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横田さん夫妻に聞く／写真展 あすから
【横田めぐみさんの父・滋さん、母早紀江さんに聞く】
■ あすから 札幌「かでる２・７」で写真展
写真展は２６〜３０日の午前１０時〜午後８時（最終日は午後６時まで）。「かでる２・７」の１階展示ホールで。入場無料。滋さんが娘を撮影した最後の一枚の、新潟空港でほほえむ写真や、法事で札幌に行くため飛行機に乗ったことを書いた作文も展示される。
■ 「札幌の雪 大はしゃぎ」「金さんの母に見せたい」
横田めぐみさんが生まれてから北朝鮮に拉致されるまでの１３年間を、札幌出身の父・滋さん（７３）が撮影した写真などを展示する「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」（主催・あさがおの会、共催・朝日新聞社）の札幌展が、２６日から札幌市中央区の「かでる２・７」で開かれる。親族の結婚式などでめぐみさんは、２度札幌を訪れたことがあった。札幌展を前に横田滋さん、早紀江さん（７０）夫妻に話を聞いた。
（報道部・須藤大輔）
――写真展は札幌で６カ所目。累計で１０万人以上と大きな反響です。
滋さん「川崎市の自宅マンションのロビーで始まった小さな写真展が最初です。大きな反響があってありがたいことだと思っています。来場者の残していくメッセージも心強いものばかりです」
「２月の日朝協議で、北朝鮮側は『新潟展の来場者が２千人だった』と言いました。拉致問題への国民の関心が薄れていることを言いたかったようだが、実際の来場者は２万人以上。間違った情報だったのですが、北朝鮮が写真展を気にしていることが分かります」
――滋さんは札幌育ちですよね。
滋さん「両親は道内出身。父の仕事の関係で徳島で生まれました。札幌市の幌南小学校に転校し、４４〜６１年の計１７年間を札幌で暮らしました。札幌南高校を卒業し日銀札幌支店に勤め、名古屋支店に転勤。そこで結婚し、めぐみが生まれた」
――めぐみさんが札幌を訪れたこともありましたか。
滋さん「小学２年の夏、中島公園の札幌パークホテルで開かれた、私の妹の結婚式で、花束贈呈役を務めました。小学４年の冬には、母の葬式のため再び札幌の新琴似を訪れています」
早紀江さん「めぐみと双子の弟にとって本格的な雪は初めて。大はしゃぎで雪かきしていました。同じ冬でも新潟は暗い印象ですが、北海道は明るいですよね。めぐみが札幌にいるときの写真も探せばどこかにあると思うのですが。量が多くて見つけられません」
――写真は滋さんの趣味だったとか。
滋さん「札幌支店時代からです。当時の支店には暗室があって、そこで現像したり、引き延ばしたりしていました。当時、支店の同僚と毎年ニセコにスキーに行きましたが、写真担当をやっていたほどです」
――政府のＤＮＡ鑑定でめぐみさんの夫は韓国人の拉致被害者の金英男（キム・ヨン・ナム）さんの可能性が高いことが分かりました。
早紀江さん「北朝鮮の人と結婚したら絶対帰って来られなかったから、韓国の被害者の方が夫といいほっとしています。タイミングのいいときに訪韓したいです」
滋さん「写真は、いつか嫁に行くとき持たせようと思っていたもの。金さんのお母さんにもいつか、『めぐみが小さいときはこんな子どもでした』と、写真を見せてあげたいと思っています」
――早紀江さんは札幌展の開催中に米議会下院で開かれる北朝鮮の人権問題を主題とした公聴会に招かれていますね。
早紀江さん「話ができる時間は短いのですが、写真展に多くの方が訪れ、いまも札幌展が開かれていることを話そうと思っています」
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000604250005
参照
横田さん写真展に開催すれば「客や取引先に危害を加える」脅迫文 札幌の丸井今井札幌本店が会場提供辞退【Asahi.com】
http://www.asyura2.com/0601/senkyo21/msg/119.html
投稿者 どさんこ 日時 2006 年 4 月 20 日 23:33:56
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