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□【SUNDAYウォッチ】ポスト小泉のアジア外交 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0608/0608209829/1.php
【SUNDAYウォッチ】ポスト小泉のアジア外交 2006/08/21
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先週のテレビニュースはワイドショーも含めて、小泉首相の靖国参拝を大々的に報じた。「日曜ニュース特集」は、断絶が指摘されるアジア外交をどう立て直すかを考えた。
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■報道２００１（フジテレビ）
●ポスト小泉の日本外交
ゲスト：加藤紘一・元自民党幹事長／岡本行夫・外交評論家
読者諸氏もご存知のように加藤氏は８月１５日の夕方、右翼団体に関係する男から山形県の自宅を放火された。
同氏は３日後の１８日、山崎拓・元自民党副総裁らと「アジア外交ビジョン研究会」の初会合を開いた。「自民党の中で一方的な意見が主流となりつつある。別の軸も示しておかなくてはならない」と意気込みを語った。
加藤氏は「福田さんが（総裁選に）立っていれば、激しい論争があった」と述べ、「安倍次期総理」が目指す外交路線に懸念を示した。
先進国でキリスト教国でないのは日本だけ。それを利用してイラク紛争の間に入れる。中国とうまく付き合っていれば北朝鮮問題にも対応できる――「小泉政権の対米追従」「対中国外交の破綻」を批判した。
岡本氏も「（最近の外交は）シングルトラックになっている。第２の選択肢を用意することはいいこと」と援護した。
世論がひとつの大きな流れに集中するのは確かに危険だ。それに警告を発する加藤氏の「発言内容自体」は大きく頷ける。ただ同氏は党内きっての親中派・親北朝鮮派であったこともあり、その点は多少ハスに構えて聞く必要がある。
●地球温暖化
ゲスト：小池百合子・環境省長官
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番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
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■関口宏のサンデーモーニング（TBS）
●根室の漁船、ロシアに拿捕
レギュラー評論家陣のコメントは以下―
経済に自信を持つと強硬になる〜田中秀征・政治評論家〜
世界一の化石燃料（石油・天然ガス）を持つロシアが、原油高の追い風を受けて強気になっている。日露間のパイプは細い。それでいて中露は結びつきが強い。アジアで孤立する日本をロシアは侮っている〜寺島実郎・日本総研会長〜
２島先行返還を日本が拒否したのでプーチン大統領は頭にきていた〜岸井成格・毎日新聞編集委員〜
●小泉首相、靖国参拝
小泉さんは「A級戦犯は戦争犯罪人」と言い切っている。皆がわだかまりなく行けるようにしたい〜田中秀征〜
小泉さんのしゃべり方やふるまいが本質をはぐらかしている。６１年間、議論してこなかったのが問題〜幸田真音・経済評論家〜
アジアの目線で見た場合、日本は尊敬すべきリーダーには見えない。アジアはA級戦犯を見ている〜寺島実郎〜
東京裁判を否定するために靖国神社はA級戦犯を合祀した。そこに（現職総理が）参拝するものだからアジアに対してけじめがつかなくなってしまった〜岸井成格〜
●加藤紘一・元自民党幹事長の自宅、放火
言論に対して、こうして縛りをかけると「いつか来た道」になる〜寺島実郎〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
「放火犯と小泉首相に喝ーっ！」
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番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★
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■徳光のザ・サンデー（日本テレビ）
●高校野球
今年の甲子園は熱い。全部見せます名場面。
・きょうの徳光語録
「決勝戦は（駒大苫小牧）田中海老蔵 対（早実）斉藤玉三郎」
歌舞伎にひっかけたつもりなのだろうが、視聴者には何のことだかよくわからない。
●加藤紘一・元自民党幹事長の自宅放火
●ジョンベネちゃん事件、容疑者逮捕
カー容疑者、逮捕のなぞに迫った。
【電視解剖】
女性司会者が「真犯人が早く捕まるといいですね」。徳さんも「そうですね」。誤認逮捕の可能性もあるとはいえ、それが決まったわけでも何でもない。こんな司会者に「一応とはいえ報道番組」を任せても良いのだろうか。民放の報道番組の薄っぺらさを象徴する一幕だった。
●酒匂川増水、救出劇一部始終
●あの「話題の顔」は今
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番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
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■日曜討論（NHK）
●靖国参拝とポスト小泉のアジア外交
ゲスト：片山虎之助・自民／東順治・公明／菅直人・民主／市田忠義・共産／又市征治・社民
内外の制止を押し切って終戦の日に靖国神社に参拝した小泉首相を野党と公明党は批判した。
A級戦犯はすでに昭和５３年に合祀されている。中国にとってみればちょっとジャブを出したら、日本は大騒ぎで、これはいい外交カードになるぞと思った。こちら（日本）も言わない。あちら（中国・韓国）も言わない。（靖国問題は一時）凍結・棚上げにすべきだ〜片山・自民〜
毎年８月、この議論をそろそろ越えなくてならない。行く行かないよりも追悼のあり方を考えるべきだ〜東・公明〜
（歴史認識は）村山談話でケリがついたはずだった。蒸し返したのは小泉さんだ〜菅・民主〜
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番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★
映像と演出：★
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■サンデープロジェクト（テレビ朝日）
●小沢一郎の政権奪取構想
小沢民主党代表は、来夏の参院選に向けて候補者を揃えるため地方行脚を続けている。「各選挙区の人たちと触れ合うのは民主主義の原点」という小沢氏の信念からだ。
小泉政権のアジア外交―
「中国がひとり強大になっていくのは、米国にとってもいいことじゃないから、日本にもうちょっとしっかりしてほしいと言っているようだ」と米国の見方を分析した。
“安倍次期政権”―
「安倍さんは右とは思わない。マスコミはただ勇ましいことを言うかどうかで分けているだけ。小泉さんも安倍さんも日本の利益を考えてやってほしい」「国民は不安を持っている。変えなきゃいけないが民主党が応えきれていない」
小沢ビジョン−
これまで改革改革と言っても、官僚制を前提としたものだった。小手先の修理では対応できなくなっている。官僚支配をやめさせて、身近な（地方）ことは身近（地方）でやる。補助金はやめよう。身の回りのことは地方にあげる。
３００から４００の基礎自治体に大幅に権限を移譲し、中央省庁は天下国家のことだけをやってもらう。外交と防衛だけとか。地方の公民館建設まで霞ヶ関が口を出すべきではない。
来夏の参院選の目玉は−
「１人区で勝つ。これまで自民が強かった地方は不満がたまり、自民支持は崩れている。１人区を勝てば与野党逆転は可能」「（野党が）政権を取れば自民党は崩壊する。（郵政造反で自民党をパージされた議員とも）協力する。
●加藤紘一、自宅放火と靖国参拝批判を語る
●谷垣禎一、総裁選への意欲を語る
●ポスト小泉、与野党論客が討論
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番組評価
ゲスト：★★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★★
(竹谷昇)
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