| Tweet |
□横田めぐみさんの夫をどうやって突き止めたのか|朝鮮日報
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1842943/detail?rd
横田めぐみさんの夫をどうやって突き止めたのか
「金永南さんであることをどうやって突き止めたのだろうか？」
日本人拉致被害者の横田めぐみさんの夫が、拉致被害者の韓国人・金英南（キム・ヨンナム）さんだという事実が判明したのは、韓日両国の拉致被害者家族会のねばり強い努力の結実と言える。この過程で、日本政府の積極的な態度とは対照的に、韓国政府は「しぶしぶと」協力に応じる部外者に過ぎなかった。
横田めぐみさんの「夫」が、初めて登場したのは、第1次日朝首脳会談の後続措置として、日本政府の拉致調査団が北朝鮮を初めて訪問した2002年9月のことだ。当時北朝鮮は、横田さんが1986年8月、「キム・チョルジュン」という男性と結婚し、翌年娘の「ヘギョン」さんを生んで暮らしていたが、1993年3月（その後1994年4月と訂正）鬱症で平壌市内の病院に入院した後、自殺したと報じた。
2004年11月、平壌で開かれた日朝実務者協議の際、日本代表団は「キム・チョルジュン」に直接面会し、横田めぐみさんの遺骨と写真、学生証明書、自筆のメモなどを受け取った。
日本代表団はキム・チョルジュンなる人物が、横田めぐみの本当の夫かどうかを確認するため、髪の毛の提供を要請したが、キム・チョルジュンは「特殊機関に勤務している」という理由で断った。当時、日本代表団がキム・チョルジュンと握手し、あらかじめ手に試薬を塗って体液を採取し、DNA情報を確保したという噂も流れたが、日本政府は公式に否認した。
今年2月4日から8日にかけて中国の北京で開かれた日朝協議で、日本政府は「横田めぐみの遺骨を持ってきた夫（キム・チョルジュン）という人物の身元が定かでない」とし、キム・チョルジュンの身元公開を再び要求した。すでに日本政府はさまざまなチャンネルを通じて、キム・チョルジュンが韓国出身の拉致被害者という証拠を確保していた。
日本の各メディアの追跡取材に続いて、月刊朝鮮2月号は、「拉致被害者『横田めぐみ』の夫、キム・チョルジュンは、1978年韓国で拉致された高校生の金英南」という記事を報じた。
日本政府は今年1月中旬から韓国政府と「拉致被害者家族の会」関係者との接触を通じて、1977年から1978年まで拉致された5人の韓国人と横田さんの娘、ヘギョンさんのDNA情報を比較・分析した。2002年の訪朝当時、日本の調査団はヘギョンさんと面会し、彼女のDNA情報を検出できる髪の毛を確保した。
しかも今年2月韓国を訪問し金英南さんら、当時北朝鮮に拉致されたと主張する5人の親から血液と体細胞の提供を受けた。DNA鑑識の過程で、日本政府は複数の機関に鑑定を依頼した。2004年11月、北朝鮮から受け取った横田めぐみの遺骨が別人の物という日本側の判定をめぐって、大きな論争が起きたことを受けてのことだ。当時日本は、警察庁傘下の科学警察研究所と帝京大学に鑑定を依頼したが、警察庁は鑑定に失敗し、帝京大学のみが成功している。
当時帝京大学は、北朝鮮側が手渡した遺骨から抽出したDNAと横田さんの両親が持っていた横田さんの臍帯（さいたい）から採取したDNAを比較した結果、別人の物という結果を発表した。しかも1人の遺骨ではなく、2人の遺骨が交じっていることも突き止めた。これに対して北朝鮮側は、「でたらめな鑑定」と反発した。しかし、「日本の技術を馬鹿にしている」という怒りとともに日本国内の世論が沸騰し、北朝鮮への経済制裁を主張する声が強まった。
日本政府はこうした論争を繰り返さないため、今回は複数の機関に依頼したDNA鑑定を総合し、韓国で拉致された「金英南」と横田めぐみさんの娘、「キム・ヘギョン」さんが親子関係という点を突き止めた。
東京=鄭権鉉（チョン・グォンヒョン）特派員
朝鮮日報
2006年04月12日07時55分
▲このページのＴＯＰへ HOME > 政治・選挙・ＮＨＫ20掲示板
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。