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「伊藤元長官、1700万円を裏金に」 「黙って金集めろ」 政治団体元幹部の証言( しんぶん赤旗 )
http://www.asyura2.com/0601/senkyo19/msg/883.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 2 月 22 日 15:54:58: KbIx4LOvH6Ccw
 

2006年2月22日(水)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-02-22/2006022201_02_0.html から転載。

「伊藤元長官、1700万円を裏金に」
政治団体元幹部本紙に証言 政治資金報告に記載せず

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 「伊藤元長官に渡った千七百万円の現金は裏金として処理された」――。自民党の伊藤公介元国土庁長官(衆院東京23区)の資金管理団体などに寄付された多額の政治資金が、政治資金収支報告書に記載されていなかったことが問題になっています。寄付した側の政治団体元幹部が本紙に裏金疑惑の実態を詳しく証言しました。

 伊藤元長官の資金管理団体「東京公友会」と同氏が代表を務める「自民党東京都第二十三選挙区支部」は、政治団体「西多摩夏冬会」から一九九七年―二〇〇二年にかけて、合計千七百六十四万円の寄付を受けているにもかかわらず、収支報告書に記載していませんでした。西多摩夏冬会は、伊藤氏支援を目的として九〇年に結成された団体。

 本紙などの指摘をうけ伊藤氏側は、〇二年分の寄付百四十六万円を「事務的なミス」と訂正しました。しかし、それ以外の寄付については「関係者に事実関係を確認しているところ」(伊藤氏の国会事務所)などとしています。

 一方、地元事務所責任者は、「裏金ではない」としつつも、千七百六十四万円を受け取り、領収書を発行したことを認めました。

 証言をしたのは、「西多摩夏冬会」元幹部(58)=会社役員=。伊藤氏の私設秘書を約二十年間務めた人物です。

 元幹部は「自分たちはきちんと寄付をした。しかし伊藤氏側がそれを否定すれば、自分たちが政治資金を私物化したことになる」と“告発”の動機を説明しています。

 問題の献金は、「私が伊藤氏に議員会館などで直接手渡した」と生々しく語るとともに、収支報告書の不記載については、「伊藤氏に正しい処理を求めたが、聞き入れられなかった」と語りました。

 伊藤氏側が「調査中」として〇二年以外の献金を認めていないことについては、「領収書を含め、物証も持っている」と反論。「事実を明らかにしなければ、伊藤氏を東京地検に告発することも考えている」といいます。



2006年2月22日(水)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-02-22/2006022214_01_0.html から転載。

裏金疑惑の伊藤元長官
「黙って金集めて」
一問一答 政治団体元幹部の証言

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 「君は黙って金を集めてくればいい」。裏金処理をやめるよう進言した政治団体元幹部に自民党の伊藤公介元国土庁長官はこう言い放ったといいます。一面所報の元幹部が本紙に語った詳細を紹介します。


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 ――西多摩夏冬会とは、どういう団体か。

 元幹部 伊藤元長官を支援する東京西多摩地区の会社経営者らでつくる政治団体だ。一九九〇年に結成された。小選挙区制に移行した時に一度解散したが、伊藤氏の要請で再結成された。最高時は百三十人くらいの会員がいた。会員一人当たり月一万円の会費を集め、寄付金などとして伊藤氏に渡していた。

どのように金渡したか
 ――どんな活動をしていたのか。

 元幹部 主に親ぼく会。年一回「伊藤公介杯」というゴルフコンペを開いていた。

 ――金はどのように渡したのか。

 元幹部 七十万、百万円などと会費が一定のまとまった額になると、伊藤氏の都合にあわせて衆院議員会館の事務所に私が持っていった。ほとんどの場合、本人に直接渡した。伊藤氏は茶封筒に入れた現金を受け取ると、中身も見ずにかばんに入れる時が多く、領収書は秘書からもらった。

 ――正しい処理をするよう伊藤氏側に求めたのか。

 元幹部 二〇〇一年ごろ、伊藤氏側が政治資金収支報告書に夏冬会の寄付を記載していなかったことについて、ちゃんとしてくれるよう進言した。しかし伊藤氏は、「公友会できちんと処理しているから大丈夫だ」「君は黙って金を集めてくればいいのだ」と言うばかりだった。

伊藤氏から圧力などは
 ――伊藤氏側は献金について調査中などといっているが。

 元幹部 手元に東京公友会と自民党東京都第二十三選挙区支部が発行した千七百六十四万円分の領収書がある。そのほか、議員会館に金を持参した時の首都高速道路の領収書など全部保存してある。ゴルフの時の食事代などの領収書もある。

 ――伊藤氏側から圧力などはなかったのか。

 元幹部 昨年の十二月、夏冬会の別の幹部のところに伊藤氏が「領収書はどこにあるのか」などと電話をしてきた。電話をうけた元幹部は怖かったといっていた。携帯に着信記録も残っている。

 その次の日には、伊藤氏と関係の深い有力市議が、「その領収書を買いたい。いくらだ」と私に電話してきた。とんでもない話で、もちろん私は断った。同時に、公表するしかないと感じた。

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