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(回答先: ポスト小泉政権と世界同時株安（回転木馬deニュース） 投稿者 接続中 日時 2006 年 6 月 19 日 12:58:30)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2090059/detail
福田康夫が「【お珍しい】打倒・安倍晋三」のＶサイン
視線を求めるカメラマンの呼び声に応じ、“ピースサイン”を作っているのは福田康夫元官房長官(69)。９月の自民党総裁任期切れに向け、徐々に“ポスト小泉”の椅子取りゲームが激化し始めているが、ナンバー１候補の安倍晋三官房長官(51)に続き、２番手につけて急追中といわれるのが福田氏である。
福田氏は「無愛想」で知られる。そのため「人気がない」という。確かに、リップサービスをしないため政治部記者らの間ではすこぶる評判が悪い。歴代最長の1289日にわたって、政府の広報担当でもある官房長官を務めていたが、人を小バカにしたような態度と口調に、なんとなく不快感を抱いていた人も多いはずだ。そんな福田氏が、軽々しくも(？)カメラの前でピースサインをするなど、実は前代未聞の出来事かもしれない。
これは６月７日に行われた、森派の中野正志衆院議員のパーティに出席した直後のショット。中野氏は“安倍支持”と見られており、派閥の都合で仕方なく出席したはずの福田氏が、カメラを前にサービス精神を発揮するような場面ではないのだが……。
実はこうした不気味に明るい福田氏の姿は、最近よく見かける光景である。５月31日に開かれた、初当選が50歳以上の議員が集まる“クローニンの会”では、出席者に対してニコニコしながら、自ら酌をして回ったという。
大手新聞の世論調査では、福田氏は猛追しているとはいえ、支持率40％超の安倍氏に対し、まだ20％台に留まっている。そのため、いまはまだ総裁選出馬の意思すらはっきりしないが、この福田氏の唐突な変身ぶりのウラにはどんな目論見があるのか。福田氏に近い議員がこう語る。
「党内の大勢＜たいせい＞は、現時点で安倍支持だということを福田さんは分かっています。しかし、彼に対していま非常に強力な勢力が接近しています。それは、財界です。財界は、経済成長を続ける中国との関係修復を熱望している。そのため、アジア外交をブチ壊した小泉路線の継続は絶対に避けたいと考えています。その場合、小泉路線を継承するイメージの安倍さんでは、経験の問題もあって不安が大きいと見ているのです」
この議員は、「財界の福田支持はかなり重厚になっている」と力説した。
もっとも、こうした福田陣営の自信のウラには、外務省“チャイナスクール”の思惑もある。中国との親密関係を最優先するこの一派の官僚らにとって、親中国政治家の巨頭・福田氏は絶好の「御輿みこし」。チャイナスクールのドンと言われる谷野作太郎元中国大使と福田氏は数十年来の親友関係とも言われ、結束は固い。
つまり福田氏は、“身内”の支持が厚い安倍氏に対し、“外部”で着々と味方を増やし対抗しているわけだ。冒頭の「ピースサイン」は、この安倍打倒の秘策が、うまく進行しているという“Ｖサイン”のつもりなのかもしれない。
「いまの予定だと、自民党総裁選は９月20日ごろになる見込みです。その間、６月末の小泉首相の訪米や、７月15日からのサンクトペテルブルク・サミットなどの政治日程があります。福田氏は、その頃に“政策本”を発表する予定の安倍氏ら、他候補の状況を見て、７月16日の70歳の誕生日の後くらいに“後出し”で出馬宣言をするのではないかと見られています」(全国紙政治部記者)
ただし、この福田氏のシナリオの前に立ちはだかるのは、小泉首相である。
周知のように、小泉首相の“意中の後継者”は、安倍氏だ。「やる気がない」と野党に罵倒されながらも国会の会期延長をまったくせず、予定通り６月18日に閉会してしまうウラには、安倍氏を援護射撃する“最後のサプライズ”計画があると、いま永田町では持ちきりだ。
「サプライズ計画は、３種類が取り沙汰されています。訪米、あるいはサミット後に、(1)電撃的に３度目の訪朝をし、横田めぐみさんと娘のキム・ヘギョンさんを連れ帰る、(2)いきなり訪中し、胡錦濤国家主席と会談、中国と和解する、(3)８月15日に靖国参拝。そのまま辞任し、自民党総裁選に突入する。……いずれにしても、安倍氏に対する外交懸念を払拭したり、あるいは安倍氏の戦いを有利にするものです。そうなればプライドの高い福田氏は、惨敗を恐れて出馬もせず終わるかもしれません」(自民党森派幹部)
安倍か、福田か、それとも他の候補か。首相の椅子を巡る“熱い夏”は目の前だ。
続きは「Internet FRIDAY」で
2006年06月16日15時00分 FRIDAY
総裁選出馬について聞かれ、「生体反応なし」とワケのわからない返事をするなど、態度がはっきりしない福田氏だが、この日は上機嫌 PHOTO：堀田 喬
６月９日、新宿・歌舞伎町を視察した安倍官房長官。小泉首相の後押し、周囲からの人気と、勝つ条件は揃っているが、やや体調面に不安アリとの見方も…… PHOTO：権 徹
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