★阿修羅♪ > 雑談専用19 > 684.html
 ★阿修羅♪
「姥捨て山」があった
http://www.asyura2.com/0601/idletalk19/msg/684.html
投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2006 年 8 月 26 日 08:38:38: hB50P3GpBNyQs
 

「姥捨て山」があった。

名のとおり、「穀つぶし」おじいさん、おばあさんを捨てに行く山のことだ、昔話か、実話か知りません。

芭蕉は、「野ざらし紀行」の中で、富士川(?)で捨て子をを見つけ、
「猿を聞人捨子に秋の風いかに」、と詠んでいる。
そして、自分には、なんともならない、その捨て子をそのままにして旅を続ける。

「サザエさん」の初期のものに、親父の波平が、飼っている鳥をおろして、晩御飯のご馳走にして、わかめちゃんが泣き出す、どう「落ち」がついていたか忘れましたけど、そんなエピソードがあった。

自分が、生きるために、肉親を見殺すこと、動物を殺すことを強いられること、そして死に行く人を助けられないほど、残酷なことはありません。

皮肉なのは、人がみづから鳥をおろし、畑を荒らす小鹿を撃っていた時代が、
人の精神が荒廃していた時代だとは言えないことだ。

死にまつわる 醜悪、残酷、畏怖は、清潔、簡易、合理主義という言葉に隠されて久しい。

しかし、「死について思いをめぐらす」ことを回避することは、「生」そのものを回避することに通じるとおもう、死ぬことがあるから、生きることがあるのだ。

生、死に対する敬虔、自分が生きるために犠牲になったものたちへの祈り、それがあるのが「人間の文化」だとおもう。

血統書がなければ引き取り手がない犬猫?、ブランド志向の(中身のなさをブランドで隠す)人たちににふさわしい。

haruさんから書くヒントいただきました、感謝します。


 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ HOME > 雑談専用19掲示板


  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。