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□疑問、怒り…衝撃強く ライブドア事件 子どもの声 [中日新聞]
http://www.chunichi.co.jp/00/tcg/20060206/lcl_____tcg_____000.shtml
疑問、怒り…衝撃強く
ライブドア事件 子どもの声
「世の中をバカにしていた」「カリスマ性を感じていたのに…」−。ライブドア事件を受けて学習塾が県南地区などの小学５年生から高校２年生までの塾生３３３人に感想文を提出させたところ、疑問や怒り、同情などさまざまな思いが文面にあふれた。ホリエモンの愛称で親しまれ、世間を次々と驚かせた堀江貴文容疑者の逮捕に子どもたちが受けた衝撃は強かったようだ。
（梅村 武史）
アンケートを行ったのは県内を中心に群馬県、茨城県を含め四十の学習塾を展開する開倫塾（本部足利市・林明夫塾長）。新聞を塾生の社会勉強に活用していることでも知られる。堀江容疑者逮捕翌日の一月二十四日、足利市、佐野市、小山市、野木町と群馬県太田市の塾生を対象に実施した。
最も多い声は堀江容疑者への強い怒りや失望だった。「マネーゲームなんて世の中をバカにしている」（中二男子）、「悪事は必ずばれる」（中三女子）、「自業自得」（中一女子）、「世の中はお金だけじゃ動かない」（中一女子）など。
批判は堀江容疑者にとどまらず、「選挙で応援した自民党も自民党」（中一女子）、「手のひらを返して悪者扱いするマスコミはひどい」（中三男子）などの声もあった。
一方で若者代表、既成概念を破壊するヒーローと感じていた子どもたちも少なくなく、落胆や同情も。「ホリエモンが好きだったので残念」（高一女子）、「政治もＩＴも若い人がいた方がいい。逮捕は残念」（中一女子）、「頭がキレて今までにない感じの人」（中一男子）など。「ホリエモンはまた一から頑張れ」（中二女子）とエールを送る子もいた。
また、「悪事をはたらかなければお金もうけできない社会なのか」（高二女子）、「法を犯してまでお金が欲しいのか」（中三女子）という今の風潮を嘆く意見や、「株について考えるいい機会になった」（中二男子）などの声もあった。
小学生には株取引をめぐる逮捕容疑が難解だったためか、「私には分からない」「難しい事件」とやや言葉少な。堀江容疑者の考え方や立ち居振る舞い、容姿などの好き嫌いに意見が集中していた。
アンケートのとりまとめを行った同塾の高尾初江事務局長は「予想以上にライブドア事件への関心が高かった。仕事やお金について子どもなりにしっかり考えていることも分かった」と話していた。
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