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(回答先: 石川県能登地方で震度６強、１人死亡・１１７人重軽傷 （読売新聞） 投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 3 月 25 日 16:08:09)
激しい揺れで倒壊した商店＝２５日午後４時半、輪島市門前町道下
二十五日午前九時四十二分ごろ、能登半島沖を震源地とする強い地震があり、石川県内では七尾市、輪島市、穴水町で震度６強を記録した。輪島市では宮腰喜代美さん（５２）＝鳳至町上町一四五＝が自宅の庭で灯ろうの下敷きになり死亡した。県警や県消防防災課などの二十六日午前零時現在のまとめによると、県内の重軽傷者は百七十五人、避難者は二千四百九十七人、全半壊の住宅は三百一棟に上る。能登空港が閉鎖され、道路の通行止めも相次ぎ、停電や断水なども発生した。
金沢地方気象台によると、震源地は輪島市の南西約三〇キロの能登半島沖で、震源の深さは約一一キロ。地震の規模はマグニチュード（Ｍ）６・９と推定される。県内の観測史上、過去最大の地震という。
二十五日午後六時十一分ごろには余震とみられる地震があり、輪島市と穴水町で震度５弱を記録した。能登地方では二十五日だけで百四十九回の有感の余震を観測した。能登と加賀の沿岸に一時、津波注意報が発令され、珠洲市長橋や金沢港で最大波二十センチの津波を観測した。
金沢地方気象台は、今後一週間程度の間は最大震度５強の余震が起きる可能性があり、場合によっては６弱の余震になることもあり得るとして警戒を呼び掛けている。地震による地盤の緩みを考慮し、大雨警報・注意報の基準を変更して土砂災害に注意を促している。
県消防防災課によると、能登町で二件のぼや火災が発生した。輪島市や能登町などで計約一万三千二百五十戸が断水した。
北陸電力によると、七尾市や志賀町などで最大約十一万戸が停電。志賀原発１、２号機は停止中だが、緊急停止に相当する揺れの強さを記録したという。放射能漏れなどの被害はなかった。七尾大田火電２号機が自動停止した。
石川県は午前十一時九分、防衛省に自衛隊の災害派遣を要請し、午後零時半に災害対策本部を設置した。能登の三市三町も災害対策本部を設置した。県は七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、中能登町、穴水町、能登町の三市四町に災害救助法の適用を決めた。二十六年ぶりの同法適用で、避難所の設置や住宅の応急補修などで、国と県が市町に財政支援を行う。
金大附属病院や県立中央病院など六医療機関の医師ら約三十人が被災地に派遣された。保健師ら十二人も派遣された。
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070326101.htm
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