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【SUNDAYウォッチ】サラ金CM批判も飛び出す [JANJAN]
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投稿者 white 日時 2006 年 5 月 22 日 16:55:07: QYBiAyr6jr5Ac
 

□【SUNDAYウォッチ】サラ金CM批判も飛び出す [JANJAN]

 http://www.janjan.jp/media/0605/0605220792/1.php?PHPSESSID=2e668180f9c871ce3ae09b1231373197

【SUNDAYウォッチ】サラ金CM批判も飛び出す 2006/05/22
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 先週は「ヒューザー小嶋社長逮捕」「民団と総連の和解」「共謀罪の強行採決回避」など“テレビニュース花ざかり”だった。「日曜ニュース特集」もそれを写し出した。ある番組のレギュラーコメンテーターは、消費者金融のテレビCMを批判した。テレビ業界にとっては「フルシチョフのスターリン批判」にも匹敵する。
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■報道2001(フジテレビ)
●共謀罪
ゲスト:衆院議員・平沢勝栄/ジャーナリスト・櫻井よしこ

 このコーナーでは共謀罪で巷間懸念されているケースを先ず挙げた。
 マンション建設反対の座り込み→威力業務妨害
 脱税計画→法人税法違反

 保守的なこの番組にしては「法案に批判的だな」と、筆者は一瞬受け取った。だがそれは浅はかだった。

 元警察官僚の平沢勝栄議員(自民)が、上記のようなことはないと力説した。

 平沢議員によれば、スリ集団が実行のために凶器を買いに行ったような時に適用される。市民団体や労働組合に適用されるようなことはない。平沢議員は、共謀罪が乱用されることはない、と説くのだった。機関銃のごとくしゃべった。良くも悪しくも摘発の現場を知る元警察官僚の強みだ。

 国会に呼ばれ問題点を指摘した櫻井よしこ氏は次のような大局的な見解を述べた―日本は国民を守るための法整備が遅れている。個人情報保護法だって官僚の隠れ蓑に利用されている。

【電視解剖】
 「突っ込んだ展開になりそうだ」と筆者は期待したのだが、またもや裏切られた。レギュラーコメンテーターの竹村健一氏が口をはさんだ。「破防法ができたおかげで学生運動の暴力は減った」。世の中には色々な意見があり、左があっても右があってもいい。それぞれに偏ったマスコミ媒体があってもよい。しかし公共の電波を使うテレビでここまで片方に与するのは、いかがなものであろうか。

●教育基本法案
 船田元(自民)、西岡武夫(民主)、福島瑞穂(社民)の各議員が討論した。

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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)

●秋田、小1男児殺害事件
彩香ちゃん事故死?
現場に元刑事を連れて行き分析。それを生中継で伝えた。延々16分間。

●今週のニュース
・サッカー日本代表決定
・俳優の田村高廣死去 など

●きょうの徳光語録
 「子供は国の宝です……」。確かにその通りだ。徳サンにしてはまともだが、ニュース番組には何となく違和感を覚えるコメントだ。

――
番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●秋田、小1男児殺害事件
 彩香ちゃん事故死?

●テポドン2号発射準備の兆候
 脱北した朝鮮労働党幹部のインタビューによれば、医療、食料配給も止まった。幹部の間でも金正日体制への不満が溜まっている、という。金正日の誕生日に「生家に虹がかかった」とテレビが伝えると国民は笑った。

 コリア・リポート編集長の辺真一氏は「テポドン」について次のように分析した―米国の金融制裁で苦しい。軍の中には『力で打破しよう』という声が根強い。もしほんとうに発射すれば自殺行為。

●民団・総連の和解

 朝鮮戦争、帰国事業など在日コリアンの今に大きな影響を及ぼした出来事をモノクロフィルムで振り返った。総連と民団の長老格へのインタビューも交えた。在日が生きてゆくには協力するしかない、という結論だ。

 辺真一氏は、以下のように指摘する―60年間もの不毛で仁義なき戦いにより組織離れが進んだ。総連はもちろん苦しいが民団もトバッチリを受けた。

●国会
・党首討論
 共謀罪をめぐって、小泉首相から「十分に時間をかけて審議する」との言質を小沢民主党代表は引き出した。それが強行採決を回避させた。

・ポスト小泉の動きも急
 遺族会会長の古賀誠議員(自民)が「A戦犯分祀」の見解を明らかにした。明らかに安倍晋三・官房長官へのけん制だ。
 
・会期延長
 岸井成格・毎日新聞編集委員によれば、延長するのかしないのかをめぐり自民党内でせめぎあいが続いている。重要法案は小泉政権で片付けてほしい。来年の参院選の重荷にしてほしくないから、という。

