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特集/聖教新聞55周年祝賀会から見えるもの【Forum21】
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投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 6 月 17 日 10:06:09: sypgvaaYz82Hc
 

(回答先: 全日空の国際貨物撤退に理解 冬柴国交相【中日新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 6 月 17 日 10:02:58)

特集/聖教新聞55周年祝賀会から見えるもの【Forum21】


追従するマスコミ・財界トップの罪深さ
乙骨正生(ジャーナリスト)

 非人間的な「人間の機関紙」

 「人間がいます。聖教新聞社の本」
 これは創価学会の出版部門である聖教新聞社が、新聞や電車の中吊り広告に掲載しているキャッチ・コピーである。創価学会は「人間主義」を標榜しているだけに「人間」という言葉が好きらしく、「聖教新聞」を「人間の機関紙」などともPRしている。
 その「人間の機関紙」だという「聖教新聞」の創刊55周年祝賀会が、1月26日、都内のホテル・ニューオータニで開かれた。その模様を報じる1月27日付「聖教新聞」によれば、祝賀会には各種企業や団体の代表や24カ国・地域の大使館関係者など1700人が出席。来賓からはこんな讃辞の声が相次いだという。そのいくつかを紹介しよう。まずは全日空代表取締役会長の大橋洋治氏のコメントから。
 「聖教新聞には、人間尊重の理念があり、世界の平和のための『正論』を発信しています。ここに、世界の摩擦を解決する方途があります。100周年、200周年を目指し、その哲学を持ち続けていただきたい」
 続いては電通の俣木盾夫代表取締役社長。
 「聖教新聞は世の中を元気にし、幸せにしてきました。戦後、日本人が一番大事にしなければならないものである、平和・文化・教育という視点を編集方針にされてきたことが、読者の支持を得ている理由であると思います」
 この創立55周年祝賀会は、2月15日には北海道札幌市で、同16日には宮城県仙台市でも開催され、会場には東京同様、北海道や東北各県の各種企業・団体の代表が多数参加したと喧伝(「聖教新聞」2月16・17日付)している。その紙面には1月27日付同様、次のような来賓の讃辞の声が載せられている。まずは北海道祝賀会から。
 「時代の風潮に少しも流されることなく、確たる哲学・理念を基調とした聖教新聞の論調こそ、今の時代に最も求められるものだと思います」(札幌大学理事長 堀達也氏)
  同様に仙台市での祝賀会に参加した来賓の声。
 「混迷の社会。貴紙のような明確な価値観と主張をもった報道機関の重要性が高まっています。55年という歴史で、一流の地位を築かれたことを心からお喜び申し上げます」(河北新報取締役会長 一力一夫氏)
  まさに歯の浮くようなお世辞の連続。それだけに創価学会は大喜び。さっそく2月6日付「聖教新聞」掲載の「週刊座談会」で、「一流企業が賞讃」との見出しで次のように宣伝した。
 「青木(理事長)さらにまた1月26日には、聖教新聞の創刊55周年記念の祝賀会が盛大に開催された。
 原田(副理事長)大盛会だった。駐日大使ら24カ国・地域の大使館関係者をはじめ、各界を代表する来賓など1700人が来場された。
 佐藤(男子部長)名だたる一流企業のトップばかりです。皆さん、聖教新聞の大発展と、池田先生の活字・出版文化への多大な貢献を最大に称讃しておられましたね」
 周知のように創価学会は政権与党・公明党のバックボーンとして大きな政治的影響力を持っている。また、創価学会は「財務」や「広布基金」という寄付行為を通じて学会員から年間数百億円とも数千億円ともいわれる巨額の金を集めており、経済界・マスコミ界は、その政治力と巨大な資金力の前に屈している。創刊55周年祝賀会での各種来賓の讃辞は、そうした日本の経済界・マスコミ界の創価学会に対する姿勢の表れといえよう。
 特に宮城県の県紙ともいえる「河北新報」と、日本を代表する広告代理店である電通の首脳が、相次いで「聖教新聞」を賛嘆している事実は、日本のマスコミ界の創価学会迎合の深刻さを象徴的に示している。このうち電通は、一昨年4月から10月にかけて静岡県浜松市で開催された「浜名湖花博」での池田大作写真展の広告に介在していたことは、すでに本誌既報の通り。
 いずれにせよ取引関係のある企業のトップが祝賀会で辛口のコメントをするはずもない。その内容が礼賛になるのは無理からぬところ。とはいえ「聖教新聞」に「人間尊重の理念がある」とか、「聖教新聞は世の中を元気にし、幸せにしてきました」とは、呆れるばかりのお追従としかいいようがない。
 なぜなら本誌の連載「今月の『悪口雑言』――『平和と人権』を看板にする団体の“ホンネ”集」に顕著なように、創価学会は恒常的に他者の人権も名誉もおかまいなしの激しい誹謗中傷を繰り返しているからである。その一例として、創立55周年祝賀会の直前にあたる1月16日付「聖教新聞」に掲載された「週刊座談会」を紹介しよう。
 「支持者を裏切る恩知らずは叩き出せ!」「裏切り者の末路」などの見出しのつけられた座談会記事では、創立55周年祝賀会で挨拶した秋谷会長や青木理事長、原田副理事長らが、激しく竹入義勝元公明党委員長らを誹謗している。
 「秋谷 残念ながら過去には、公明党から恩知らずの裏切り者が何人か出た。竹入のような党首までさせてもらいながら、権力の魔性に狂い、人の道を踏み外した連中がいた。
 青木 党の責任だ。公明党は、竹入のような恩知らずの犬畜生は、二度と出すな!叩き出せ!断じて戦え!
 原田 だいたい、どれほど竹入が大ウソつきのインチキ野郎か」

