜15分必要です。転送要請経過から高砂市民病院が転送を受け入れたのは2度目の要請であったのは確実で、これだけの作業をに70分かかるのは当然です。PCIを行なうには手術並みのスタッフが必要である事を忘れてはなりません。

この転送先を探し続けている時間を「漫然と過ごした」とされたのなら医師としてたまったものではありません。患者が受診した加古川市民病院ではPCIが行なえなかったのですから、心筋梗塞と診断し、PCIが必要と診断すれば、医師の仕事はPCIが出来る転送病院を探す以外にありません。70分もかかって電話をかけまくって、三拝九拝の末に転送先を探し出した労苦は単なる「手遅れ」としているのです。

この構図は去年医療界を震撼させた奈良事件の時とよく似ています。奈良事件の時はこれ以外にもCT問題が論議されましたが、この加古川の事件ではもっとシンプルで、担当医師は本当に転送先を探す以外に出来る事は無かったのです。奈良事件はそれでも立件は見送られそうな情勢ですが、加古川の事件は民事とは言え莫大な賠償金をすべて医師の責任として課しています。

循環器医療の滅びを見るような判決です。神戸地裁の名物裁判官の判決だそうですから、高裁で逆転するだろうの観測がもっぱらですが、担当した医師はこれから高裁、最高裁と、長い、長い裁判生活が待ち受けています。この判決記事を読んで若い医師がどれだけ循環器医療に意欲を燃やしてくれるでしょうか、中堅以上の循環器医もそうです。

まかり間違っても上級審でこんなトンデモ判決が確定するようなら、日本の医療は確実に死に向かいます。

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moto 『
この地雷を踏まないような工夫なんてあるんでしょうか・・
すくなくとも、医学的方法論では対処できないでしょうね。

逃散は安易で最善の方法ですが、なんらかの理由でそれができない状況だとして。
最近、タクシーで後部座席前にモニターついてて、CM流してる車がありますが、あれは実はCMは主目的ではなく、フロント前方にCCDカメラがついて、視野を運転中ずっとハードディスクに記録しておく仕組みになっている(交差点での事故のとき信号が赤だったか青だったかの証拠にする)んだそうです。だいたい3日分くらい撮りためれるらしい。10万円くらいのシステムだそうです。
医師も、診療中、とくに救急外来の現場なんかは、徹底的にカメラで記録するってことはどうなんでしょうか?搬送先を探す電話なんかは、すぐにでも音声録音可能で、こんなに努力していた、ってことはアピールできるはずです。
医師が携帯できて、耳横にCCDカメラつけて腰にHDぶら下げられるような装置できないでしょうかね?
搬送先の病院を探す努力を、患者家族に「見せる」工夫も必要でしょうね。子機使って、患者ベッド横で電話することを、ルールとして徹底させるとか。
ほかにいい工夫ないだろうか・・

ほんと、自分が現場にいたら、絶望的になる話でしょうね・・・医師を取り巻く周囲環境整備くらい管理者側はなんとかしないと。』

moto 『
だから、タクシー会社の社長が、CCDカメラ付きHDの設置を工夫したように、管理者側が、もっといろいろリスク対策を工夫すべきだと思うのですが・・・結局、ここが、公的病院は弱いような気がします。
こういうリスクマネジメントの専門家っていうか業界っでないんでしょうか?』

Hekichin 『裁判官にDQN判定を出す根拠を与えた鑑定医師も気になりますけど、この症例が訴訟に至った経緯も知りたいですね。親類に法律関連職の人がいて訴訟をけしかけられたとか。今後、大量乱造される弁護士の方々はこのような鴨症例を病院の霊安室で探す時代が来るんでしょうから...っま、訴訟を起こす対象の医師がいなくなれば訴訟はおきないんだけどw』

僻地外科医 『 まあ、一応判決では「市に支払いを命じた」ですから、医師個人に賠償の責を負わせたわけではないようですが。
 にしても、これは市に責任があるものですらないでしょうね。PCIの出来る循環器専門病院に来院したとしても受診から2時間での死亡ですから救命できなかった可能性の方が高いと思います。判決文を読まずとも「どうにもならんな、これ」と言う感じがします。』

ER医のはしくれ 『私も絶望感に打ちひしがれています。転送判断の多い病院にいるだけに人事ではありません。モトケンブログに書かせていただきましたが、紛争にいたるプロセスまでに何があったのかを検証することが、今後の紛争予防につながるのではないかと考えた次第です。
気持ちは、逃げ出したい・・・・ ですが。』

