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大阪府副理事夫人に噛みつき逮捕された坪井元議員の娘事件を題材にして 山崎宏之の論壇―思うがままに
http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/1136.html
投稿者 倉田佳典 日時 2006 年 4 月 12 日 21:10:28: eahs5MlcSyO0.
 

(回答先: 前民主議員の妻が自殺…かつて、かみつき事件も|ZAKZAK 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 12 日 14:10:15)

ネットストーカー被害から身を守るには
−大阪府副理事夫人に噛みつき逮捕された坪井元議員の娘事件を題材にして−(2001.03.28)

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経済産業省のキャリア官僚(42)の妻(41)に噛み付き、傷害、住居侵入容疑で警視庁に逮捕された東京都文京区音羽1坪井瑞恵(みずえ)容疑者(30)の話題がマスコミを賑わせています。ネットで配信された情報(読売新聞2001年3月26日15:09、毎日新聞2001年3月26日23:35、時事通信社2001年3月26日21:01、2001年3月27日06:58)等をまず要約して置きます。

同容疑者が、官僚妻の住む新宿区大久保3の関東財務局西大久保住宅のドアに3月24日(土)午後2時頃「口では言えない下品なこと」(具体的内容はフライデー2001年4月13日号70ページに掲載されています)を黒マジックで書いているのを、官僚妻が玄関ののぞき穴から見つけ、さらに落書きをしようとしている同容疑者の姿が見えたため、官僚妻は親族とともに十数メートル同容疑者を追いかけ、取り押さえました。その際に、同容疑者は官僚妻の右手甲に噛み付き2週間のけがを負わせました。官僚妻らは警視庁新宿署に同容疑者を突き出し現行犯逮捕されました。

次に、この「おかしな女」のプロフィールをまとめて置きます。この坪井容疑者は、民主党の細野豪志 衆議院議員(29、静岡7区)の政策担当公設秘書(平成13年3月29日付けをもって解雇)で、父親は昨年6月の衆院選で落選した坪井一宇(かずたか)元参議院議員(自民党)、3人姉妹の長女。坪井容疑者は、平成元年大阪府立大手前高校卒業、早稲田大学第一文学部に在学中の平成4年8月〜平成7年3月、父親の公設第2秘書、平成7年4月から東京都庁に勤務、教育庁学務部、生涯学習部を経て、昨年5月に退職。政治の道が忘れられなかったのか、都庁時代の平成7年秋、政策秘書の試験を受け、資格を取得していました。昨年平成12年7月、同年6月の衆院選に当選した細野議員の政策秘書に採用され、以降、政策スタッフとして、議員立法、国会質問等、政策立案活動のサポートに従事してきたとのことです。在学中は「準ミス早稲田」にもなったことがあります(顔写真は同じくフライデー2001年4月13日号70ページに掲載されています)。現在は文京区内のワンルームのマンション(家賃約10万4000円)で1人暮らしだった、そうです。

一方、被害者の夫山田宗範氏(42)―週刊新潮2001年4月12日号に実名記載―は、大阪の府立進学高から京都大学法学部を卒業後、キャリア官僚として、昭和56年通商産業省(現経済産業省)に入省。平成7年より1年間、当時の堀内光雄通産大臣秘書官、また、大臣官房参事官(産業政策局担当)として敏腕を振るいましたが、昨年平成12年7月、通産省出身の太田房江大阪府知事の招きで、大阪府企画調整部企画室 副理事として出向、太田 知事の側近として、府財政再建を担ったり、情報技術分野での国との調整等を担当する中心人物とのことです。新宿区大久保3の関東財務局西大久保住宅には、妻、中学生、小学生の子供の3人が住んでいたといいます。また、被害者は自宅に約1年前から、無言電話や中傷の手紙が届いていたことを、新宿署に打ち明けています。また、坪井容疑者と被害者の夫である大阪府副理事の間には愛憎劇があり、坪井容疑者の一連の行為は、「ストーカー行為」であると、夕刊フジ平成13年3月28日号第3面は報じています。

この事件をベースに、ネットの世界でも取り沙汰されている「ストーカー行為」を考えて見たいと思います。坪井容疑者は「官僚妻に噛み付き逮捕」というハレンチ犯罪の前に、坪井容疑者が大阪府副理事に未練やその妻に恨みがあって、こういう行動に出たとすると、「ストーカー法」違反として、官僚妻は対処出来たかも知れません。ストーカー法では、恋愛感情のもつれから、名誉を害する事項を告げることを「つきまとい」とし、繰り返すとストーカー行為になるとしています。

