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Re: 東京音頭さんに賛成。無能文部官僚・御用学者・受験英語屋という英語痴識人悪の枢軸のツケはあまりに大きい。
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投稿者 こげぱん 日時 2006 年 3 月 31 日 01:28:54: okIfuH5uFf.Lk
 

(回答先: 学校で英語ネイティブを先生に雇うべき。文部官僚の無能を見ず、英会話学校への偏見はいただけない。 投稿者 東京音頭 日時 2006 年 3 月 29 日 12:39:09)

東京音頭さん、はじめまして。


現在豪州に住み、英語を使い、試験のため勉強し、TOEFLのようなテストを受験し、こちらで大学も卒業し、日本で英会話学校で教えた経験もある私の感じたことを書きます。

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「日本語をきちんと学んでから、英語をやるべき」と
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この点に限れば、斉藤何某の主張は正しいでしょう。

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「文法」が、大切。
それは、正しいと思います。
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ただ、海外の文法書など読むと、(山口俊二「英文法講義の実況中継」以外の)日本の文法書の愚劣さ加減にはうんざりします。例えば日本の文法書では現在完了だか過去完了だかで用法として、「原因」「継続」…とかいって4つだか何だか(これはうろ覚え。さすがセンター英語80点だわ)覚えさせられますが、こんなもの時系列一本ひけばすべて説明できることでしょう。転じて英作文のバイブルといわれ、東大京大志願者ならほとんどの人間が読んでいるであろう、伊藤和夫「基本英文700選」では、「朝晩だんだん涼しくなりました」というのに'It is getting colder morning and evening'などとすさまじい訳文を付してます(出典:酒井邦秀「どうして英語が話せない?」ちくま書房)。日本で受験英語を極めたおりこうさんがいざ英語を使おうとするとき、頭の中に英文ではなく、「原因」「継続」…とか出てきたり、あるいは伊藤和夫英語とかが出てきて、話す内容以前の問題になるのではないでしょうか。つまり日本人が英語を習得しようとすれば、まずは不良債権を償却する都銀よろしく、受験英語を消却するという後ろ向きの作業を強いられることになります。それが「英会話学校に通っても効果が出にくい」理由の一つでしょう。理想を言えば、英語痴識人どもをパージして、文部似非科学省検定狂科書を全廃して、大学入試は(慶応SFCなどのように良質の問題を出題する場合を除き)たとえばTOEFLあたりに一本化しないと、日本で本当に必要な文法を習得するのは困難でしょう。

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さて、言語上達の方法論を純粋に議論する前に、英語教育は、なぜ必要か、どのレベルまで、義務教育段階で必要か。高校では、どうするべきか。大学ではどうするべきか。
企業の要求をどうするか。公立と私立の差をどうするか。
など、根本のところをしっかり話し合うべきだろう。(今の文科省には、無理か)
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公立私立格差は最大の問題ですが、私立間格差も問題です。東大京大合格上位校の多くは英語に週6時間以上割いてますが、授業といえばセンター東大京大対策ばかり。何のことは無い。バブル期の都銀よろしく将来の不良債権をせっせと積み増しているだけです。
(確かに進学校には英会話なる授業を行うところもありますが、東京音頭さんの上記理想とは程遠いうわべだけの授業でしょう。外国語を話すということは、自己と話す内容の確立という全人格的作業が必要になるはずですが、大半の進学校は人格形成とは無縁の受験英語や受験対策ばかりおこなってます。話はそれますが、「政治活動厳禁」の進学校でひたすら受験対策に明け暮れ、自己の確立など度外視してノンポリの新自由主義教信者となるような連中は、仮に英語などをマスターしても何か話すことがあるのか疑問です。あまり偉そうな事ばかり言うのも何ですが、アホバカ進学校は英会話を教える前に「真善美」を語り、フランスの若者のような健全な批判精神を持つ人間を大学に送り出せ、と言いたいです。

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そして、英語を母国語にする先生をきちんと雇うことです。
今のJET プログラムにあるような、補助の先生ではなく、会話の時間を英語授業の半分を割き、その先生が受け持つのです。現地で教員の資格を持つ人で、日本語のテストに受かった人をきちんと雇うのです。

これからは、英語授業の半分くらいさいて、ネイティブが受け持っていくことを、文部官僚たちは、受け入れていくことが大切でしょう。
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日本で英語授業の半分くらいをネイティブにゆだね、本気で英語をマスターさせる方向へと舵を切れば、受験狂育そのものが成り立たなくなるでしょう。私としては大賛成ですが、伊藤和夫のような受験英語屋だけではなく、文部似非科学省や(アホバカ進学校を含む)狂育産業は消滅してしまうので、徹底的に妨害するでしょう。

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大学では、ダブルメジャーといって、専門(例えば経済学)と言語(多分、多くの人が英語、中国語を選ぶかな)を両方学ぶことが可能の学部専攻制度が必要でしょう。そのとき英語は、英米文学などを専攻している科目とダブらないよう、実践的な内容が中心になることが必要です。ここでは、日本語で表現することができるレベルに近い英文を書けるように、話せるようになるため、日本語もある程度できる英語ネイティブの教授が必要なことは、いうまでもありません。
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これも賛成ですが、現在の大学生のように3年から就活を強いられるようでは、ダブルメジャーの時間など取れないでしょう。この点は教育サイドと企業の調整が必要ですが、東大出身のアホバカ官僚には無理でしょう。

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このように、根本的に学校、特に公立校が変化できるのなら、英語は、中学からでも、いいと思いますね。小学生は、もっと集団で遊ばせたらいい と思いますね。
もっと自律神経を発達させることの方が重要でしょう。何語でもいいから、コミュニケーションの大切さ を遊びを通じて学ぶことが先で、今の小学生には、たりないですよね。
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この点も大賛成です。

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問題は、実践的な買い物の会話さえも教えない、東大卒が山ほどいて作った学校の英語カリキュラムに問題があるのでしょうが。英会話学校が その穴埋めしているだけです。無能の文部官僚のね。
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全く同感。10年英語を勉強してなお英語が使えず、社会に出てからなお英会話学校に貴重な時間と身銭を費やさなければならない現実。無能文部官僚・御用学者・受験英語屋という英語痴識人悪の枢軸のツケはあまりに大きい。

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