座位 『
神戸地裁の名物裁判官の判決とはいえ、こうした地裁レベルでのトンデモ判決を許した原因を知りたいものです。(内部情報が正しいという前提で)
1 トンデモ鑑定医の暗躍
2 医療側及び医療側弁護士の有効な弁論の欠如
3 証拠等の資料の不足
4 患者側弁護士の訴訟戦術
5 判事の医療裁判裁定無能力
犯人捜しするのも、もはや馬鹿らしい感じですが、どこに非があったのでしょうね。』

うーたん 『病院側に言いたい 絶対に逃げるな 割り箸訴訟と同じ、救急医療の存亡がかかっていることを肝に銘じて、最高裁まで勝つまでやってもらいたい
 死体換金ビジネスにむらがる 便汚し、DQNプロ市民 アホ裁判官 屑マスゴミをこれ以上のさばらすわけにはいかない 鉄槌をくだすべし 繰り返す、絶対に逃げてはならない!!!』

Bugsy 『
地雷を踏むのも怖いけど ミサイルが飛んでくる事もあります。
一次救急病院から胸部の疼痛で心筋梗塞と、強い口調で先方の先生が断言するのでうちの循環器内科が受け入れたら 食道静脈瘤破裂の吐血が始まり あわてて胸部外科にお願いした事もあったそうです。
これも今回の判例からすれば 手遅れになったら医師に過失ありとされるんでしょうね。
導火線に火がついたダイナマイトみたいなもんですね。
確かに転送を拒む病院が増えました。』

座位 『
とにかく、ロシアンルーレットから逃げなきゃ。この敗訴した病院が、勤務医を損害賠償で訴えることだってありえるんだから。』

moto 『
最近問題になってるこの手の訴訟のほとんどが、国公立病院相手のものなのではないでしょうか?
YUNYUN様はじめ、法曹の方には失礼ですが、ハイエナやハゲタカが死肉にむらがるのを見るような気分です。
無料相談とかで話を聞いて、国公立病院相手だというだけで「これは金になりそうな案件だ」と眼を輝かせる弁護士もいるんじゃないでしょうか?
医師側の対策としては、やはり逃散しかないでしょうかね・・
何度考えても、自分ならそうするだろうな。

以前に紹介しました、Harvard Medical Practice Studyの記事
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2489dir/n2489_05.htm#00
再掲させていただきます。
【約3万のカルテの分析で,280例に医療過誤が存在したと同定されたのだが,この280例のうち,実際に医療過誤の損害賠償を請求していたケースはわずか8例のみであった。一方,全3万例のうち,過誤による損害賠償を請求した事例は51例あり,その大部分は,HMPSの医師たちが「過誤なし」と判定したケースだったのである。つまり,実際に過誤にあった人のほとんど(280人中272人)が損害賠償を請求していない一方で,「過誤」に対する損害賠償の訴えのほとんどは,実際の過誤の有無とは関係のないところで起こされていたのである。】
ですから、ほとんどの「医療過誤訴訟」は医学的見地から検討しても無駄なんです。なにか、もっと他の視点から、リスク分析して対策を練るべきだと思います。』

? 『座位 様

 加古川市民病院は、勤務医を訴えるような事はしません(もちろん、絶対とは言えませんが)。そのあたりで勤務医に人気のある病院です。異動になったときに引越し代も出してくれる病院ですから。なお、同院から循環器科は昨年引き上げてしまいました。播磨全域から循環器科がこの春引き上げたため、この事件が原因かどうかはわかりません。姫路循環器センターですら、引き上げを検討された模様です。この大量引き上げは以前から予想されていた事態で、更に6月にもあります。ちなみにその裁判官はググルと面白いですよ。これ以上の情報はまだ書けないなあ。名前も出せないなあ。』

Yosyan 『どうにもこうにもこの訴訟が敗北になった要素は、AMI診断から転送先発見までの70分の間に、担当医師が転送要請をした記録が残っていなかったためだと考えられます。証明できる記録が残っていなかったために「何もしてなかった」と認定された可能性が一番可能性が高いと考えます。そうでもなければいくら名物裁判官と言ってもここまでのトンデモはありえないと考えます。

たしかに医師が転送要請をするときに、いちいち「何時何分○○病院搬送拒否」みたいな記録をカルテに残しません。看護記録にだって書く事はないでしょう。その残っていないのを逆手にとって「何もしていない」と争点に原告側弁護士が戦術として持ち込んだ可能性は成立するかと考えます。