 歴史的事実の抹消を企図

 ここで秋谷氏は竹入氏を「人の道を踏み外した連中」すなわち「外道」と誹謗。これを受けて青木氏は竹入氏を「恩知らずの犬畜生」と罵っている。さらに原田氏は竹入氏を「大ウソつきのインチキ野郎」と中傷している。これらの物言いのどこに「人間尊重の理念」があるというのだろうか。しかも秋谷会長らは、この後、次のように日中国交正常化に寄与した竹入氏の業績を否定する。
 「佐藤(男子部長)何しろ、あいつは学歴詐称だからな(爆笑)。
 竹内(青年部長)女房も『経歴詐称』。息子も『大学不正入学疑惑』。こんな『詐称一家』『経歴捏造一家』は、日本中、どこを探したって、いないだろう(大笑い)。
 佐藤 それにまた、あいつは“日中友好は自分がやった、やった”と大騒ぎして、大顰蹙を買っていたっけな。
 原田 新聞に回顧録まで書いて、恥をかいたじゃないか。あまりの“捏造ぶり”に、今では中国でも相手にされていない(笑い)。
 竹内 その通りだ。たとえば、中国でも権威ある出版社から日中友好について本が出た。ところが、あいつの名前なんか一つもない、という話だ(爆笑)。
 佐藤 あんな、学歴詐称、性格異常の名前なんか日中の歴史に残ったら大変だ。“抹消”は当たり前だよ(大笑い)」
 まさに「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということなのだろう。竹入氏を「学歴詐称」と罵るだけでは足りず、一家揃って「詐称」だの「経歴捏造」などと誹謗する様は無惨としかいいようがない。さらには、竹入氏の日中国交正常化に寄与した役割の否定に躍起になっているが、日中国交正常化の過程で竹入氏が日中両国政府間のメッセンジャー役を果たし、和製キッシンジャーといわれたことは歴史的事実である。
 それゆえ平成10年11月に来日した際、中国の江沢民国家主席は、日中の国交正常化に貢献した政治家として、竹入氏を二階堂進元自民党副総裁や小坂徳三郎元外相らとともに迎賓館に招待。その席上、「周恩来首相は生前、水を飲む時に井戸を掘った人を忘れてはいけない、と言った」として感謝の意を表明したのだった。歴史偽造をくり返す創価学会にとって、歴史的事実の“抹消”などお手のものということなのか。
 その上で青木理事長は、竹入氏同様、創価学会から造反した幹部や議員らに対して次のように脅迫的な悪罵を投げつけている。
 「青木 忘恩、不知恩の裏切り者は、最後は必ず滅びる。一人として例外はない。竹入、竜、大橋、藤原の末路を見ろ。まして、それ以上の悪党なんだ。『上七代・下七代』で、一家もろとも地獄行きだ。それも、自分が大事にしている家族が、真っ先に奈落の底へ墜ちていく、恐ろしいことだ」
 平成15年の5月末から6月初めにかけて「聖教新聞」には、「『正義の言論』聖教新聞」なる座談会記事が掲載され、青木理事長をはじめとする創価学会と聖教新聞の首脳幹部が、「発行部数で読売、朝日に次ぐ大新聞に成長」「新聞製作の技術でも日本の最先端」「『広告でも一流』の聖教新聞」などと、自画自賛を繰り返している。
 その座談会記事において創価学会の首脳らは、「聖教新聞は次代の人材を育成」していると自慢。青少年の人格の陶冶に貢献している旨、主張するが、他者を悪し様に罵り、創価学会を批判する人物や団体に対する憎悪を掻き立てている「聖教新聞」記事が、青少年の人格の陶冶や人間性の向上に寄与しているとは、とうてい言えない。
 いま国会では、市場原理主義を背景に不正な株取引を繰り返してきたライブドアの堀江貴文被告(証券取引業法違反で逮捕・起訴)を礼賛し、総選挙に利用した小泉首相や竹中総務相、武部自民党幹事長などの責任が厳しく問われているが、莫大な資金力と政治力の前に、他者の名誉も人権も無視した誹謗中傷を繰り返す創価学会に迎合し、礼賛を続ける財界やマスコミ界のトップの責任も決して小さくはない。


乙骨正生(おっこつ・まさお)フリージャーナリスト。1955年生まれ。創価中学・創価大学法学部卒。宗教・政治・社会分野などを取材、週刊誌・月刊誌を中心に執筆。著書に『怪死』(教育資料出版会)『公明党=創価学会の野望』『公明党=創価学会の真実』(かもがわ出版)など。

投稿者 Forum21 : 2006年03月01日 02:53

http://www.forum21.jp/2006/03/55.htm

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