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(回答先: 村上容疑者 経営権奪取で指南書 地検押収 ライブドアに提示 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 07 日 05:46:19)
村上ファンド、株売り抜け ライブドア利用鮮明
時間外で２００万／“共闘”破り別の３００万も
村上ファンドによるニッポン放送株のインサイダー取引事件で、ライブドア（ＬＤ）が昨年２月８日にニッポン放送株の大量取得を公表直後、村上ファンドは保有していた約６４０万株のうち、５００万株近くを売却していたことが６日、東京地検特捜部と証券取引等監視委員会の調べで分かった。このうち、約２００万株はＬＤとの時間外取引で売り抜けていたことも判明した。
証券取引法違反容疑で逮捕された村上ファンド前代表の村上世彰（よしあき）容疑者（４６）が、インサイダー取引の一連のスキーム（枠組み）を作成、ＬＤを「売り抜け先」として利用していたことがより鮮明になった。
調べによると、村上容疑者らは平成１６年１１月８日、ＬＤが５％以上のニッポン放送株を取得するとのインサイダー情報を聞き、翌９日から１７年１月２６日までにニッポン放送株約１９３万株を購入した疑い。その結果、保有するニッポン放送株は同年１月５日時点で約６０９万株（１８・５７％）になり、２６日までにさらに約３０万株を買い増した。
村上ファンドは、フジテレビ保有分以外のニッポン放送株を、ＬＤと半数ずつ取得することを目指す約束を締結。ＬＤの保有分は２月４日に５％を突破した。村上ファンドは同月８日、ＬＤ側との事前合意に基づいて行われた時間外取引で、そのうち約２００万株を売却した。
しかし、村上ファンドはＬＤとの約束をほごにし、時間外取引後に、別に３００万株を売却。ＬＤとフジテレビのニッポン放送株争奪戦で株価の高値が維持された状況で、売却が進められた結果、２月２８日には約１１２万株（３・４４％）まで減少していた。インサイダー取引で買い増した分だけで少なくとも約３０億円の利益を得た。
ＬＤ側は当初、村上容疑者が共闘してニッポン放送株を買い進めるとみていたが、村上ファンドが売り抜けたことから「裏切られた」と憤っていたという。
◇
■監査役の事務所捜索
東京地検特捜部は６日、証券取引法違反（インサイダー取引）容疑で、村上ファンドの中核会社「Ｍ＆Ａコンサルティング」や投資顧問会社「ＭＡＣ（現マック）アセットマネジメント」の監査役の弁護士の事務所（東京都中央区）などを家宅捜索した。
村上容疑者は株取引に関する法的な疑問点などについて、この弁護士にたびたび相談。この弁護士は逮捕前の村上容疑者の弁護団会議にも出席していた。ＭＡＣは村上容疑者の逮捕容疑の中で、インサイダー取引の主体とされ、村上容疑者は同社の業務に関して、ライブドア側からニッポン放送株買い付けの内部情報を公表前に聞き、同放送株のインサイダー取引をしたとされる。
一方、５日午後５時前に始まった東京・六本木ヒルズの村上ファンド事務所の捜索は約９時間続き、６日午前１時４５分に終わった。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/07na1001.htm
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