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(回答先: 「共謀罪」成立後の社会 【穴あき(anarchy)】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 01 日 12:20:38)
遂に立憲主義は日本国民の精神に根付かず近代主義が終焉を迎える
http://blog.goo.ne.jp/0703/e/b95e5fa4d2a257deaf8d669c537580d7
憲法は、国民による国家権力を規制するための命令書である。
というのが近代立憲主義のミソだと思うが、日本では、そもそも、国家権力と国民を対立的に考えることを無意識に忌避する国民精神がありはしないだろうか？
インテリ階級には、自明のことでもそれ以下の我ら国民同胞は？とかんじる。
敗戦後、それまで猛威を振るっていた亜インテリ階級が没落し、正統派が全面に出てきて国民の意識を指導することになったのだが、どうも、失敗だったらしい。
それは、８０年代には既に明らかだったが、その後、戦後を指導してきたインテリは叱られ、２１世紀に入って嘲笑されることになった。
インテリ階級の知識教養には追いつけないが、亜インテリの暴論にはついていけない不定なわれわれは、後ろ盾に対する外部の認知を失って漂流している。
いまでも正統なインテリはいる。発言も続けている。われわれも励まされている。
だが、亜インテリの猛威は凄まじい。
まずテレビはすべて彼らが乗っ取った。
新聞は、部分的インテリが割拠し、統合的インテリを持ち合わせていない。
専門家だけで、総合的な人間がいない。
専門人による支配は、大衆社会の特徴らしいが、正にその通りで、知識情報の商業化に伴い、一部国民は、栄養学の大家となるも世界の食糧事情には疎い・・
そういえば、江戸時代も養生ということで健康は庶民の大いなる関心のもとにあった。
これは不思議なことだ。
ｶｲﾊﾞﾗｴｯｹﾝの養生訓や食い合わせに対する注意も庶民の常識だったという
さて、これは一部都市階級市民のみの常識であって、大半の農民には普及しなかったのだろうか。
一生のうち何回か飢饉に遭遇する当時の農民にとって健康とはいったい何だったか？
ところで、立憲主義だが、権力を自己と分離して自己がこれを監視する役目を負わされるとなると、気弱なわれわれは一瞬たじろぐ、むしろお上のいうがままに痛みをこらえつつも人生を全うするのが正しい人の生き方ではないかと考える。自由をもてあまし義務を負担することに人生の充実を感じる・・・
人生の枠を与えられないと不安になるし、与えられればその中で競争して人生の充実と人間としての成熟を感じる・・有り得る話だ。
彼らは政権交代など望みはしない、そんなことより自分が適応することを選ぶし、その方に価値を見出すだろう。
共謀罪に関し、インテリ階級は、権力の濫用への警鐘を鳴らす。
さて、我ら気弱な大衆は、？と思うだろう。
われわれの善は与えられた環境のなかでのみ実現する。
国家権力の発動は有力なる環境を形成するモノであろう。
環境に対する干渉は我らのなすところではない。
環境は、世間様であり、社会と呼ばれるモノであり、世界である。
どの国でもそうかも知れないが、政治の矢面に立つのは政党だ。
政治の腐敗への不満は政党への不満となり、官僚や資本制への批判とはならない。
そのくせ、実際に政治を動かしているのは官僚であり、経済を動かしているのは国内外の資本家であることはちゃんと知っている。
だが、不満は政治家へ向かう。
あろうことか議員の削減を訴える。
”我らは正当に選挙された国民の代表を通じ国政に関与する”という議会制民主主義の基礎は全く持って血肉化されていない。戦後六十年、驚くべきことではないだろうか？
丸山真男の「車中談義」とか言う文章が書いている戦後の国民の意識は全く持って変化してないし平成うまれの若い世代にもちゃんと引き継がれている。
ひょっとしてこれは、これこそが、日本伝統の日本精神じゃないのか？
だとしたら、とんでもないな、日本精神は！
ぼくが、瞠目するのは、そんな非立憲的な日本国民同胞が、それでも頑張って人生を生きようとしていることだ。それにはついていけない orz
国民は反対意見の存在を知っているが、それが「反対」意見であることですでにそれに対しマイナスの評価を下す。
とくに権力に対しての反対はまったく評価する気持ちを持たない。
それは道徳的には低い価値が与えられる。
奴隷とは何か？
奴隷は虐げられていたというが、むしろ、ご主人様に服従することで人生の充実を感じていたのではないか？ご主人の無理無体にたいしても堪え忍ぶことが天国への未知と考えていたのではないか？
http://blog.goo.ne.jp/0703/e/b95e5fa4d2a257deaf8d669c537580d7
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