しかし、インターネットを介したチャットやBBS、電子メールによる「ネットストーカー」行為は、この「つきまとい」行為に含まれません。「ネットストーカー」が実際の「ストーカー」と同じことをしなければ、「ストーカー法」の網を被せることは出来ません。しかし、会社等に大量のメールを送り付けた場合は「業務妨害」として法的対処が可能と思います。チャット中にうっかり住所や電話番号、電子メールアドレスを教えたりしたら絶対にいけません。一旦、「ネットストーカー」が、実際の「ストーカー」に転じた場合は、そのストーカー行為は、それ自体で処罰の対象となり、ストーカー法による警察からの警告も可能となります。また、チャットやBBS、電子メールによる非傍中傷に対しては、刑事・民事双方の観点から名誉毀損による告訴で対応するのがいいかと思います。

それにしても前回「脅迫容疑」で逮捕(福岡地検は3月29日、脅迫、業務妨害での起訴に加えて、住居侵入と器物損壊、名誉棄損の罪で追起訴)された古川龍一・福岡高裁判事妻古川園子容疑者(40)にしても、今回の坪井容疑者にしても、女性ストーカーの攻撃対象は、「女性」になることが、一致しているようです。これも男性に対する「醜い愛の証」なのでしょうか?

尚、官僚妻は坪井容疑者に対して、民事上の観点から、人格権に基づく貞操権の侵害、ストーカー行為による不法行為等の損害賠償請求が当然のことながら可能です。また、離婚裁判に発展しても有利な慰謝料をこの山田宗範氏に対して請求出来ることは自明のことです。直近には畑恵 参議院議員の例もありますが、坪井容疑者の稚拙な行動ばかりが目立ちます。週明けの週刊誌記者達の一斉砲火が見物です(週刊ポスト2001年4月13日号54ページ、週刊現代2001年4月14日号40ページ、週刊新潮2001年4月12日号44ページに関連記事掲載。その他続報として、夕刊フジ平成13年4月13日号第2面に掲載の「不倫かみつき事件」「太田府政にも傷」「原因の副理事“登庁拒否”続く」「知事自身が抜てき 人事不満に火」の特大活字が目を引きます。庁内での「知事の人事センスを疑う」といった声が出はじめていることを報じています)。

さらなる続報ですが、朝日新聞2001年4月21日朝刊第34面によると、大阪府が山田宗範氏に対して、4月20日付けで停職1カ月の懲戒処分にしたことを報じています。「個人的な問題に適切な対応をせず、マスコミに取り上げられるなど、職員全体の不名誉となる結果を招いた」として、地方公務員法で禁じられた「信用失墜行為」にあたると判断され処分されました。府人事室は「私生活上の問題とはいえ、事態を混乱させた責任は重い」としています。夕刊フジ平成13年4月22日号第2面によると「副理事は3月末から約3週間、有給休暇を取り、雲隠れしていた」「今月16日から出勤を始めた」とのことです。また、時事通信社2001年4月20日20:02によると、「20日夕、記者会見した谷口広司人事室長は『同副理事が重い職責を担っていることと、事件が報じられ、府全体の名誉を傷つけたことを勘案した』と説明。厳しい処分は『知事が女性であるためということはない』と語った」とあります。大阪府にはまだまだ処分されるべき職員が多数いると思います。

【2003年1月30日追記】
また、2003年1月元日、民主党の中村哲治 代議士(31)=近畿比例区が、この問題の女性と入籍しました(夕刊フジ2003年1月28日)。中村代議士は、民主党のホープとも目される1年生議員です。この事情について、「関係者によると、中村氏は、女性が政策秘書をしていた代議士と京大法学部の同級生で、議員会館の事務所を行きあうなど面識があった。それでも、当時は『優秀な人』との印象を持ちつつも個人的に話をすることはほとんどなかったという」「だが、事件後、女性が大阪の実家に戻り、司法試験の勉強を始めたことから、京大在学時、弁護士を目指したこともある中村氏に女性の方から連絡があり、勉強の相談をしているうち、女性が好意を寄せるようになった。まもなく、2人に愛が芽生え、中村氏も『国会議員、弁護士と立場は違うが、社会正義を実現しよう』と話すようになった」(夕刊フジ2003年1月28日)とのことです。

【2003年10月3日追記】
2003年9月22日、企画調整部企画調整室副理事だった山田宗範氏(45)は退職して、翌日付で経済産業省大臣官房付に着任しました。週刊新潮2003年10月9日号によると、「8月14日の夜、酒を飲んで帰宅途中だった山田は、道を歩いていた姉妹の尻を左手で続けざまに触り、阿倍野署に突き出されました。被害届けが出されず事件化こそしなかったものの下った処分は8月23日からの停職。その処分期間の最終日に、人事が発令されたのです」。これで懲戒処分は2度目になります。歴としたキャリア官僚の山田氏は、不名誉なキャリアを積み重ねることになりました。新ポストは待命中で、前職の残務処理に専念中とのことです(同号)。

【2006年4月11日追記】
中村哲治前衆院議員(34)=奈良2区=の妻は、2006年4月8日午後、大阪市内で飛び降り自殺。享年35歳(時事通信2005年4月月11日22時00分)。

http://www.dryamasaki.com/Article/2001/2001-03.html

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