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アイフルや中央青山監査法人の問題で金融庁は頑張っているが、この村上ファンドの問題こそ積極的に切り込んでいくべきなのだ。
http://www.asyura2.com/0601/livedoor1/msg/763.html
投稿者 TORA 日時 2006 年 5 月 12 日 14:47:15: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu119.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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アイフルや中央青山監査法人の問題で金融庁は頑張っているが、
この村上ファンドの問題こそ積極的に切り込んでいくべきなのだ。

2006年5月11日 木曜日

◆阪神・阪急HD 村上ファンドがやっていること 5月9日 糸山英太郎
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2006/0509.html

阪神・阪急HDと村上ファンドの交渉が連日報道されているが、不思議なことだらけだ。
経営統合を目指す阪急HDが買い取る阪神株の価格交渉も、事実上の期限が今月中旬との見方が濃厚だが1000円超で吹っ掛ける人間がまともな株主なのかと思う。
阪急HDは「企業価値を高められるような価格で折り合わないと(阪急HDの)株主に説明ができない」というが当たり前の話だろう。

基本的に村上ファンドは昔の総会屋である。しかし、なぜ恐喝で捕まっていないのか?
村上ファンドに好意的なマスコミは総会屋では無いということを二つの点で強調している。一つは少量の株式でなく大量の株式を取得し5%ルールに基づき名乗りをあげていること、二つ目は大幅増配や自社株買いなど株主全体の利益以外の要求はしない、ということだ。

笑わせるなと言いたい。
村上ファンドが長期株主であったことは無い、企業がコツコツ貯めた利益をある一時点の株主が強奪して短期で売り抜けているだけのことだ。
私の前では極めて紳士的であった村上くんだが、企業経営者との会談では強圧的な態度で恫喝するそうだ。
確かに一貫した配当政策を怠り、村上ファンドなどに「絶好の機会」を与えた企業も怠慢だが、この強奪に違法性がないと言ってしまえば株主資本という成長に不可欠なものが変質してしまうだろう。
昨年、ドリームテクノロジーズという新興市場株が急騰急落した。
村上ファンドはドリームテクノロジーズ新株を引き受け大株主になったが、その後の売り抜け方は、仕手筋の手法と何ら変わらなかった、市場では有名な話だ。その手法は、破綻寸前の会社に資金を入れる見返りに、新株を大量に「超有利」発行させる。そして会社側には「長期継続保有」のIRをさせておいて株価をつり上げ、売り抜けるのだ。こうしたやり方は、経営側と村上ファンドが完全に組んでいないとうまくいかない。
こんな輩が善良な「もの言う株主」であるはずがないであろう。
アイフルや中央青山監査法人の問題で金融庁は頑張っているが、この村上ファンドの問題こそ積極的に切り込んでいくべきなのだ。

私はこのHPでホリエモンの末路を一年前にズバリ的中させたわけだが、村上くんの末路までもこのHPで言うことになるのならば、非常に気の重い話だ。

最後に国土交通省に一言。
村上くんの提案通りに新経営陣が決まった場合、阪神に対し鉄道の安全管理体制などについて事情を聴くと国土交通省は言っているがこれはおかしい。
素人取締役で安全運行に支障が生じないかどうか懸念しているそうだが、株主にとって安全運行は株主価値の最も重要な部分だ。
役人が心配する必要は全く無いと言っておこう。


◆村上ファンドに嫌悪感  5/10 藤原雄一郎の時事通信
http://park5.wakwak.com/~inox/fuji.htm

阪神電鉄をめぐり、村上ファンド側が「取締役の過半数を渡せ」との株主要求を提案し、この問題もいよいよ山場を迎えました。しかも村上ファンドが要求する取締役には見識を誇る経営者は存在せず、単なる村上の手下では開いた口がふさがりません。

今までの村上ファンドは買い占めた株の力を背景に、株主利益最大となるような法外な要求を打ち出して、買い占めた株式を高値で売り抜けて利ざやをかせぐことで物議をかもしてきました。

狙われた会社は、概して優良な会社ではありますが、「持っている経営資源を最大限有効に活用しているか」との観点で村上ファンドから揺さぶりをかけられて痛い目にあっています。このような総会屋まがいの行動を私は非難していますが、世の中の人々から「藤原雄一郎は古い人間。資本の原理が全く理解できていない」と切り捨てられています。

しかし今度は阪神電鉄の経営への直接介入です。もしこの株主要求が実現したらどのような手段に出るのか、必ずしも明快ではありません。一般的にファンド関係者は「お金にならない安全投資」にはきわめて後ろ向きです。JR西日本の教訓など頭に入っている気配もありません。

鉄道は立派な公共財で、人々の大切な命を預かっています。フジ・テレビの時はあれほどまでに「電波は公共財」と騒いだマスコミも今度は「鉄道は公共財」と大騒ぎをしません。

利益さえ上げれば良い投資ファンドのマネーゲームで私たちの安全がなおざりにされるとすれば重大問題です。ここで再び、みたび「会社は誰のものか」との問いを発したいと思います。会社は村上ファンドの金儲けの道具では絶対にあるはずがありません。

村上ファンドが動いていると判明すればその会社の株が暴落すれば、村上ファンドも軽々に手を出せないはずです。「そうなら他のハゲタカが格安で手に入れるだけ。だから藤原雄一郎は何もわかっていない」との非難の声が聞こえてきそうです。

しかし実業である会社が「会社は株主のもの」との簡単なひとことで翻弄されて良いはずもありません。ここはゴウゴウたる非難の声をあげて「会社はそれにかかわる全ての人のもの」を村上ファンドに知らしめようではありませんか。マスコミも少しは目を覚ませ!!


