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マスコミを信用してはならない【森田実の言わねばならぬ】
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投稿者 天木ファン 日時 2006 年 9 月 21 日 22:37:49: 2nLReFHhGZ7P6
 

2006.9.21(その1)
森田実の言わねばならぬ[366]

マスコミを信用してはならない――日本のマスコミは政治権力と合体し国民を支配し圧迫する凶器と化した【1】
国民はマスコミ報道を疑い始めた

「奢れる者は久しからず」(『平家物語』)


 マスコミは国民支配の凶器となった


 相変わらず毎日のように全国各地で講演をしている。最近、ほとんどのところで主催者から「質疑応答の時間をとってほしい」と要請される。昔は聴衆の中からあまり質問は出なかったが、最近はよく出る。しかも、的確で急所を突いた質問が増えている。私のほうも参考になるので、たまには、こちらから質疑応答の時間をとってくれるよう希望することもある。
 一般の聴衆からの質問で、最近、際立った新しい特徴が見られる。それは、「マスコミに対する疑問・不信」の質問が増えたことである。多くの人々が「マスコミの反国民性」に気づきはじめたのだ。


 マスコミへの疑問


 よく出る質問を列挙すると――
 (1)最近のテレビ(とくに民放テレビ)は、幼児、青少年の人格形成に悪い影響をもたらしているのではないか。
 (2)とくに民放テレビが不真面目だ。子どもには見せられないようなふざけたテレビ番組が増えている。教育への悪影響があるのではないか。俗悪番組が多すぎる。
 (3)政治、経済の報道が偏っている。テレビ、大新聞は中立であるべきなのに、ほとんどすべてが小泉支持だ。公明党への批判などは新聞でもテレビでも見たことはない。それでいて民主党の悪口ばかり書いている。マスコミの政治報道は偏向しているのではないか。とくに最近目立つのが批判者がいなくなったこと。これでいいのかと思う。
 (4)経済報道はおかしい。どの新聞も、どのテレビもすべて一様に「景気回復」「デフレ脱却」「日本経済は非常にいい状況にある」「小泉政権の最大の功績は構造改革によって景気を回復させたことだ」等々、景気が回復したという話ばかりだが、われわれ地方の経済人の実感とは正反対だ。われわれの周辺の経済状況はむしろ悪くなっている。全国的に見ると経済状況はよくない。大新聞、テレビの経済報道は事実と逆のことを言っているのではないか。
 (5)社会報道にしても、日本社会全体が劣悪化している原因についての掘り下げた報道や分析がない。安定した社会だった日本がどうしてこんな犯罪や事故が多い国になったのか。マスコミの堕落にも原因があるのではないか。マスコミ自身、反省すべきことがあるのではないか。
 (6)テレビのキャスターやコメンテーターのほとんどが小泉さん、安倍さんの提灯持ちになっている。現政権へのゴマスリばかりしている。テレビはそれでいいのか。大新聞もほとんどの新聞が現政権支持の立場をとっている。マスコミが政治権力と癒着していていいのか。それどころか、今回の自民党総裁選を見ればわかるように、マスコミが「安倍政権樹立」を煽っている。
 (7)地方のことが大新聞には取り上げられない。中小零細企業のことも取り上げられない。弱者は新聞報道の対象にならないのか。今の日本では、中央と地方の格差、大企業と中小企業の格差、ごく少数の勝者と大多数の敗者の格差が拡大している。日本が格差社会になっていることを大新聞はどう考えているのか。大新聞は権力の側から地方を見ている。弱者を見ている。
 (8)最近は戦争を否定しない新聞が出てきた。戦争を好む新聞まである。「平和より大切なことがある」などと主張する学者や言論人がテレビや大新聞で幅をきかせている。反面、平和の大切さを主張する学者や言論人はテレビに出なくなり、新聞にも登場しなくなった。どうなっているのか。マスコミは紛争・対立が好きなのか。平和が嫌いなのか。


 以上が最近3週間に受けた質問である。
 マスコミが政治権力と合体し、政治権力の手先となり、用心棒となり、さらに戦争推進勢力になったら、大変である。日本は70年前の暗い社会に逆戻りしてしまう。
 マスコミの暴走が始まっていることは事実である。これを止める方法は、三つある。
 第一は、国民一人一人が、自分の心がマスコミに支配されないよう自分自身の常識と信念を強くもち、それを基準にしてマスコミを疑いの目で見ること。そしてあまりに劣悪なテレビ、新聞を見ないようにすること。 第二は、マスコミと一体化して国民をマインドコントロールし、国民を支配するような政権を拒否し、そのような政治勢力には投票せず、可能な限り早く政権交代をはかること。
 第三に、草の根レベルの情報網を確立すること。たとえば組合機関紙誌などが協力して、政治権力から独立した多様なメディアをつくり上げること。これによって、戦争と抑圧へ暴走する政治権力とマスコミの力を制御し、政権と広告独占体(電通)に対抗する新たなメディアを確立すること。(つづく)


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