前代未聞の戦術ですし、一般人の感覚からすれば電話をした証人が出てくれば問題ないと考えますが、「カルテに記録していない事は行なっていないに等しい」式の論理が法廷内で成立しないと、こんなトンデモはそうそう出てきません。

考えすぎとか、他の理由であればまだ救われるかもしれませんが、とりあえず私も入院要請の時はカルテに時刻と「○○病院は入院拒否」と記載しておきます。ささやかな防衛医療です。』

moto 『
名前出せないなあ、って774氏先生でしかありえないでしょうに(笑。
多重人格っぽいし、最近、実は、某院某科長先生=774氏先生かも?なんて気さえしてきました(^^;。ほんとに別人であったらすみません。そうなら、播磨は、面白いキャラ多いところですね。

さきほどの続きですが、本当の「地雷」は、「医学的には自分はまったく落ち度がない」と確信できるケースにこそ埋まっているのかも。

逃散したとしても、地雷をかぎ分ける嗅覚みたいなものを、なんとかものにしないことには、ある意味、どこにも安住の地はないのかもしれません。
いや、偉そうなこと書いてますが、自分も現役で医療行為の端くれやってる身ですから、関心は強いです。』

座位 『
>加古川市民病院は、勤務医を訴えるような事はしません
了解しました。そこには、何がしらの努力が働いたのでしょう。そういう病院ばかりだと良いですね。』

座位 『何がしら → 何がしか  (訂正)』

moto 『
Yosyan先生の推測にくわえて、私も推測ですが、PCIで心筋梗塞の救命率があがるなんて通常一般人知らないはずです。それで、心筋梗塞と確診した時点で、ひょっとしたら担当医先生あるいは現場の医療従事者の誰かが「PCIをすると90%助かります」なんて、患者同意を得る目的で、口走ったりしてないでしょうかね?そのあとで、搬送先探し始めて、なかなか見つからなかったとしたら、これは患者家族にとってはじれったいことでしょう。
とにかく「納得いかない」端緒が、現場のどこかにあったはずです。

前から繰り返し書いてますが、この手のリスク回避術は、たぶん美容外科業界が最強のノウハウ持ってるはずです。私などは、業界の片隅のゴミみたいな存在ですが、大手やチェーン化に成功しているところなんかのシステムを研究して、取り入れられるところを取り入れられれば良いと思うのですがね。』

Bugsy 『
結局オイラ自身話思いを馳せてしまうのは このような事件が開業医の先生が往診に応じて患家で発生してしまったらどうなってしまうのかなという一点に尽きることです。大いに可能性ありと思います。
患家に訪れるのに時間がかかるか、到着いても診断が手間取り転送が遅れてしまう事もあり得ることです。これといった緊急薬品や点滴類も持ち歩けないでしょう。着いてみなきゃわからない事もあります。携帯電話から必死に基幹病院に要請し、間に合わず家族の前で死亡されることもあるだろうし、転院要請したとカルテに記載する暇も手間もないでしょうね。
変な言い方ですが、うっかり掛かりつけの患者を診たら自分の診療所で手に負えない場合 転送に手間がかかり不幸な転帰をたどれば 掛かり付けと思い込んでいる家族にとれば全て医者の責任と思い込むでしょう。
突拍子も無い空想ではないと思います。』

moto 『>Bugsy様
そこが、開業医というか総合医の「腕の見せどころ」で、勤務医における「地雷」は、医学的になすべきことを尽くせば非難されるはずがない、という信念にこそあるのだと私は思います。
加古川訴訟はその勤務医の信念を崩してしまう点が恐怖です。
重要なのは、医学的になすべきことを尽くした、ということを、患者(家族)に「見せる」ことです。
この技術を、どう磨くかを、常に考えていかなければなりません。(もちろん自分もです)。
美容の話ばかり引き合いに出して恐縮ですが、美容外科の世界には、皆さんのたずさわっている保険診療と異なり、明確なゴールがありません。病気に対する「治癒」に相当する概念がないんです。そこにあるのは、ひたすら、美あるいは患者満足という、相対的であやふや、崩れやすいものです。
だから、自分のしていることが医学的に正しいか?なんて問いに、自分自身答えようがないんですね。ある意味、自分のやっていることは、医学的には全て間違っている。
すみません、お客さん来たんでまた後で(^^;』

