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□渡部国対委員長、綿貫氏と組む？ 野党連合結成へ「国民新党迎え入れることも」 [スポーツ報知]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1759375/detail?rd
渡部国対委員長、綿貫氏と組む？ 野党連合結成へ「国民新党迎え入れることも」
民主党の“７３歳の救世主”渡部恒三国対委員長が、国民新党などとの「野党連合」結成の考えを初めて明らかにした。７日、スポーツ報知のインタビューに答えたもので、悲願の政権交代実現に向け、「国民新党を（民主に）迎え入れることもあり得る」と自民党時代の僚友、綿貫民輔国民新党代表（７８）とタッグを組む可能性を明言。また、厚相時代に知り合った女優・由美かおるさん（５５）から届いた激励電報を満面の笑みで披露する一幕もあった。
本紙インタビューで明言！
「代表選前倒し論」を口にしたかと思えば、「おれ、ボケちゃったかな」発言で笑いをとるなど、すっかり政界の話題独占中の渡部氏が、またも“コウゾー節”を炸裂（さくれつ）させた。
この日のインタビューで、いきなり「（野党連合は）あり得る。（民主に）迎え入れることももちろんある。政治はそういうものだ」。国対委員長就任時、自らを水戸黄門になぞらえた渡部氏が、昨年９月の衆院選の際、印籠（いんろう）を手に、最初に「平成の黄門」を名乗った国民新党・綿貫氏との共闘を示唆。独特の会津弁。穏やかな口調も、眼鏡の奥の目は笑ってなかった。
この日午前、各党へのあいさつ回りを行った際に、綿貫氏とも面会。ともに自民党時代は田中派。その後、自民を飛び出した点も共通する同志的存在で、すでに意思疎通も図れている。
昨年９月の衆院選、無所属から民主党公認を得て出馬した渡部氏だが、この日、「国民新党に参加しようと思った時期が２日間ほどある」と激白。タイミングが合っていれば、同党の一員になる可能性があった裏話を披露。今後、民主と国民新党の「連合」成立の場合、「９月の代表選に綿貫さんが出ることもあり得る」と仰天発言も飛び出した。
「ポスト前原」を巡り、小沢一郎前副代表（６３）が出馬意欲を見せるなど、すでに前哨戦は始まっているが、「小沢でも菅（直人・元代表）でも、だれであろうと、９月まで自分を捨てて党再生に努力してくれる人が必要だ。みんなに協力してもらわないと」と挙党態勢での立て直しを呼びかけた７３歳。
「代表選前倒し論」一転、トーンダウンの一件では「随分といじめられた。だが、今になって『反前原派』を立ち上げるとか、（一部の動きは）本当に情けない。国民にも申し訳ない」。
国対委員長就任後、趣味の囲碁も封印。福島の支援者からは「起き上がりこぼし」が届いた。「まさに今はこの心境。これを党の全議員に贈ろうと思っているんだ」と何度倒しても起き上がる、その姿に、党の将来像を例えた。
「前原のために国対委員長を引き受けたわけでもない。自民党にいれば総理になれただろうが、二大政党制を作るために命がけでやってきた。これを生涯の仕事にする」と老かいに政界を渡り歩いて来た長老は、最後に吠えた。
◆「野党連合」が実現した場合の与野党の勢力図 現在、自公両党の勢力は、衆院で計３２５議席、参院で計１９５議席。仮に民主と綿貫氏、亀井静香氏らの国民新党（衆院４人、参院が３人）が「連合」を組むと衆院で、計１１７議席、参院で計８７議席（会派を組む新党日本、無所属を含む）となる。
◆渡部 恒三 （わたなべ・こうぞう）１９３２年５月２４日、福島県生まれ。７３歳。早大雄弁会では、幹事長を務める。福島県議（２期）を経て、６９年に「会津のケネディ」を自称し、衆院初当選。現在１３期目。自民党では、厚相、自治相、通産相などを歴任。自民党竹下派では、故小渕恵三元首相、橋本龍太郎元首相らとともに「竹下派七奉行」の一人として名を連ねた。９３年に自民党を離党、新進党副党首などを歴任。９６〜０３年まで衆議院副議長を務め、在任日数は戦後最長２４９８日を記録。０３年には、勲一等旭日大綬章を受章。
◆由美かおるさんの激励電報を前原代表に披露
「ますますのご活躍、心よりお喜び申しあげます」―。渡部氏が、クリスタルガラスがはめ込まれた由美さんからの激励電報（税込み２１００円）を受け取ったのは６日のこと。７日の役員会などで、前原代表らに披露したという。「１週間不愉快なことばっかりだったのに、たった１回うれしいことがあったな〜」と笑みを浮かべた。由美さんとの出会いは厚相時代の２３年前。「健康政策審議会」で、「いつまでも若くて健康的」な名女優に審議委員を依頼したという。その後、親交は途絶えたが、時代劇が大好きで由美さんが女忍者役で出演する「水戸黄門」は欠かさず見てきた。
３日の国対委員長就任時、２人の委員長代理から黄門様になぞらえられた際、「おりゃ〜、由美かおるがいなきゃダメだな〜」と会津弁で心境を吐露した渡部氏。由美さんのマネジャーによると、この様子をテレビで見ていた由美さんが喜び、電報を送ったという。
２０年以上の時を超えて届いたメッセージを若い議員たちに見せることで「人間関係を大事にしなさいと言いたかった」という渡部氏。「落ち着いたら（地方遊説に）行きたい。これを持ってね」と、今後、“かおる電報”を印籠代わりに、全国を漫遊したい考えも披露。将来的には「出るなら黄門様役で」と、堂々、入浴シーン？でのドラマ共演も夢見ていた。
◆森光子党首？いいなあ
○…由美さんに加え渡部氏が慕う女性が、女優の森光子さん（８５）。かつて森さんが司会を務めていたワイドショー番組「３時のあなた」出演時に気に入られ、繰り返しスタジオに呼ばれたことが縁という。「森光子さんが党首をやってくれたら？ いいなぁ〜」と大女優代表誕生に思いをはせていた。
2006年03月08日08時15分
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