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マスコミを信用してはならない(4)オール安倍支持派になったマスコミ 【森田実の言わねばならぬ】
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投稿者 天木ファン 日時 2006 年 9 月 24 日 19:03:31: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: マスコミを信用してはならない(2)【森田実の言わねばならぬ】 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 9 月 24 日 18:53:19)

2006.9.24(その1)
森田実の言わねばならぬ[374]

マスコミを信用してはならない――日本のマスコミは政治権力と合体し国民を支配し圧迫する凶器と化した【4】
オール安倍支持派になったマスコミ

「物言えば唇寒し秋の風」(松尾芭蕉)

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 自民党総裁選を通じて発言が安定せず乱れたのは安倍晋三候補だった。だが、この問題をほとんどのマスコミは取り上げなかった。日中国交回復時の中国政府の「戦争責任二分論」(戦争責任は軍国主義者にあり、一般国民にはない)に関する安倍発言はブレたが、これを報道したのは「毎日」だけだった。他紙はこの問題を無視した。
 安倍氏の発言は1994年の「村山談話」(アジア諸国への植民地支配と侵略に対する日本政府としての謝罪声明)に関してもブレたが、これもマスコミはほとんど問題にしなかった。
 今回の自民党総裁選の過程をよく見ると、マスコミは初めから「人気の安倍」「支持率の高い安倍」を宣伝しつづけ、安倍総理総裁への流れを既成事実化した。
 マスコミのやり方は、まず「安倍人気が高い」という報道を徹底的に行い、国民の意識の中に「安倍氏の国民人気は高い」という考えを植えつける。その上で「世論調査」の数字でそれを裏づける。全マスコミが同様の世論調査の数字を繰り返し報道し、人気の高さを既成事実にしてしまう。その頃には、ポピュリズムにどっぷり浸かった自民党議員が安倍支持の運動を起こす。
 日本のマスコミ界はほとんどが同じ方向を向いている。一部の記者が少数派的意見を主張したり報道したりすると、袋叩きにあう。つぎには中枢部の取材班から追放される。
 ある元政治部記者(福田・安倍・三塚派担当)は語る。
 「いま、各社の政治部はオール安倍支持派だ。小泉時代に各社の政治部はオール森派になった。それもほとんどが小泉−安倍系だ。福田康夫が安倍晋三との戦いに敗れたのは、小泉−安倍がマスコミの政治部を握ったからだ。福田さんはマスコミにやられた。政治部には他派閥の担当者もいるが、減っている。いまや安倍支持派全盛になり、他派閥にどっぷり浸かっていた記者もほとんどが安倍支持に転向した。少数の小泉・安倍批判者は放逐されてしまった。大新聞もテレビも政治部は安倍支持者で占められてしまっている」。

 テレビは政府の許認可事業である。かつて報道番組で政府批判をしたテレビ局は、政府・自民党から「許認可の取り消し」をほのめかされただけで一瞬にして政府の手先に転向した。いまやすべてのテレビ局が政府批判の報道はしない。放送法は「不偏不党」を義務づけているが、この条項を尊重しているテレビ局はいまやない。テレビ局は政府を支持することを事実上義務づけられているのである。
 テレビ局は政府・自民党の顔色を窺いながら番組づくりをする。政府・自民党に叱られないよう神経を使って報道している。テレビ局は、広告独占体の電通によって管理されている。
 電通は広告界の独裁者であり、「独裁者に睨まれたら最後です」とテレビ局は電通をおそれている。広告独占体の電通は広告を通じて全マスコミをコントロールしている。
 広告界はすでに日米同盟化しており、日本は広告を通じて米国政府の管理下におかれている。日本のマスコミは、小泉政権と広告独占体の電通を通じてブッシュ政権の管理下におかれているのである。
 繰り返す。電通はテレビ局の支配者である。ブッシュ政権、小泉政権、電通が連合してテレビ局を思うように動かしている。テレビは、「国民のためのジャーナリズム」というジャーナリズムがもつべき理念を投げ捨て、政治権力と一体化してしまった。


http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02925.HTML

森田実の時代を斬る:
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML

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