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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000014-ryu-oki
◇米軍再編、あす閣議決定 関係閣僚会議
【東京】在日米軍再編で政府は２９日午前、安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、額賀福志郎防衛庁長官らによる関係閣僚会議を首相官邸で開き、再編に関する閣議決定を３０日に行うことを決定、小泉純一郎首相に報告した。閣議決定の文言は２６日までに取りまとめた原案の通りとなり（１）普天間飛行場代替施設は日米安全保障協議委員会（２プラス２）で合意した案（Ｖ字形滑走路）を推進（２）１９９９年の閣議決定（普天間飛行場の移設に係る政府方針）を廃止する―などを明記する。
Ｖ字形滑走路案に反対し、暫定ヘリポート建設による普天間飛行場の危険性除去を求めてきた県との合意が得られないままの閣議決定となるだけに、政府と県の対立は深まりそうだ。
安倍長官らの報告に対し、小泉首相は「今後もしっかりと地元と調整し、実行できるようにしてほしい」と指示した。
出席したのは安倍長官、額賀長官、麻生外相、小池百合子沖縄担当相の４閣僚。防衛庁が閣議決定の案文を説明したのに対し、麻生外相が米軍再編の日米合意の具体化が担保されるよう要望。小池沖縄相は沖縄振興策などで県や地元市町村の意向を踏まえるよう求め、安倍長官に対応を一任。原案通り３０日に閣議決定することを確認した。
会議後、額賀長官は「外相や沖縄相の意向を踏まえ、原案通り理解していただき、首相の理解を得た。（文案の修正は）ない」と述べた。また、２９日上京する稲嶺恵一知事とも会う予定はないと語った。小池沖縄相は「沖縄の振興策について、今後考えていただけるものと思う。私の立場から県や名護市、北部の方々の考え方を誠心誠意伝えた」と述べた。
政府は２９日夕、官邸で関係閣僚による安全保障会議を開き、閣議決定について了承する。
（琉球新報） - 5月29日16時8分更新
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