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視線のケージ―主婦は見たのか殺ったのか [どん底あるいは青い鳥。]
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投稿者 white 日時 2006 年 6 月 11 日 20:49:35: QYBiAyr6jr5Ac
 

□視線のケージ―主婦は見たのか殺ったのか [どん底あるいは青い鳥。]

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2006/06/11 視線のケージ―主婦は見たのか殺ったのか

秋田小1殺害事件の容疑者の供述を不自然に感じる人は多いようだ。だがほとんどの人は不自然さの理由を「容疑者が嘘をついているから」だと考える。私などはつい「取り調べの中でそういうストーリーを散々聞かされたのだねえ」などと考えてしまう。

もしも容疑者が真犯人で、それでもなおああした嘘を語るとすれば、その目的は「計画性がなかった、だから罪は計画殺人よりも軽い」と訴えることにあるはずだ。そういう場合に「軍手を使った」などという計画性を窺わせるような嘘を進んでつくはずはない。

遺体その他に手袋を使ったとしなければ説明できない所見があるからそんな話になる。押収した中に軍手と紐があった、だからストーリーに織り込んだ。靴も遺体が履いていたから「気が動転したので遺体に靴を履かせた」ことにする。供述の不自然さはひとえにストーリーを作った人の拙さによる。

さて「観劇レビュー&旅行記と日記」さんのエントリー「ネガティブ・キャンペーン」によれば、あるニュースショーの中で貴重なレポートが為されていたらしい。


今朝の『サタ・ズバッ』で現場レポーターが、注目すべき発言をしていたので、ご紹介します。

その男性レポーターの報告では【被疑者の性格について、さまざまなネガティブな面が流されているが、逮捕されたという状況で、いい面・悪い面の内、悪い面ばかりがどっと報道されている。

そのネガティブな情報も、私たちの取材で情報元を手繰ってゆくと、一ヶ所からの情報に行き着くことがわかった。それが、口伝てで複数の口から語られ「とんでもない女」というステレオタイプに造り上げる…】。


レポーターは「住民たちはとにかく逸脱した人間の仕出かしたことだからと安心したいのだろう」というニュアンスでその話を紹介したようだ。だが果たしてそれだけの話であろうか。

たとえば仙台筋弛緩剤事件では、病室で点滴を調合し、その直後に患者が死亡したという看護師がいた。だが逮捕されたのは彼女ではなく男性看護師の守被告だった。するとこの女性看護師は、それまで誰も知らなかった「急変の守」という言葉をメディアに流す。その言葉はじきに独り歩きをはじめ、守被告と事件とを印象の上で決定的に結びつけた。

彼女は公判でも「守被告は老人や子どもが嫌いだと言っていた」等々、守被告に不利な証言を繰り返した(急変で亡くなったのは主に高齢者と子ども)。実際の被告はお年寄りとも子どもとも仲がよく、亡くなった老人も彼に見合いの世話をしてやろうかなどと語っている。

悪意のある嘘つきは実在する。彼らは殺人者ではないかもしれない。しかし無実の人を「あの人がやった」と名指ししあらぬ罪に陥れるのだ。そういう存在が今回の秋田の事件にもあるのではないかと戦慄するのである。

ということで「畠山容疑者に関するネガティブな情報」というのを、その証言者とともにピックアップしてみた。週刊誌のほうがひどいようだが、ネットではテキスト公開されないため、元記事は夕刊やスポーツ新聞がもっぱらである。


少なくとも4人の男を見た。(畠山容疑者は)前の夫といる時より、ワントーン違う声で「何買うの〜?」って。男に甘えてピッタリ寄り添っていた(近隣住民)。

「彩香が商店で期限切れのパンをもらっていた」という話を聞いたことがある。彩香はいつも鈴香に遠慮しているような感じ(近所の主婦36歳)。

彩香ちゃんが亡くなった後、ヒールやミニスカートの派手な格好を見たのでおかしいと思った(近所に住む主婦)。

近所の人と(畠山容疑者が)いつもの車の置き方と違うので、気持ちが悪いと話していた。(団地の主婦)

