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もう誰にも止められない武部勤幹事長の大暴走 放言録付き! [サンデー毎日]
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投稿者 white 日時 2006 年 1 月 25 日 22:32:26: QYBiAyr6jr5Ac
 

□もう誰にも止められない武部勤幹事長の大暴走 放言録付き! [サンデー毎日]

 http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20051215-182811.html

もう誰にも止められない武部勤幹事長の大暴走 放言録付き!

2005年12月25日号 サンデー毎日

「驚天動地」―昨秋の大抜擢人事で、天にも昇る気持ちをそう表した自民党の武部勤幹事長。総選挙圧勝で、今や「コワイものなしの大幹事長気取り」(自民党関係者)で、放言、暴言も吐きたい放題。もはや、“偉大なるイエスマン”の大暴走を止める者はいないのか!?

「本会議場に小泉首相が入ってくると、北朝鮮の金正日体制と同じように自民党席から熱烈な拍手が起こる。こんなのは異常だ」

 12月6日、会合でそう述べたのは、平沼赳夫元経産相だ。ポスト小泉の最右翼に数えられながら、郵政造反で離党を余儀なくされた。

 その小泉“独裁”政権の大番頭が「偉大なるイエスマン」を公言する武部幹事長。早くも「総裁選のプロデューサー」を名乗り、来秋の総裁選国民投票プランまでブチ上げている。

 森喜朗前首相をして、「『小泉首相の指示を100%受け入れるな。党が7、首相が3の姿勢で』と(武部氏に)アドバイスしたが、120%首相寄りだった」と言わしめた忠誠ぶりだ。

 政治評論家の小林吉弥氏は、現状をこう見る。
「猪突猛進ぶりが小泉首相に買われている。ヘタに抵抗勢力に気配りされても困りますからね。総選挙を圧勝するなど運は確かに強いが、官邸に上手に使われているだけでしょう」

 だが、造反議員の処分をめぐっては冒頭の平沼氏に限らず、“刺客選挙”に揺れた地方でも党執行部への怨嗟がくすぶっている。

 野田聖子元郵政相と小泉チルドレン筆頭格の佐藤ゆかり氏が激突した岐阜1区。県連幹部として離党勧告を受けた田口淳二、坂志郎の両県議はこう訴える。
「反対意見も含めて、議論でまとめるのが民主政治。地方は党費集めと党員勧誘だけやっておれ、ということか。党を愛してきた身にとっては、憤りよりむしろ寂しさを感じる」
 だが、当の武部幹事長も、94年の村山富市首相指名選挙で造反。さらには00年の「加藤の乱」に加わった“前科”がある。

「『アイツにだけは処分されたくない』『他の議員を処分する資格はない』と思っている議員は大勢いる」(自民党中堅議員)

 今や、我が世の春を謳歌する武部幹事長だが、中央・地方を問わず党内にくすぶる火ダネもまた同時に抱え込んでしまっているのだ。

 何より幹事長自身のお膝元が“安泰”とは言えない。今回、北海道12の小選挙区で自民は4勝8敗。03年の前回より黒星が一つ増えた。

 12区で武部幹事長と争った民主党の松木謙公衆院議員(比例復活)は得票を2万票近く上乗せし、その差2万票余にまで詰め寄った。
「北海道へ来て2年だが、地の利のある候補者だったら勝敗はわからなかった。“切り捨てられる”という地方の不安が投票に表れたと思う」(松木議員)

◆「利にさとい政治家だ」と宗男氏

 さらに、武部氏の「正体」について、同じ北海道が選挙区で“天敵”ともいわれる鈴木宗男衆院議員がこう明かす。

「世渡り上手というか、要領がいいというか。利にさとい政治家でしょう」
 中選挙区制の下の旧北海道5区では武部氏としのぎを削り、今回総選挙でも武部氏と同じ12区からの出馬も取り沙汰された。

 宗男氏によれば、武部氏との出会いは、71年の北海道道議選にまでさかのぼる。当時、武部氏は三木武夫元首相が主宰する中央政策研究所勤務。宗男氏は、中川一郎元農相の秘書だった。

「道議選出馬の際、武部さんは自民公認がもらえず、中川先生に応援を頼みに来た。それで秘書の私が武部さんの後援会作りから日程管理、応援弁士まで引き受けた。あの時、私が手抜きをしていたら、武部さんは落ちてたかも」(笑)
「当時、地元には三木派の本名武先生がいたが、勢いのある中川先生のところへ来るあたり、目端が利く部分があったのでしょう」

 そうした武部氏一流の処世術は、その後も遺憾なく発揮されたようだ。

 宗男氏が続ける。
「79年、北海道の米価問題で中川一郎先生は同期の渡辺美智雄先生と対立する。不倶戴天―というくらいの大激突です。武部さんは中川先生の死後、その渡辺先生を頼った。その時々の権力に対する嗅覚が敏感なんでしょうね。しかしながら、政治家としての心構え、胆力が武部さんには欠けてます。だから失言も多い」

 ここで、表をご覧いただきたい。近年の武部氏の放言、失言をまとめたものだ。
「並の議員なら、もはや政界にはいられない。タフさだけは認めざるをえない」(前出の中堅議員)

 そうしたピンチをかいくぐり、小泉政権イチの忠臣たりえたのは、やはり宗男氏の言う、天与の資質の賜物かもしれない。
「多様な意見が自民党の活力だったが、今は物言えば唇寒しだ。武部さんは弱者への配慮という視点を取り戻してほしい」(宗男氏)

 しかし、武部氏の暴走は止まらない。

 選挙後には、郵政民営化法案採決直前の6月、反対派議員に政策活動費として現金を配っていたことが発覚。さらに、ライブドア・堀江貴文社長のカープ球団買収をめぐる仲介情報が浮上し、渡辺恒雄・巨人軍会長の逆鱗に触れた。果ては“パラサイト”を続ける二男の存在まで報じられる始末。

 これらのニュースも、党ナンバー2の立場と裏腹に武部氏の置かれた現実を反映しているようだ。
「今の自民党は支援しないという声は多い。保守王国の岐阜でも万単位で党員が減るかもしれん」(前出の坂県議)との不気味な予言も出ているのだ。

 偉大なるイエスマンは、流行語大賞受賞の席で「小泉劇場を小泉オペラにまで盛り上げたい」と浮かれていたが、果たして“虎の威を借る大幹事長”の天下はいつまで続くか。
本誌・山根浩二

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