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東洋と西洋が相互理解を深めていくことはまだまだ容易ではないようですね。
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投稿者 如往 日時 2006 年 4 月 04 日 03:20:06: yYpAQC0AqSUqI
 

(回答先: 英語のニーズの話、と豪州人の習う事。 投稿者 東京音頭 日時 2006 年 4 月 02 日 23:16:18)


 東京音頭さん、こんにちは、レスをありがとうございます。


 英語専門教育機関の職員(理事待遇)の友人は「戦後の状況だけを見ても日本人が非常に短期間で海外進出ができたのは、早くから国が英語教育に力を入れたことは無論だが、何よりも相手国(欧米諸国)が他国(日本やアジア諸国)の言語を習得しようとしなかったことが大きな要因になっている。」と語っていました。要するに差別意識の上に胡座をかいていた相手国の怠慢な所作に付け入ることができたわけです。
 この延長線上にあるものとして、東京音頭さんの情報にもありますが、私の知り得る範囲でも欧米諸国の中等学校における歴史教育はその殆んどが自国史中心で周辺部の記述もかなり限定されているようです。四大文明にまで遡って世界史を教えることは広く浅く歴史を眺めるようなものであり、単に学生の負担を大きくするだけでそれほど価値が無いように思われがちですが、たとえ直ぐには歴史の深層を探ることができなくとも、できる限り先入観を排して広角的に世界史を俯瞰することは、これからの国際化社会を生きる人達にとって重要な意味があると考えています。私はそれこそが地球的規模のCommunicationの基盤を構成すると思いますし、難事業であることを承知の上で日本だけではなく欧米諸国も中国をはじめとするアジア諸国も自国史教育と同様に世界史教育の実施に努めて欲しく思っています。

 >豪州人が 独立の歴史をどう習っているか、などは、また、分かり次第おいおい投稿していきます。気長にまっていてください。

 楽しみにして待っていますので、どうかよろしくお願いいたします。それから、(豪州の)小学校の先生方がご自身の高等教育(高校・大学)において歴史についてどのように学んできたのか大いに知りたいものですが、余程の信頼関係が成立していない限り、英国系の人々は往々にして自分の歴史観形成の背景を披瀝することは躊躇するはずですから、思想調査とも訝られるかも知れませんし、多分相当な困難さを伴うのではないでしょうか。でも、密かに東京音頭さんのご健闘に期待しています。

 >そうそう、豪州が奴隷制をしいていたことは、いまだに学校ではおそわりません。いまだに アメリカの専売特許です。また、空襲に苦しむこども、とか、戦争はいかに悲惨であるか、などは、いっさい習わないようですよ。過去の戦争は、民主主義解放戦争、ベトナム戦争は、時間とお金の浪費戦争、軍隊は ヒーローですから。ここでは。そういう行事が学校であります。

 首記のこととも重なりますが、各国の政府が国民にたいし自国と世界との関係史を詳らかにせず、また国際関係を評価するための最低限の材料さえ与えられていない人々と、どんな対話が成立しどのように相互理解に到ることができるのかと想像すると暗澹たる心地になります。これは何も語学の通用性に限定される問題ではなく、非常に根が深いもののように想われます。

 東京音頭さんもご存知の通り、現在通用している日本語のおそらく70%以上が英語・独語・蘭語に対する翻訳語で構成されています。最早日本語の原点に回帰することは難しいと想われます。とは謂うものの対訳語に侵食され、外来語が氾濫する状況にどっぷり浸かって自らを見失ってしまうのも無惨なことです。
 この悲惨な状態を克服するためには、例えば逆に英語の語源や成立過程を探究することによって英語そのものを評価する眼力を養っていくのが地味ですが確実な方法だと思っています。一方、短絡的に自国の伝統的な言語の回復を希求するのは労多くして益少なしの感がしています。
 今後は感覚的・表層的なConversationから論理的・本質的なCommunicationへの進展が望まれますし、そこには勿論相手側の心象風景や教養の水準等の懸案事項が多くありますが、何よりも先ず日本(人)の側が自身にたいし何故それを求めるのかを問わなければならないでしょう。そして、この問題は今日の世界を席巻しているアングロサクソン・プロテスタントの本流を構成する勢力とどうつき合っていくべきかと云ったテーマに収斂していくと想われます。

 また、会いましょう。

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