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□米人気番組「プリズン・ブレーク」、著作権侵害で訴えられる [CNN]
http://cnn.co.jp/showbiz/CNN200610270014.html
米人気番組「プリズン・ブレーク」、著作権侵害で訴えられる
2006.10.27
Webpostedat: 15:46 JST
- CNN/AP
米ミズーリ州セントルイス――昨年から始まった米ＦＯＸテレビの人気番組、「プリズン・ブレーク」で、番組のストリーは、自らの体験に基づき執筆した脚本と酷似している、と主張するミズーリ州在住の兄弟が同テレビ局などを相手取り、著作権侵害の訴訟をこのほど起こした。
同州の州都ジェファーソンシティーの地裁に訴えを起こしたのは、ロバート・ヒューズさん（５９）とドナルド・ヒューズさん（６３）の兄弟で、ＦＯＸテレビと同番組の製作総指揮者、ポール・シュアリング氏を相手取り、損害賠償と付随する費用の支払いを求めている。損害賠償の請求金額は不明。
訴状によると、２人は実体験に基づいて脚本を書き、原稿を２００１年に代理人を通じてＦＯＸのプロデューサーに送ったが、不採用となった。
昨年秋に放映開始の「プリズン・ブレーク」のストリーは、副大統領の兄弟殺しの冤罪（えんざい）で、死刑宣告された兄の無実を信じた弟が自らも故意に罪を犯して入所し、兄と共に脱獄を図るというもの。ヒューズさんらは、自分たちの脚本のアイデアと酷似していると主張している。
弟のロバートさんは１６歳だった１９６４年５月、偏執性妄想を患っていた実の母親の訴えによって、無実の罪で２１歳まで年少者の更正施設で刑に服するよう命じられた。当時２０歳だった兄のドナルドさんは、その２カ月後に弟の逃亡を助け、４年間の逃亡生活を共に送った。１９６８年に地元紙カンサスシティー・スターが記事を掲載したことがきっかけで、２人は容疑を晴らすことができたという。
ＦＯＸ側は、訴状を見ておらず、係争中の事件についてはコメントしない、と述べている。「プリズン・ブレーク」は現在、シーズン２を放送中。
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