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プロット・秋田小1殺害 [どん底あるいは青い鳥。]
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投稿者 white 日時 2006 年 6 月 09 日 20:26:11: QYBiAyr6jr5Ac
 

□プロット・秋田小1殺害 [どん底あるいは青い鳥。]

 http://donzokoblue.blog55.fc2.com/blog-entry-91.html

プロット・秋田小1殺害

容疑者が号泣しながら自白したとか。


長女の死に関連か 殺害自供の女ほのめかす

秋田県藤里町の町立小1年米山豪憲君殺害事件で、死体遺棄容疑で逮捕された 畠山鈴香容疑者が、動機について、長女彩香ちゃんが4月に水死したこととの関連をほのめかしていることが9日、分かった。

畠山容疑者は当初殺害をほのめかしたものの、その後の調べで「別の人が殺した」などと供述を変遷させており、能代署捜査本部は慎重に裏付けを進めている。

8日午後の取り調べで、畠山容疑者は突然号泣し「帰宅途中の豪憲君を自宅に呼び入れ、首を絞めて殺した。豪憲君に手を合わせて拝みたい」などと殺害を認める供述を始めた。

この中で動機について話したとみられ、金銭目的や、豪憲君宅に対する恨みなどではなく、彩香ちゃんの死が殺害と何らかの関係があるという趣旨の話をしたという。


泣きながら白状するのは、別に不思議でも何でもない。

人間はな、そんなに強いもんではないよ。細かな所はどうでもいい、キメ手などは出さんでもいい、ただ殺しを自供させてくれ、と被疑者をあてがわれれば、3人でも4人でも同じように自白させてみせるよ。今どきそんなことが、という顔をしているナ。何ならやってみるか。お前さんでもいいよ。お前んとこは刑事の手の内を多少聞きかじっているから、少しゆとりを見て、そう3日でいい。3日あったら、お前に殺人を自白させてやるよ。3日目の夜、お前は、やってもいない殺人を、泣きながらオレに自白するよ。右のとおり相違ありません、といって指印も押すよ(『自白−冤罪はこうして作られる』風煤社)(引用元)

※この記述はおそらく同じ著者による「冤罪はこうして作られる」という講談社新書にも転載されている。ということで、畠山容疑者も3日程度で首尾よく自白に落ちた。では殺害の動機は何か。上の記事では「長女彩香ちゃんが4月に水死したこととの関連をほのめかしている」「彩香ちゃんの死が殺害と何らかの関係があるという趣旨の話をした」とある。ところがこの記事は早々に削除され、続報では「殺害は発作的なもの」と変化する。


「娘の品もらって」と誘う 弁護士が会見 秋田小1殺害

弁護士によると、畠山容疑者は5月17日午後3時半ごろ、窓の外に豪憲君の姿を見かけた。外に出て「豪憲君、あのね、彩香の思い出の品を何かもらってほしいんだけど」と言って、自宅に招き入れた。

靴を脱いで上がってきた豪憲君の帽子を見て「彩香のものに似ている」と思ったという。「他の子は元気なのに、彩香はいない。苦しくて、悲しくて、張り裂けそうな気持ちになった」。彩香さんの部屋の廊下に豪憲君が立ち止まっていた様子を見て「なんで彩香がいないのか」と思ったという。

長さ150センチ前後、幅3センチほどの着物の腰ひもを取って、後ろから首に回した。豪憲君は「きょとんとした表情で、振り向いた」という。畠山容疑者は目をつぶって絞めたという。

畠山容疑者は「窓も玄関も開いていたので、計画的ではない」と話している。「怖くなって、どうしていいか分からなくて、玄関にあった靴を遺体に履かせた。ひもは、コンビニの袋に入れて、物置に入れ、後日、実家に持って行った」という。

遺体は遠足用のオレンジ色のシートにくるんで、車で運んだ。「藤里よりも、二ツ井の方が、捨てる場所を探せる。住んでいた場所なので」と、旧二ツ井町に向かい、米代川沿いの道路の草むらに遺体を遺棄したという。


とまあ、これでは「動機は長女彩香ちゃんの水死と関連」とした記事は削除するよりほかあるまい。毎度ながらいいかげんなことである。

さて、容疑者が弁護士に語った犯行の詳細は真実であろうか。少し見渡しただけでも、ツッコミどころは幾つもある。動機としては「彩香ちゃんと豪憲君の姿が重なったので発作的に」といったところであるが、そんな理由で誰かを殺す人間はいない。目の前の小学生がそこまで愛する娘と重なったのなら、殺すよりも抱き締めるほうが遥かに自然である。

被害者が「きょとんとした表情で、振り向いた」というのは「遺体に抵抗した形跡がなかった」との整合性を持たせたものだ。だが絞殺で息絶えるまでには少なくとも数分の時間がかかる。その間ずっと豪憲君は「きょとんとして」おり、苦しくなっても自分の首を掻き毟ったりはしなかったのか。よほど容疑者が怪力であれば「きょとんとしたまま」絶命するかもしれないが、その場合には首の骨でも折れていなければならないだろう。