Yosyan 『moto様

憶測に憶測を重ねるのは仕方がないのですが、AMIの診断を行い、患者及び家族に転送のMTをする時に、「で、大丈夫なんですか?」の質問は必ず出るかと思います。私だってします。そこでの返答で「AMIは危険な病気ですが、今はPCIで救命率は良くなっています」みたいなニュアンスになるかと思います。常識的な医師なら患者や家族を恐怖のどん底に陥れるMTはしないでしょうし、バイト医であれば転送してしまえば関わりのない患者ですから、かなり甘いMTを行なった可能性が十分あります。

また付け加えて「すぐに手配します」も言ったかと思います。このセリフも出ない方が不自然です。いかにのぢぎく県と言っても加古川ですし、実際に転送要請した病院があれだけあるのですから、こんなに手間取るとは予期していなかったと考える方がこれも自然です。

かなり楽観的な印象であった家族にすれば「すぐに」であった手配が70分もかかったのがまず不満でしょうし、ひょっとしたら転送要請後の返事待ちの間に談笑している医師の姿を見たかもしれません。そういう姿は後から思い返すと「真面目にやっていない」と受け取られた可能性は十分あります。

さらに甘いMTであったので「死亡」なんて事は念頭になかった家族であったので、急死は当然の事ながら受容できません。MTの実際の内容がどうであれ家族は「大丈夫」と受け取っていたでしょうし、「大丈夫」のはずが「急死」となれば態度が硬化するのは避けがたいところです。

最初の内部情報で通報者は「家族も医療側の努力を見ていたはずだ」とありましたが、医療側の思いと家族の意識は相当の乖離があったと考えます。帰り際に「どうも有難うございました」と挨拶して帰ったとなっていますが、急死という混乱から少し落ち着くと医療側の対応の端々に不審の芽が次々と生えたと考えます。そういう不審の芽を親族や知人に話すと誰かが「そりゃ、病院が悪い」と焚き付けた事は想像に難くありません。あの辺の土地柄は結構荒いですからね。自動車事故と似た構図です。

育った不審を胸に病院に談判に赴いても病院側は謝罪は愚か賠償金なんて支払う気は全くありません。謝罪があってもせいぜい儀礼的な「お気の毒に」程度でしょう。医学的にはベストであると確信してますから、せいぜいクレーマーぐらいの扱いであっても不思議ありません。

全部憶測の想像ですし、ひょっとしたら担当医がなんらかの暴言を吐いたのかもしれません。ただ暴言であればこんな内部通報者は現れないと考えます。わざわざ通報したのはあれだけの努力をしていたのに、医療者として許せない、もしくは信じられないからだったからだと思います。

MTの内容の詳細はわかりようもありませんが、こういうやり取りのうちに端緒があるとなれば、余程の細心の言葉使いでのMT術が必要なだけではなく、MTにより患者及び家族が理解納得した明らかな証拠が必要となります。MTは言葉の上だけのものであり、カルテに記載しようともニュアンスの端々が表現できるわけでもありません。患者や家族の納得も物理的に証拠に残すのは容易ではありません。

美容外科のノウハウには興味がありますね。生死に直結するものでなくとも、仕上がりについての難癖は頻発する業界であろうと考えています。それによる被害をどうやって最小限に押さえ込んでいるかは教えていただきたいと思います。門外不出のノウハウもあるかもしれませんが、美容の常識として最低限これぐらいの防衛は当たり前だよ程度は公開してもらえると助かる医師も多いかと思います。

とは言えそれを聞いて実行してくれる管理者がいるかどうかはまた別の話になってしまいますが・・・』

? 『私には名前はありません。某病院某科長 様のように、自ら身元を明かしているような場合と、犯罪など公序良俗に反する書き込みを別として、匿名性を重んじていると宣言されている掲示板・ブログでは、匿名性が担保されないのでは書き込む事はできません。個人特定の追及を受けるのも同様です。以前、管理人様より警告のあった者が数人あったと記憶しています。ただし、法で決まっているわけではありませんので、管理者の考え、およびマナーの問題です。市加古問題は当地域全体を左右する切実な問題となっていますので、書き込みにはとても気を使います。当地域では心筋梗塞が不治の病と戻りつつあるのですから。なお、私には閲覧・書き込む行為自体にはなんらの制約もかかっていません。名前がないと書いた時点でバレバレなわけですが、分かっていても分からないふりをするのが匿名性の担保の一部ではあると思います。「774氏=戦艦播磨=阪神大震災を経験した神大卒業生で、神戸から北播磨に通勤中」というのは本人が明かしているのですから、それを言うのは問題ないと思いますが、それ以上の追求は匿名性の担保に対する信頼感を損なう事につながります。』

bg 『カルテに搬送要請の記録が残っていないのならば、実際に電話でやりとりをした当事者なり通話記録なりを持ってくればいいのではないかと思ったのですが、事案が何年も前に発生したものなので記録も記憶も残っていなかったのかもしれませんね。
それを見越して何年も後に訴訟を起こしたのであれば原告側はかなり悪どいと思いますが。
今後搬送要請の記録は徹底すべきでしょう。でも今度は搬送以外の部分で難癖つけられるんだろうなぁ。

