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自己を探そうとする主体(自己)そのものが障害となるのだろう
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投稿者 ○H○ 日時 2006 年 7 月 12 日 22:05:45: dYD4U0ksEk0Do
 

(回答先: 絵空事じゃねえ本もんの自己ってのを探そうじゃねえか。 投稿者 天蓬元帥 日時 2006 年 7 月 12 日 16:12:11)

>『所有ってことがあるんだから所有者ってもんが居る筈だってえ理屈よ。じゃあどこに所有ってことがあるのかってわけで所有の仕組みが必要になっちまったんだろうよ。所有制度の構築だよな。だから、所有が無くなれば所有者も無くなり超越的自己も無くなっちまうって成り行きよ。』

○H○
ここで私が言う所有というのは、所有制度というよりも所有意識の問題であり、それは自己の同一化における意識の問題であり、その強弱の問題だと思っている。
例えば、「天蓬元帥」というHNを、あなたという何らかの生きている主体が、強く自己同一化してしまえば、そのHNは所有対象となり、その所有対象が侵害されれば、あなたは怒り、殺されそうになると、あなたは恐怖を感じるかもしれない。
生きている存在というのは、死ぬ存在でもあり、それは個であるという認識をしている。それが個として成り立つには主体に対する客体である対象物の存在が必要となり、そしてその関係性において、作用としての働きかけがあると思っている。
全体と離れ離れになっているが故に個は、全体と統合しようという働きかけが生まれ、それが恋愛や依存や支配や所有と言った統合作用を作り出しているのではないだろうか。
勿論、所有を無くせば、所有者も所有物も無くなるのだろうが、それは単に抑圧的で制度的なものでしかないようにも思い、生きる存在である個としての衝動が違う形でそれを増幅させるだろうし、また、所有を無くそうとしている主体そのものは残り、新たな自己同一化、つまり所有を無くすということそのものを所有化し始めることだろう。


>『肉体を所有してんのか逆に所有されてんのか、結構難しいんじゃねえのかなあ。呼吸ってなあ呼気と吸気の繰り返しじゃねえのかい。息を吸うのが所有ってんなら、息をはくなあ所有の放棄ってことにならねえかい。食物も取り入れる一方じゃねえよなあ。糞や尿だけじゃねえで熱だのエネルギーだのって撒き散らしてんだろ。』

○H○
勿論、息を吸うのも食物を取り入れるのも、ひとつの形態を変えたエネルギーの流れでしかないし、肉体すら無のような状態から生まれ、無のような状態になって死んでいく。ただ、所有というのは、意識の問題であると思っており、対象物に作用を及ぼす際の意識の問題だと思っている。つまりそれを自己と同一化することの強弱であると。(もちろん所有と所有でないことの分枝においては、言葉によるカテゴライズ化であるとは思っている)。


>『自己がある限り、そうだよな、自己がある限りだよな。で、自己ってなあ有るのかねえ。死(無)に怯える自己ってなあ、死(無)を抱え込んでる自己だよな。何でそんなもんを抱え込んじまったのかねえ。テメエの存在が絵空事だからってえのが種明かしじゃねえのかなあ。 絵空事じゃねえ本もんの自己ってのを探そうじゃねえか。 』

○H○
死(無)を抱え込んでいるのは、生きている自己だからだろう。つまり主体と客体における関係性において、何らかの生きている主体に自己を見出したからなのだろう。
本物の自己の探求、俗に言う真我の実現においては、自己を探そうとする主体(自己)そのものが障害となるのだろうし、探そうとする意識は、意識の内でしかない。

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