凶器は「着物の腰ひも」である。その腰紐は突発的な殺意を抱いた時点で容疑者にとって「最も手近にあったもの」だったはずだ(頭の上にぶら下がっていたらしい―笑)。着物というのはそうそう着るものではないから、通常は押し入れの中にでも仕舞い込んでおく。それが手近にあるとは、ふだんから本来の目的外にその紐を使用していたということになる。

で、着物の腰紐で検索したら、こちらの通販サイトにサイズ150×3cmという供述そのものズバリの商品を見つけて笑ってしまった。この一致は何なのか。実際にふだんから目的外のために散々使用している紐であれば、本人が「150×3cmくらい」などと表現することはない。このあたりの表現から判断するのに、凶器の実物を見せられたわけではないのだろう。

もしかして被害者の首についていたという「細かい網目痕」が「あるメーカーの腰紐」に一致したのか。警察は速攻で「二回目の家宅捜索」に向かったらしいが、その際にわざとらしく腰紐を見つけたりすることのないよう願いたい。仮にそうするとしても、間違っても「幅3cmの新品」を発見するなどという恥ずかしいことのないように。

「どうしていいか分からない」ので「遺体に靴を履かせた」というのはケッサクである。室内で殺害した場合、遺体は靴を脱いでいる。だが被害者は靴を履いたままだったから、これは事件発生当時自宅にいたはずの容疑者の犯行とするには大きな障害となる。当時の記事に、

草むらには抵抗したような形跡はなく、靴を履いたままの状態だったことから、豪憲君は車で連れ去られた直後に車内などで殺害されたとみられる。(引用元)

とある。やはり靴を履いたまま拉致殺害されたという判断のほうが適切かつ自然だろう。気が動転した上に、人を殺すくらい力を使ったあとのくたびれた手で、遺体にわざわざ靴を履かせたりする人間はいない。それとも靴に容疑者の指紋でもついていたのか。

それにしてもマスコミの垂れ流し体質には驚かざるをえない。今回発表された動機からすると、容疑者は亡くなった娘を非常に愛していたことになる。ところがこれまでマスコミが散々書き立てた「容疑者の凶悪さ」の根拠は、まさしくその娘へのネグレクトにあったのではないのか。

娘を愛していたといえば「それは自分勝手な愛情だ」「容疑者の二面性だ」などという。「容疑者の話は首尾一貫している、だから嘘を入念に作り上げる凶悪な性格だ」と報じたその舌で「容疑者の供述はコロコロ変遷している。嘘つき体質で信用できない」と言い募る。

DNAによる本人鑑定には簡易検査でも「数日かかる」と報じながら、家宅捜索の「当日」に「『豪憲君の』血痕が発見されました!」などと(いう嘘を)嬉々として叫ぶ(遺留毛髪DNAが容疑者のものと一致したというのは結局誤報だった)。他人を多重人格呼ばわりする本人たちが、その都度平気で正反対のことを言ってのけるのだから世話はない。

3日間の取り調べののち、泣きながら偽りの自白をする。そのあとの被疑者はどうなるのか。

「私がやりました」と言った以上、被疑者は犯行の具体的中身を言葉にしていく以外にない。

幸か不幸か、被疑者は、自白に追い込まれるまでに、自分がやったのではないその事件について、かなりの情報を得ている。それは一部にはラジオ、テレビ、新聞などのマスコミ情報であろうし、また一部には隣人、知人からの噂であろう。

さらに逮捕され取調べの場におかれてから取調官の口を通して知らされた事実もあろうし、突きつけられた証拠から類推できることもある。さらには取調官の尋問、詰問の背後に、取調官たちの描いた事件筋書を透し見ることもできる。

否認段階では、これらの事件情報が、自分には無関係なものとして、ただモザイク的に散在しているだけかもしれない。しかし、ひとたび「私がやりました」といい、取調官から「どうやったのだ」と問いつめられて、逃れようがなくなったとき、被疑者はこのモザイクをひとつにまとめて、自分がやった犯行として筋書を構成せねばならなくなる。誰も教えてくれないとすれば、自分からそうせざるをえない。

とはいっても、自分がやった行為でない以上、それまでに与えられていたモザイク状の情報を過不足無く、ひとつのストーリーにまとめあげるなどということは、卓抜な推理小説家でも容易ではあるまい。おまけに、身に覚えのない犯罪を不本意にも自分がやったと言うところまで追い込まれているのだから、心理的にも穏やかでいられるはずはない。

はなはだしく動揺したなかでモザイク情報をつなぎ合わせる作業は、そうそううまくいかない。矛盾につきあたるたびに、取調官の追及をうけ、追及の結果、矛盾を訂正して、あらたな供述を行う。そうして、やがて他の客観的証拠と大枠において一致する供述にまとめられていくことになる。
(浜田寿美男『自白の研究』三一書房)(引用元)
それにしても、容疑者が娘への愛情ゆえに近所の子を殺害したというストーリーを描くとなると、最初の娘の件が宙に浮く。あれは事故ではないという見解を散々垂れ流したのはマスコミである。ネグレクトゆえに娘を殺害し、娘への愛情ゆえに二軒隣の子どもを殺す、そんな「二面性」でまた片付けようとでもいうのだろうか。

冤罪はこうして作られる
小田中 聰樹 (講談社)

自白の研究―取調べる者と取調べられる者の心的構図
浜田 寿美男 (三一書房)

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