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[憲法記念日]「小沢さんの改憲論はどうなった」|読売新聞・社説
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投稿者 white 日時 2006 年 5 月 03 日 11:56:02: QYBiAyr6jr5Ac
 

□[憲法記念日]「小沢さんの改憲論はどうなった」|読売新聞・社説

 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060502ig91.htm

5月3日付・読売社説(2)

 [憲法記念日]「小沢さんの改憲論はどうなった」

 「憲法は不磨の大典ではない……時代の変遷とともに姿を変えるのは当然だ」

 今日では、ごく当たり前の発言である。

 だが、民主党の小沢代表が1993年、細川連立政権樹立へ動く直前の著作「日本改造計画」で、こう主張したころは、そうではなかった。野党第1党は旧社会党で、まだまだ“護憲原理主義”が根を張っていた時代だ。

 小沢氏は、自由党時代の99年には、「『護憲』の実態は思考停止の馴(な)れ合い感覚だ」と指摘した。

 そして、力説している。

 「日本は大きな転換期にある……内外の変化に対応するために、法体系の根幹である憲法が様々な不備を抱えたまま放置されていることから改める必要がある」「憲法改正論議こそ時代の閉塞(へいそく)状況を打破する可能性がある」

 今日、「内外の変化」はさらに加速している。景気こそ回復したが、「時代の閉塞状況」を抜け出す展望がはっきりと見えているとは言い難い。小沢氏の立場からすれば、新憲法への要請はますます差し迫ったものになっている。

 小沢氏は2000年、自由党党首として「新しい憲法を創る基本方針」を決めた。焦点の9条は、国連中心の集団安全保障活動への参加や第三国の侵略に限定した自衛権行使を提言している。

 一連の主張を知る人には、民主党代表となった小沢氏が、憲法改正に正面から取り組むのではないか、と考えた人も多かっただろう。

 だが、小沢氏の代表就任の際の政見には「憲法改正」は見当たらない。代表就任後も「大上段に振りかぶって言う話ではない」とし、党内論議にも「自然体でやっていけばいい」と慎重な姿勢だ。

 小沢氏の姿勢には、民主党内の対立の露呈を避けるため、憲法改正に反対する旧社会党系議員などに配慮しているからだ、という見方がある。

 憲法改正には国会議員の3分の2の賛成が必要だ。現状では、民主党の賛成なしには憲法改正は出来ない。憲法改正に対する小沢氏の姿勢はトーンダウンしているように映る。

 憲法改正の手続き法である国民投票法案を政党として初めて作ったのは小沢自由党だった。与党の自民、公明両党は今国会提出を目指している。小沢氏は「作れれば作ればよい」と言うが、民主党から積極的に働きかけてはどうか。

 既に、自民党は新憲法草案を公表している。民主党も昨年公表した憲法提言の条文化を急ぐべきだ。両党の案がそろえば、憲法論議は大きく前進する。

(2006年5月3日1時53分読売新聞)

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