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彩香ちゃん殺害で畠山鈴香容疑者を再逮捕 [毎日新聞]
http://www.asyura2.com/0601/nihon20/msg/308.html
投稿者 white 日時 2006 年 7 月 19 日 00:27:46: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: 畠山容疑者を再逮捕 彩香ちゃん殺害容疑 [共同通信] 投稿者 white 日時 2006 年 7 月 18 日 13:47:33)

□彩香ちゃん殺害で畠山鈴香容疑者を再逮捕 [毎日新聞]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2214325/detail?rd

[秋田2児殺害]彩香ちゃん殺害で畠山鈴香容疑者を再逮捕
 秋田県藤里町の小学4年、畠山彩香ちゃん(9)殺害事件は、遺体発見から3カ月余を経て、秋田県警が母親の畠山鈴香容疑者(33)逮捕にこぎつけた。当初は事故死に傾き、2件目の米山豪憲君(7)殺害事件が起きなければ立件されなかった可能性もあるだけに、初動捜査の誤りは重大だ。捜査の過程をたぐり、失態の背景を探った。【百武信幸、三木陽介】

 ◇初動捜査で迷走…「事故」材料に傾斜


 「今思えば、彩香ちゃん事件の初動捜査に誤りがあったかも……」。ある捜査員はこう語った。だが、畠山容疑者を再逮捕した18日、岸野篤司・県警刑事部長は会見で「事件・事故の両面で捜査し、事件と判断できる決め手となる情報が得られなかった。やることはやった」と強調した。


 彩香ちゃんの遺体が見つかった4月10日夕、能代署は早々と、報道各社の取材に「外傷や着衣の乱れがない。事故死の可能性が高い」と見立てを伝えた。翌11日の司法解剖で水死と判明し「自宅近くの河原から誤って転落したとみられる」と改めて説明した。


 その判断に根拠はあった。(1)河原に彩香ちゃんのものとみられる足跡があり、石のコケに足を滑らせたような跡があった(2)石積み遊びの形跡があった(3)自宅から河原まで警察犬が彩香ちゃんのにおいを追跡した――などだ。死亡した日かどうかは別に、彩香ちゃんが河原に行ったことは事実とみられる。畠山容疑者が署員に「彩香は川によく行った。河原で石を集めて遊ぶのが好きだった」と説明したことも「事故死説」を後押しした。


 頭や首に軽度の骨折、体には多数の皮下出血もあった。これらは公表されなかったが、捜査本部は「川を流される際に、石などにぶつかってできた傷とみても矛盾はなかった」と説明。しかし、事故死ではなかった。


 豪憲君殺害事件後も、県警は「以前から事件・事故の両面で捜査している」としながらも「事故と判断した材料を打ち消す証拠がない」と繰り返していた。


 結局、今月初めに畠山容疑者が「橋の欄干の上で川を見ていて、娘は足を滑らせて落ちた」と供述したことで状況は一転。これは、豪憲君事件で畠山容疑者を取り調べなければ、彩香ちゃん事件が「事故死」として処理された可能性を意味し、捜査員が語った「初動捜査の誤り」に説得力が出てくる。


 ◇複数の目撃情報も生きず


 彩香ちゃんの行方が分からなくなった4月9日夜、畠山容疑者が彩香ちゃんを突き落としたとされる大沢橋の上に、2人がいるのを複数の人が目撃していた。だが、この「有力情報」は捜査に生かされなかった。


 また、畠山容疑者は、彩香ちゃんの遺体発見(10日)の数日後から「何らかの形で人の手が加わっていると思う」と強く訴えた。「転落したら傷がつくはず。途中に堰(せき)が2カ所あり水量も少なく、傷もつかずに1日で7キロも流れるはずがない」とも主張。発生当初に同署員に説明した言葉を翻し「彩香は水が嫌いだった。川に行かないことは、私との約束事の一つだった」とも話したが、「事故死説」を否定するこの話も、重視されることはなかった。


 県警側にも言い分はある。大沢橋の上での目撃情報が県警にもたらされたのは、豪憲君が殺害された後のことだった。それでも「住民から目撃情報を得ることは容易だったはずで、畠山容疑者の主張にももっと耳を傾けるべきだった」という反省はある。地元住民は「彩香ちゃんの件を警察がもっと調べていれば……」と不満が噴出し、捜査批判が高まっている。


 「警察には2人目の彩香はつくらないでと言った。あの時ちゃんと調べてくれれば、豪憲君の事件は起こらなかった」。毎日新聞のインタビューにこう答えたのは、皮肉にも畠山容疑者だった。


 ◇元警視庁捜査1課長、田宮栄一さん…二つの「先入観」指摘


 「水死体は、自分で転落した場合でも突き落とされた場合でも、死体の所見は同じ。事故なのか事件なのかは、周辺の捜査をし尽くして判断することが重要だ」。元警視庁捜査1課長の田宮栄一さん(73)はこう解説し、秋田県警に「事故死」と判断させた二つの「先入観」を指摘した。


 まず「こんな所で子供が巻き込まれる大事件が起きるのか」という先入観。田宮さん自身、今年5月に藤里町に初めて足を踏み入れた時「非常にのどかで、第三者が入ってきて物騒な事件を起こす街には思えなかった」と感じたという。


 さらに「娘の捜索願を出した母親が事件に関与することがあるのか」という先入観。悪いことに、今回はこれらを補強する要素が重なった。河原にあった石積み遊びの形跡や警察犬の追跡。一方で「事故死」の見方に沿わない付近住民の目撃情報は過小評価された。


 誤った先入観を覆すのは、経験に裏打ちされた刑事のカンでもある。田宮さんは、彩香ちゃんが足を滑らせたとされた現場を最初に見た時、事故死に違和感を覚えたという。幹線道路から小道を数百メートルも下がった地点。周囲には草木が生い茂っている。「4月の寒空の下、女児が一人でこんな所に遊びに来るだろうか」


 田宮さんは「いろんな要素が重なり、事故死という判断をしたことはやむを得ない面もあった」としながらも「周辺の事情をもっと調べてから結論を出すべきだった。判断が難しい場合、そういう事案をたくさん扱った刑事がいるかどうかがカギ」と指摘した。

2006年07月19日00時08分

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