> ?さん
まあ、わかる人(組織)にはわかりますので。
HNなんて飾りです。○○い人にはそれがわからんのです。』

Ikegami 『電話会社から通話明細を取り寄せて、PBXの通話ログと一緒に保管しておけばヨサゲです。』

Ikegami 『東北大医学部寄付金問題控訴審
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東北大医学部・寄付返還訴訟:高裁判決、住民請求を棄却 1審を取り消し逆転 /宮城
 ◇「違反でも無効といえない」
塩釜、石巻の両市立病院が、東北大の医局などへ計555万円を寄付したのは違法だとして、両市の住民がそれぞれの市長を相手取り、同大などに寄付金を返還させるよう求めた住民訴訟の控訴審で、仙台高裁は20日、住民側の訴えを認めた1審・仙台地裁判決を取り消し、住民側の請求を棄却した。小野貞夫裁判長は「違反行為であっても、寄付がただちに無効であるとはいえない」と述べた。住民側は上告する方針。【青木純】
訴訟では主に▽市立病院による医局などへの寄付は、大学・国への寄付と同じと見なされるか▽同じと見なされる場合、寄付は自治体から国への寄付行為を禁じる「地方財政再建促進特別措置法」に違反するのか−−が争われた。
1審はいずれも住民側の主張の大部分を認め、両市長に計548万3500円の返還請求をするよう命じ、両市長側が控訴していた。
小野裁判長は判決で、「医局への寄付金が国によって使われている部分があり、寄付行為が法律に抵触する疑いが払(ふっ)拭(しょく)できない」としながらも、「寄付行為が地域医療の充実に寄与してきたことなどを考慮すると、寄付を無効とすべき特段の事情はない」と述べた。さらに、寄付行為がすでに打ち切られていることにも触れ「返還請求には理由がない」と結論付けた。
住民側が塩釜市立病院による寄付を医師派遣への見返りだと主張したことについては、「対価と認められる十分な根拠はなく、寄付は研究助成が目的と言える」と退けた。
 ◇「判断は不当、影響が懸念」−−仙台市民オンブズ
判決を受け記者会見した住民側代理人の仙台市民オンブズマンは「住民側の主張の9割は認められたと思う。しかし『違法行為があっても寄付金を返還する必要はない』とした判断は不当で、今後の住民訴訟への影響が懸念される。最高裁できちんと争う必要がある」と話した。
一方、佐藤昭・塩釜市長と土井喜美夫・石巻市長はそれぞれ「住民側の請求に理由がないことが認められ、うれしく思う」「市の主張が評価された判決。今後も医療環境の充実に努力していきたい」とのコメントを出した。
毎日新聞 2007年4月21日』

Ikegami 『手術ミスに賠償命令
2007年04月24日=asahi.com
手術後に右手が不自由になったのは、担当医師が術中に神経を傷つけたからだとして、仙台市宮城野区の女性(60)が、同市内の「東北公済病院宮城野分院」を運営する国家公務員共済組合連合会を相手取り、3562万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、仙台地裁であった。畑中芳子裁判長は、同連合会に1464万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は02年、右手の指にしびれを感じたため、同年4月に同病院で手のひらを切開する手術を受けた。ところが術中に担当医が神経を傷つけたため、術後に右手の指の感覚がなくなり、耐え難い痛みが続く後遺症が残って、仕事に復帰できなくなった。
同連合会は「判決文が届いていないためコメントできない」としている。』

なっく 『外科学会でお話していた弁護士の先生によると『とんでもない判決の裏には必ずとんでもないことをいってる医師がいる』とのことです。なるほどなあ、と思いました。』

? 『判決全文が分からないと正確な事は分からないが、通信記録や時間は判決にほとんど関係なく結果論であり、ポイントは、異状死として届けたか、病理解剖ではなく司法解剖を行なったか(ただし神戸市ではない)。十分に時間をかけて判明した、明確な主病名以外での死は、全例を異状死として届けるべき、特に救急外来(法医学書より)。今書けるのはここまで。』

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