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中国は新社会主義を目指すべきである(徐景安)・・・・ TORA氏株式日記より
http://www.asyura2.com/0601/idletalk20/msg/273.html
投稿者 改善党 日時 2006 年 9 月 29 日 20:23:55: 0bjBm/9.zrGcU
 

>>今日の中国では、経済的分野において資本主義に学ぶことによって、効率の問題を解決すると同時に、社会的分野では社会主義を堅持し、社会の不公平さを解決すべきである。

現在、清算を急ぐべきなのは、スターリン式の社会主義理念である。「社会主義は公有制を主体とすべきだ」、「国が経済の最も重要な部門をコントロールすべきだ」、「国有企業を売却してはいけない」、「政府による審査許可の手続きを減らすべきでない」、「政府によるコントロールは減らすべきでない」など、いろいろな意見があるが、実はこれらは社会主義ではないばかりか、社会主義の旗印を掲げながら、権力の独占を維持しようとするものである。それは当面の改革における最大の障害であり、市場化改革と効率の向上を妨げるだけでなく、政府機能の転換も妨害し、不公平を生むことにもつながっている。スターリン式社会主義、偽りの社会主義による思想的影響を取り除くことは、並大抵でない任務である。

市場化改革の利益主体は資本であり、権力独占の利益主体は政府であり、社会の各方面の利益主体は組織化されていない大衆である。この三者の力関係において、一番弱いのは大衆である。中国では各方面の利益を代表する団体組織が足りないため、利益を損なわれてもそれぞれが孤立無援の状態にある。政府が民衆の味方という旗印を掲げて資本を制限するのは、実際は手元にある権力を維持するためであり、経済発展の旗印を掲げて資本を支持し、大衆の利益を損なうのは、実際は彼らの業績を上げるためである。政府が社会大衆の利益を代表するには、制度化された保障が欠けている。いま、トップダウン式の圧力で政府の体制改革と機能転換が望まれているが、それと同時に、総合的な協調機関も必要である。さもなければ部門的な利益独占を突き破ることが難しいからだ。

中国では、効率、公平の問題以外に、持続可能性の問題も解決されなければならない。

資本主義の中核的な理念は「物質本位」で、物質的利益の最大化を価値的目標および基準とする。これは、経済の発展、財産の増加が促され、人間と自然、人間と人間、人間と自己という三つの重要な関係の悪化を招いてしまい、人類社会の持続性を保てなくしてしまう。

我が国は資本主義を学ぶ必要があるが、すでに成熟し進んだ資本主義や、西洋式の現代化などは我々の目標ではない。我が国は人口が多く、資源が少なく、アメリカ人のような生活を送るには、6個分の地球が必要となる。中国は西欧とは異なる近代化の道を歩むべきである。

我が国は社会主義を堅持すべきであるが、スターリン式社会主義とははっきり区別させる必要があるうえ、マルクスの社会主義をそのまま適用してもならない。マルクス主義を充実させ、発展させ、創造するよう、社会主義の新しいモデルを作り出さなければならないのである。

そのためには、新しい理念を打ち立て、新しい目標を目指し、新しい路を切り開いて行かなければならない。それはつまり中国共産党が打ち出した「人間本位」、「全面的な小康(いくらかゆとりのある生活水準)」、「調和のとれた社会」である。

「人間本位」とは、人間の権利を中核に、人間の需要を趣旨に、人間の発展を中心に、人間の持続を原則にすることである。
「全面的な小康」とは、経済が豊かで、エネルギーの消耗が少なく、環境が清潔で、社会の調和が取れ、精神的に愉快であることをさす。
「調和のとれた社会」とは、人間と自然の調和、人間と人間の調和、人間と自己の調和、物質と精神の調和のことである。

効率と公平さをどのようにして融合させるべきだろうか。効率を重んじれば、不公平になってしまい、公平を重んじれば、非効率になってしまう。我々は新しい理念で効率と公平を統合する必要がある。それはつまり「人間本位」、「調和のとれた社会」である。

中国は資本主義の初級段階と社会主義の初級段階にあり、歴史的段階を盲目的に飛び越えて進もうとしてはならない。また中国は西側資本主義のかつて歩んだ道や、ソ連の社会主義がかつて歩んだ道も歩んではならない。持続的発展が可能な新しい道を歩まなければならないのだ。これは実現可能な歴史的跳躍である。>>

http://www.asyura2.com/0601/hasan47/msg/738.html


欧米の超金持ちどもによる残酷な超資本主義的世界支配は終わらせなければならない。そのためには中国の新社会主義になんとでも成功してもらいたいものである。このためには日中の協力体制が必要である。最終的にはインドを含めたアジア版EUを成功させなければならない。欧米の支配層は日本と中国、朝鮮を戦争させたいようだが断じて引っかかってはならない。

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