畠山容疑者は数カ月前まで自宅でウサギを飼っていた(近所の住民)。

彩香ちゃんが亡くなった後、豪憲君の父親に彩香ちゃんと豪憲君が一緒に映るビデオを渡され、知人に「あんまりだと思わない」と漏らしていた(知人)(畠山容疑者はこれを否定)。

商店街の3軒に1軒しかビラを配っておらず、真剣にやっているとは思えなかった。ビラを配りながら携帯電話で誰かと連絡を取り合っていた(商店主)。

彩香ちゃんが亡くなってから、鈴香容疑者は道路沿いの部屋の窓を開けて外を眺めていた(米山さん宅を妬んでいたの意)(近所の住民)。

鈴香容疑者の新しい恋人の存在を豪憲君が知っていたことが関係するのでは(住民)。

いつも自転車に乗って出かける子が、あの日だけは歩いて出かけた。まだ雪も残り、水も冷たい川に遊びに行くのはどう考えてもおかしい(ので彩香さんは自殺ではないかの意)(近所の主婦)。

黒い乗用車に乗った若い恋人が鈴香容疑者の家に入ると、彩香さんが追い出された。冬の寒い日もそうだ。小さい子には相当堪えたのでは(町内の商店主)。

料理を作らないためプロパンガスも解約し、ゴミ袋はカップラーメンばかり。普段はラーメン店に外食か、コンビニで買ってきたようなものを食べていた(近所の主婦)。

学校の職員がおなかを空かせた彩香さんにご飯を食べさせてあげたりした。あんまりそういうことがあるもんだから、PTAや児童が彩香さんの家庭事情を知るところになった。それが彩香さんを追いつめた(商店主の女性)。(「PTAではそんな話は聞いていない」との証言あり)

「日替わり弁当」と呼ばれていた。あの女が家に若い男を連れ込み、用(SEX)を足す。玄関の鍵を閉めるので、彩香ちゃんは寂しそうに外で遊んでいた。寒い冬の日に外へ出されたこともあり、知人がご飯を食べさせてあげたこともある(近所の主婦)。


同僚や同級生による過去語りを除けば、町内の話のソースはほとんどが「近所の主婦」「近所の住民」となっている。素直に取れば非常に多くの住民が個別に容疑者を嫌っているかに見える。だがこれはやはり一人もしくはごく少数の「近所の主婦」が何度も登場していると考えたほうが正しいだろう。

特に「少なくとも4人の男を見た。前の夫といる時よりワントーン違う声で…」という証言は凄まじい。「前の夫といる時」とは彩香ちゃんが生まれた当時、つまり8年以上も前のことだ。以来8年もの間、この「近所の主婦」は畠山容疑者とその家を見張り続け、彼女がいつ誰と付き合っていたのかも逐一心に留めていたのである。

「日替わり弁当」などという言葉が御近所に本当に存在したのか。実は「急変の守」と同じく悪意ある者によるデッチ上げではなかったのか。「人助け」という酷い言葉もあった。マスコミも主婦の言葉を小躍りして垂れ流すより、一度でも自分で検証してみてはどうなのか。

町内の商店主が「黒い乗用車に乗った若い恋人が鈴香容疑者の家に入ると、彩香さんが追い出された」と非常に臨場感のある証言をしているが、商店主はどこでそれを目撃したのか。近所の主婦は「彩香ちゃんが外へ出され、知人がご飯を食べさせてあげた」というが、御飯をあげたのが「見ていた主婦本人」ではないことをおかしいとは思わないのか。

