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□[大阪府]新たに裏金約２千万円 公衆衛生研究所など８部局|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2845905/detail?rd
[大阪府]新たに裏金約２千万円 公衆衛生研究所など８部局
大阪府は１１日、独立行政法人化した部局を含め公衆衛生研究所など８部局で、総額１９５９万円の裏金が見つかったと発表した。これとは別に、裏金５９９万円が、送別会や懇親会などに使われていたことも判明。南河内府税事務所で先月、１０２万円の裏金が見つかったため実施した全庁調査で明らかになった。いずれも約１３億３３００万円の裏金が問題化した９７年度の全庁調査では発覚していなかった。府は、それ以前にカラ出張などでねん出した公金が９年以上、引き継がれてきたとみて、返還手続きや関係者の処分を検討する。
新たに発覚したのは▽公衆衛生研究所＝７００万円（現金）▽府教委財務課＝２１９万円（銀行普通預金）▽産業開発研究所＝１３２万円（同）▽池田保健所＝１１６万円（同）▽政策企画部企画室＝５０万円（ホテル利用券）▽法務課＝８４万円（切手）▽独立行政法人・精神医療センター＝４８４万円（銀行普通預金）▽公立大学法人・府立大学学術情報課＝１７４万円（同）。
池田保健所では、保健・福祉関係者らでつくる「豊能保健医療推進協議会」の経費の保管口座が裏金口座に一本化され、協議会の公金約９６万円が裏金化していた。約３４万円の出金記録がある。
公衆衛生研究所では、手提げ金庫に小分けして保管。封筒に、当時の経理担当者名で「平成８年４月４日確認」と朱書きされていた。担当者らによると、０５年度に動物慰霊費３８９０円のほか、他府県の研究者との懇親会や香典、書籍代などに充てられていたという。
精神医療センターでは、９４〜９５年に裏金用の２口座を開設。当初の入金額は計約３８３万円だったが、４回に分けて計約６５０万円が入金され、同時期に計約５５０万円が７回に分けて出金された。いずれも「せんべつ」名目だった。府教委財務課では送別会などに約１０万円を使用。政策企画部企画室の５０万円分の高級ホテル利用券の出所は不明で、府立大は「運動会」名目で使われたが、詳細は調査中という。
９７年度の裏金発覚では、職員や、裏金を預かっていた業者が返還した。府総務部は「当時、不明朗な金を報告するように通達していたのに、今回発覚したことは遺憾だ。当時の調査が不十分で、返還指示が徹底されていなかった」と釈明している。【堀川剛護】
2006年12月12日11時32分
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