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(回答先: 争点になるか世論が決定 山崎氏、靖国参拝で【中国新聞】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 1 月 12 日 23:32:08)
ワヤクチャさんお久しぶりです。
あの山拓すら異を唱えるほどに、小泉ー安倍・自民党は極右路線を突っ走りはじめているということだと思います。しかし、総裁選を国民的焦点にしようという小泉のあくどい意図もはっきり観ておかなくてはならないでしょう。所詮は自民党総裁選なのです。国民投票で決めるのではないのです。自民党の中の分裂の意義は大変大きいと思いますが、山拓に期待してもあまり世の中は変わらないでしょう。保守派の趨勢は戦争と民営化しかないでしょう。それを急激にやるか、「穏健」にやるかの違いしか彼らにはありません。
もし百歩譲って山拓が「勝った」としても、彼は労働者のために平和な社会を作ろうとはしないし、あっという間に経団連・奥田の配下に入っていくでしょう。
重要なことは、小泉の最大の敵は公務員労働運動をはじめとする労働組合の存在だということだと思います。郵政民営化の最大の狙いは全逓の解体です。とっくの昔に全逓指導部は転向していますが（組合名もＪＰＵにしちゃったし）、でも現場の労働者には怒りが渦巻いています。いったん怒りが爆発したら何をするか分からないのが全逓労働者です。戦争動員機関にされようとしている自治体には自治労があります。いまも各地の反基地闘争には必ず自治労の赤旗がなびいています。愛国心を教え込むべき学校には日教組があります。どの組合の指導部もほとんど転向していますが、真正面から改憲が正しいということにはまだ恥ずかしさを感じています。そういう労働組合をつぶす格好の手段が、民営化なのだと思います。しかし当然山拓は民営化には反対しません。本当の争点は、改憲の是か非かであり、公務員労働者が戦争・改憲と民営化＝労組破壊反対に立ち上がるかどうかだと思います。もしそこを忘れて、自民党総裁選劇場に、労働者がいくばくかの幻想をもってしまえば、もし山拓が勝ったとしたって、平和派の勝利は遠のくだけだと思います。
えらそうなことを言ってすみません。最近久しぶりに阿修羅を観て、懐かしいです。
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