【電視解剖】
 重要法案の審議日程、成立あるいは継続審議かをフリップ(ボード)で説明した。視聴者にとっては一目で分かり、頭の中で整理できる。「絵で分からせる」、活字メディアにはないテレビの強みだ。何より、視聴者に対して親切である。

●大沢親分&張本のスポーツご意見番
 「金正日に喝ーッ!」大沢親分の声が聞こえてきそうだった。

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番組評価
ゲスト:★★★★
MC回し:★★★★
映像と演出:★★★★
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■日曜討論(NHK)
 各党の教育政策担当者が1時間に渡って「教育基本法改正」を徹底討論した。

ゲスト:町村信孝(自民)、太田昭宏(公明)、西岡武夫(民主)、石井伊郁子(共産)、保坂展人(社民)の各議員

 与党側の言い分は要約すると以下―教育基本法ができた昭和22年から約60年が経った。不登校、いじめなどが起きていて当時と事情が違う。だから(教育基本法を)根っこから見直す必要がある。

 野党側は反論する。ありとあらゆる問題を教育基本法の問題にするのはおかしい。(戦前・戦中は)国家が教育現場に介入して時の政治権力に従わなければ非国民扱いした。二度とそうしないようにするのは教育基本法だった。

 各党の公式見解の表明が1時間延々と続いた。救いは「街の声」を丹念に拾っていることだった。

 オンエアしたのはすべて主婦だった。
 「基本法の改正は不安」「親の教育がなっていない」「先生がもっと魅力を出して教育してほしい」「公共精神を教えるべき」

 格差社会は子供の教育にも影響しているという声もあった―
 「親の年収と学力が結びついている」「経済的に恵まれない子供は高等教育が受けられない」

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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●耐震偽装本丸に迫る

ゲスト:魚住昭(ジャーナリスト)
 17日、ヒューザー小嶋社長が逮捕された。魚住氏によれば、逮捕容疑の「不作為の詐欺」は法律の条項が難しい。小嶋社長がどの程度偽装の認識があったのか、裁判できっちり調べないとわからない、という。総研の内川社長まで行ける(逮捕できる)かが微妙と見る。

●金融機関相次ぐ不祥事のウラ

ゲスト:与謝野馨・金融財政経済担当相

 アイフルの業務停止に絡んで、田原総一朗が「銀行の責任は?」と与謝野大臣に問うた。大臣は「プロミスと三井住友銀行が一緒にCMに出るとびっくりする」と交わした。

 問題のグレーゾーン金利は、7月末までに自民党金融調査会で結論を出す、との見通しを与謝野氏は示した。小泉内閣で閣議決定するのかを田原が質したが、明確には答えなかった。

【電視解剖】
 レギュラーコメンテーターの財部誠一氏(経済ジャーナリスト)が突っ込んだ。「犬だ、女の子だとファッションのように消費者金融を扱うCMが問題だ。規制はできないのか」。

 与謝野大臣は「テレビ会社にご検討願う。自主的に」と答えた。自主規制を促したものとも取れる見解だった。

 財部氏の指摘に筆者は膝を打った。消費者金融は広告収入の低下が続くテレビ局にとって、今や最大のスポンサーなのである。ゴールデンアワーに堂々と流れる消費者金融のCMに眉をひそめる人は少なくない。財部氏はタブーに切り込んだのである。さすがの田原も怖かったのだろう。下を向き神妙な面持ちだった。

●ポスト小泉
 米国意中のポスト小泉は誰か?

 第1次ブッシュ政権で、アジア安全保障の最高ブレーンをつとめたマイケル・グリーン氏に聞いた。グリーン氏はブッシュ政権きっての知日派である。以下グリーン氏の発言―
・小泉首相の靖国参拝をめぐっては米議会内で批判の声があるが、ブッシュ政権としては介入しない。

・日韓・日中関係の安定は東アジアの安全保障には必要。

・米国にとって4人(麻垣康三)とも親米派なのは有難い。これまでは消極的な人もいた。

・訪米した福田さんに、副大統領、国防長官、国務長官が会ったのは、次期総理になるかもしれないからだ。

 東アジア外交の安定を求めるなど、米国の知日派は福田さん支持なのだろうか、と思わせるようなコーナーだった。

――
番組評価
ゲスト:★★★★
MC回し:★★★★
映像と演出:★★★★

(竹谷昇)

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