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>日本の生命線は平和と自由貿易
http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/698.html
投稿者 heart 日時 2006 年 3 月 28 日 11:22:43: QS3iy8SiOaheU
 

(回答先: Re: 日本の農業が潰れても困らないと思っているそこのあなた。今に後悔しますよ 投稿者 南青山 日時 2006 年 3 月 28 日 09:07:44)

南青山さん、レスありがとうございます。

南青山さんがおっしゃることもよくわかります。

そういう意見に対していかに理論武装していくかが、今後の私の課題の一つになると思っています。

>日本の生命線は平和と自由貿易

平和の方にはもとより異論はありません。
が、私は、貿易そのものを縮小していくべきと考えています。
日本が貿易立国であること、世界の多くの国もまたそうであることはわかっています。

しかし、貿易のやりすぎ、また、アメリカなど大国主導の貿易体制のあり方が、
格差問題、環境問題を生んでいることもまた事実だと思います。

今の自由貿易をさらに徹底しようとすることは、市場原理主義を徹底することを意味すると思います。奥田は次のように言っています:
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トヨタ自動車の奥田碩会長(日本経団連会長)は24日、名古屋市内での講演で、国民の貧富の差などで社会のゆがみが拡大する「格差社会」について、「格差が拡大しても全体が底上げすれば問題ない」と、格差そのものは問題視しない考えを示した。

 奥田会長は格差社会について「高齢化や核家族化などが背景にあり、(小泉首相の)構造改革の影響ではない。誤った印象論で構造改革を中断するような事態は避けるべきだ」とした。その上で「勝者が報われ、敗者も次のチャンスが与えられて、努力次第で勝者になれる仕組みをつくるべきだ」と、フェアな競争環境を整備する重要性を強調した。
http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/663.html
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つまり、構造改革をさらに徹底すれば、全体が底上げされる、だから格差は広がってもいい、と。
私は以前にもある経済学者がグローバル化を肯定しようとしてこの奥田発言と同じようなことを言ったことを聞いたことがあります。

グローバル化、自由貿易、構造改革。これらはいずれも中身は同じであり、同じ方向を向いた議論だと思っています。

南青山さんも構造改革には反対のお立場だと思うのですが。

ただ、「構造改革反対!」とおんなじ調子で自由貿易に反対するのは難しいという側面はあると思います。確かにそんなに単純な問題ではないと思います。
これに関連することを、山田俊男さんという方もおっしゃっています。
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「1国2制度」をどう克服するか【食料・農林漁業・環境フォーラム幹事 山田俊男氏】
http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/522.html
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これを私のブログに転載したところ、読者から、ではどうすれば?というようなコメントが来ました。それに対して私が書いたコメントの一部をここに引用します。正面からの答えにはなっていないでしょうが、私の基本スタンスの一端はおわかりいただけるかと思います。
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社会・経済のシステムを根本から変えないとどうにもならないと私は思っています。
単なるお題目でなく本当に循環型の、地域ごとの特性を生かした、コミュニティ重視の社会を作らないといけないと思っています。貿易も「ええ加減」にするべきだと思っています。できる限り地域ごとの自給自足をはかっていくべきです。
しかし、一足飛びに根本から変えることは、総理大臣にでもならない限り無理なことですから、一市民として、また、意見の合う人たちと団結して、できることを一つ一つやっていくしかないと思います。
まずは、現状認識から入るべきでしょう。今のままではダメだ、という感覚を持っている人、そして、何がどうダメなのか、という点についても、ある程度共通の認識を持つ人を増やすことから始めないといけないと思います。
一人ででも「塵が積もれば山となる」で何らかのことはできるでしょうが、根本的な変革を起こすためには、ある程度の世論の形成が必要だと思うからです。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10010366135.html#c10016789716
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より具体的な社会像は、議論板に投稿しておきます。

以下では、少し古いですが去年の私のワヤクチャさんとの対話から一部、ここでの議論や私の理想の社会像に関連する部分を紹介しておきます。

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Re:自然を破壊したものはなにか?(ワヤクチャさんへのレスです)
http://www.asyura2.com/0510/idletalk16/msg/277.html
投稿者 heart 日時 2005 年 12 月 04 日 00:52:19: QS3iy8SiOaheU
(略)
人間の欲望が、作り出されている面もある、ということは私も認識していました。
一見今の生活よりよさそうに見えるものに人々は惹かれます。
このため、資本主義経済から無縁で慎ましやかに暮らしてきた人々も、「先進」文明を見せられると、それに惹かれ、慎ましやかな生活から引きずり出されてしまいます。
「援助」、「開発」の名のもとに、世界中がグローバル化に巻き込まれていっています。
そして、いったん巻き込まれたが最後、今のIMF・WTO体制においては、そこから「足を洗う」ことははっきりいって許されていないし、不可能です(例えば貿易自由化に逆行することはWTO違反として認められません)。
こういった現実とも、我々は戦っていかないといけないと思います。
「市民社会」の力がWTOやアメリカに打ち勝たなければなりません。

(略)

私は、住宅地から近いところに、パン屋、市場(イチバ)、スーパー、衣料品店があり、また工場もその近くにある、といった配置が望ましいと思います。
コンビニは、近所にあるという意味ではよいです。
郵便局も近所にあるのがいいですね。
日本各地に、小規模な町が塊で散在している、といったイメージです。
買い物や通勤・通学においては、車が必要でないくらいの小さな規模の町づくりが必要だと思います。
このくらいの小規模だと、地域コミュニティというものも再生されるのではないかと思います。
そうした上で、ワヤクチャさんのおっしゃるように、「車は水素内燃機関や燃料電池車に切り替えてい」き、「全ての屋根に太陽光発電を設置し至るところで充電できるようにす」れば、かなり理想的な社会になってくるかと思います。

(略)

私が環境と経済の両立、といったことを言ったのに対して、
>自然の中に経済を埋め込み直すべきです。
>自然と経済を分離して発想するからおかしくなるのです。
>自然の中で生かされている経済という把握が必要です。
>空気・水・光・養分によって経済は生かされているのです。
>経済そのものが一種の生き物と考える必要があります。
>生き物を内部に含むものは生き物なのです。
全くそのとおりですね。自然と経済を分離して考えていたのが間違いでした。

(略)
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