「近所の住民」による最も重要は証言は「午後3時半の目撃」である。


自宅脇で車の目撃情報/藤里・男児殺害、鈴香容疑者が捜査線上に

米山豪憲君の死体遺棄容疑で4日逮捕された畠山鈴香容疑者が捜査線上に浮かび上がったのは、近所の住民の目撃情報がきっかけだった。

先月17日午後3時半ごろ。豪憲君が行方不明になった時間帯に、鈴香容疑者は自宅脇に止めていた白の軽乗用車のハッチバックを開閉していた―というのだ。

軽乗用車は鈴香容疑者がふだん乗っていた。いつもは、北側の玄関前に横向きに駐車していたが、その日は西側隣家との間の敷地に車の前部から乗り入れ、ハッチバックは道路側に向いていたという。

能代署は早い段階でこの情報を入手。同17日午後9時ごろから翌18日午前2時ごろまでの間、自宅にいた鈴香容疑者から任意で事情を聴いた…。


疑われた理由は警察犬だと報道されたが、これはそうではないのだろう。被害者が失踪したその日のうちに、この「近所の住民」が「午後3時半ごろ鈴香容疑者は軽乗用車のハッチバックを開閉していた」と告げた、このたった一言のために警察のマークははじまったのだ。

上の恐るべきリストの中にある「いつもの車の置き方と違うので、近所の人と気持ちが悪いと話していた」というのはこのときのことなのだろう。車の置き方までチェックする、その限度を超えた悪意の視線は何なのか。容疑者は長いこと、そんな視線に晒されていた。「視線の鳥籠」の中で生きていたようなものだ。カーテンを閉めたくなるのも道理である。

そこまでチェックしているのなら、その目撃住民は「道路のほうを向いたハッチバック」に容疑者が何を積み込んだのかもきっと見ているはずだ(計画的犯罪の場合、ハッチバックは普通家のほうに向けると思うが)。そうした視線を持つ「近所の住民」が、ハッチバックの「開」と「閉」のときだけチラリと見た…などということはまずありえない。

オレンジのシートが見えたのか。ランドセルは後から積み込んだのか。容疑者は日頃から「見られている」ことを十分認識していたはずである。にもかかわらず「視線の鳥籠」の中で被害者を家に招き入れて殺害し、遺体を真昼間に車に積み込んだのか。

被害者の失踪当日に夜中の2時まで事情を聴かれた畠山容疑者は、一貫して関与を否定している。つまり「近所の住民」は「決定的な何かを見た」と語ったわけではない。おそらくこの住民は「何も見ていない」、つまり嘘をついたのだろう。そもそもこの住民自身、午後3時半のアリバイはあるのだろうか。

「近所の住民」「近所の主婦」が目の前でうるさく遊ぶ子どもを憎んだことはなかったのか。子どもを介して仲良く付き合う2軒の家を羨むことはなかったのか。狭い地域で立て続けに子どもが殺害された。犯人はあるいは、それらの子どもを同じ理由で、同じように殺害して捨てただけかもしれない…とまあ、犯人視なら別の人間相手でも幾らでも可能なのである。

神戸事件の少年Aは「彼がやったと思う」という友人の狂言一つで警察から目をつけられ今に至っている。今回の畠山容疑者もそれと同じケースではないのか。凶悪で不可解な事件が起こる。不安と動揺、そして期待。そこで誰かが唐突に「犯人はあの人ではないか」と言ってのける。

とたんに警察も世間も名指しされた人を追いかけ回す。たとえ事実や証拠との整合性がなくとも、ひとたび走り出した捜査と報道が見直されることは決してない。だが私なら「名指しされた人」ではなく「名指しした人」のほうをまずは疑う。悪意は実在するからだ。

その者は心から容疑者が真犯人だと信じて真実を証言したのかもしれない。あるいはただの虚言癖患者なのかもしれない。だがもしその者自身が真犯人だったらどうだろう? 理性を失いゴシップを喜ぶこの世界では「それらしい他人の名前をほのめかす」だけで、永遠に罪を免れることが可能なのである。

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