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自民部会、防衛庁「省」昇格法案を了承
2006年 4月28日 (金) 11:50
自民党の国防など関係部会は２８日午前、防衛庁を「省」に昇格させる関連法案を了承した。５月の大型連休明けに公明党との調整に入る。防衛施設庁をめぐる官製談合事件を受け公明党はなお同法案の今国会提出に慎重だが、同党内には提出に前向きな意見も出てきている。
「防衛省」昇格関連法案は、同庁を省に格上げする防衛庁設置法改正案や、自衛隊の付随的任務である国際平和協力活動を「本来任務」にする自衛隊法改正案などからなる。内閣府が担当している閣議開催の要請や財務相への予算要求なども「防衛省」が直接行えるようになる。防衛庁長官は防衛相に格上げするが、首相は自衛隊の最高指揮官のままだ。
自民党の関係部会は０４年にも同法案を了承したが、公明党が慎重姿勢を崩さず、提出を見送った。談合事件を受け与党内でも今国会の提出は見送る方向になっていた。
公明党幹部は２８日朝、同法案の提出に改めて否定的な考えを示した。ただ、同党内には０７年に統一地方選と参院選があることから、提出を容認する声も出ている。
同法案提出に向けた調整が進めば、今国会の会期（６月１８日まで）延長論が浮上する可能性があるが、安倍官房長官は２８日の記者会見で「現在のところ、会期の延長は考えていない」と述べた。小泉首相も延長しない考えを繰り返し表明している。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060428/K2006042801360.html?C=PT
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