◆シンガポールに拠点移転 村上ファンドが新会社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000235-kyodo-bus_all

村上世彰氏率いる投資ファンド(村上ファンド)は10日、村上氏が全額出資する投資会社をシンガポールに新設し、ファンドの中心的な投資会社である「MACアセットマネジメント」のすべての資金を新会社に移したと発表した。同ファンドは「グローバルな(投資の)展開に適切に対応するため」と説明。投資活動の実質的な拠点を日本からシンガポールに移したとみられる。
 移転による国内の投資案件への影響については「コメントできない」としているが、阪神電気鉄道株の売却交渉がヤマ場を迎える中での海外移転発表は、関係者に波紋を広げそうだ。
 新会社名は「MAC ASSET MANAGEMENT」で、資本金3000万円を村上氏が出資し、3月10日付で設立登記した。

(共同通信) - 5月10日22時11分更新


(私のコメント)
ライブドアの元社長のホリエモン起訴で一件落着になりそうな状況ですが、村上ファンドは捜査も受けず、起訴もされずにシンガポールに高飛びして逃れるようだ。それくらい先が読めなければファンドマネージャーは務まりませんが、ホリエモンは運悪く捕まってしまった。検察がどの程度まで真相に迫れるかは分かりませんが、彼らの投資ファンド組合は闇資金のマネーロンダリングに使われている。

また、巨額の利益を課税逃れのために海外の投資ファンド組合に隠すこともできるようだ。今回のライブドアの捜査も検察はスイスのプライベートバンクにまでは及んでいないようだ。村上ファンドも大きく膨らんで運用資産は1兆円にもなるということですが、その資金の出資者は非公開だ。

その中にはヤクザもいれば、政治家もいる。彼らのやり方を見れば真正直に働いて稼ぐのがばかばかしくなり、法律のグレーゾ−ンをつかって、濡れ手に粟のぼろ儲けな仕事に一生懸命になる。村上ファンドの村上氏も、真面目に働いている会社の社長が馬鹿に見えて仕方がないのだろう。

犯罪性からいえば村上ファンドの方が恐喝で捕まっても不思議ではないのですが、検察は泳がせているのだろうか? ホリエモンは粉飾決算で捕まりましたが、村上ファンドは阪神電鉄を阪急に売り飛ばすと脅しつつ、高額の配当を要求する。確かに会社は株主のものと言う理屈はあるが、鉄道そのものは公共財であり株主だけのものではない。

村上氏は会社の経営者に対してボロだのカスだのと馬鹿にしつつ、村上氏は阪神電鉄を経営して業績を伸ばせばいいのでしょうが、金融ブローカーが阪神電鉄を経営して上手くいくはずがない。楽天にしてもプロ野球団を持ちましたが、プロ野球団経営に対しては素人で、楽天はお荷物球団になっている。

阪急に阪神電鉄を1000円以上の高値で売り抜けることを目指しているのでしょうが、これでは単なるグリーンメーラーで株の買占め屋であり、投資活動で利益を得るファンドマネージャーでもない。表には出てきませんがヤクザなどと手を組んで阪神電鉄を強請やたかりで自社株買いを強要する。

だから会社は株主のものと言う論理は初期の資本主義では正しくても、高度に発達した資本主義社会では会社の公共性を考えれば、会社は株主のものだけではない。資本原理主義から見ればおかしいかもしれませんが、株式の過半数を支配しても、大株主が自由に阪神電鉄の資産を切り売りしたりしたら強盗と大して変わらない。

確かに日本の会社で優良な資産を持ちながら有効に生かしていない事もあり、それらが株価に反映していない面もある。会社の利益の割には配当も異常に低い会社もある。以前のような株式持合いが進んで安定株主になり、会社経営者に一般株主の意見は反映されない面もあった。いわゆるシャンシャン総会で株主総会が形骸化していた面もある。

ところが世界的な流動資産が極大化して、村上ファンドのような投資ファンドに1兆円もの金が集まるようになり、持ち合い解消が進んで金さえあれば株を買い占める事も可能になってきた。しかしその結果、彼らのやっている事はかつての総会屋と大して変わらないことをするようになってきた。

村上ファンドはライブドアのようになるのを恐れて、シンガポールに逃げる用意を始めた。グローバル化は金融犯罪もグローバルになって、脱税もタックスヘイブンを使えば国税庁も手が出せない。当局は否定しているが、スイス銀行のホリエモンの隠し財産は摘発できないだろう。

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