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第二のロッキ―ド事件か?  北朝鮮ミサイル「防衛利権」に蠢く魑魅魍魎の正体を暴く!
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投稿者 黄昏時のパルチザン兵士 日時 2006 年 8 月 11 日 10:20:33: WCbjO5fYf.pMQ
 

戦争は最大のビジネスである。一発数億円というミサイルが次々と打ち上げられ、一機数十億円という戦闘機が空を駆ける。こんな景気のいい話はない。巨額の金が動けば政治家も動く。「将軍様万歳!」と大ハシャギしている国賊議員は誰だ?


★北のミサイルで大喜びした国防族と世界の戦争屋
あれは日本のひとり芝居=B7月5日の北朝鮮によるミサイル発射からほどなく、あわてふためく日本を指さして韓国や中国などからそんなニュアンスの発言が飛び出し、はては頼みの米国さえちょっとしらけたような表情を浮かべた。
だが、あれは本当に日本のひとり芝居≠セったのか。日本は脅されっぱなしだったのか。じつは顔をほころばせピョンヤンに向かって激しく揉み手をしている者たちがいたことをけっして見落とすわけにはいかない。日米の軍需産業にたむろする政官財トライアングルだ。彼らの視野をいっぱいにしているのは、約6兆円(米ランド研究所試算)、いや「投入金額はエンドレス」とも指摘される前代未聞の巨額MD(ミサイル防衛)ビジネスである。つまり北朝鮮が同巨額ビジネス推進の最大支援者になったというなんとも皮肉な構図だが、とにかく、その舞台裏がまさに奇怪な様相を呈しているのだ。
「さて、本年度も定例の日米安全保障戦略会議を開催する運びとなりましたのでお知らせ申しあげます」
6月初旬、冒頭にそう記した案内文書が国会議員や省庁最高幹部たち、軍需企業とマスコミの関係者に配布された。日米安全保障戦略会議とは何か。1996年、日米の軍需企業群が肩を組み両国の軍需産業の興隆をはかるために日米安全保障産業フォ―ラム(IFSEC)を発足させた。で、これを母体に03年に戦略会議が生まれている。そこには日米の国会議員たち、防衛庁や国防総省などの現職・元職の最高層が結集、しかも日本側には三菱グル―プを筆頭とする軍需企業群の最高幹部たちが、米国側にはロッキ―ド・マ―ティン、レイセオン、ザ・ボ―イング、ノ―スロップ・グラマンなど世界最大級の戦争屋≠フ最高幹部たちが討議プレ―ヤ―兼スポンサ―として名を連ねている。彼らはMDビジネスの肥大化を公然と掲げ、最近の事例をあげるなら、昨年から今年にかけて米ワシントンで開いた、日米両政府の軍事協議機関である日米安全保障協議委員会の合意などを背後からコントロ―ル≠オたのだった。

★石破、前原、赤松が役員に名を連ねるユ―レイ法人「日本文化振興会」
戦略会議は年2回、ワシントンと東京で交互に開催される。今年の東京開催(第8回)は8月9日からの3日間。この日本側の事務方は外務省管轄の社団法人日米文化振興会がつとめている。(米国側はブッシュ政権にきわめて近いヘリテ―ジ財団)。日米文化振興会は昨年7月に総会を開き、理事を大幅に入れ替えた。8人のうちの6人が辞め、新たに37人が就任したという。その新役員に関心を引かれる。瓦力や石破茂など6人の元防衛庁長官、現防衛庁長官額賀福志郎などがずらりと並び、これに前民主党代表前原誠司や公明党の現厚生労働副大臣赤松正雄などが加わり、三菱重工業会長(日本経団連副会長)西岡喬、三菱電機会長谷口一郎、三菱商事執行役員(宇宙航空機本部長)佐藤達夫、川崎重工業執行役員(航空宇宙カンパニ―バイスプレジデント)堀川英嗣、日本電気執行役員(航空宇宙・防衛事業本部長)山下守などの軍需企業関係者たち、さらに米国の前国防長官コ―エンや現国防長官ラムズフェルド顧問のシュナイダ―なども顔をのぞかせる。ようするに日米の軍需利権あさり≠スちが勢揃いしたと言うべきか。いずれにしろ、じつにきらびやかだ。
しかし、この裏手へ回ると驚愕する。日米文化振興会は所在不明・連絡先不明・職員不明。つまりユ―レイ法人だったのである。とはいえ戦略会議は動いている。としたら、誰がそれを動かし、どのように切り盛りしているのか。妙な人物にぶつかった。日米文化振興会に附属する安全保障研究所の所長を名乗る秋山直紀だ。かつて政治評論家・戸川猪佐武の運転手権事務員をつとめて政界にクビを突っ込み、83年の戸川の死後は、きっと戸川が田中派に近かったからだろう、とりわけ80年代に永田町政治を牛耳った金丸信(防衛庁長官や自民党副総裁を歴任)の知人である長田久代(森平舞台機構副社長=女性)の運転手などを勤めたりし、さらに旧日商岩井副社長海部八郎(戦闘機などの売り込みで政界を震撼させたダグラス・グラマン事件の中心人物)から指導を受けたという。そんな彼がいまユ―レイ法人を背に日米軍需産業興隆の、いわばトリックスタ―としてうごめいているのだ。

★国産と輸入のきしみ≠利用してイスラエル製無人偵察機をねじ込む?
「彼はいつもカネになりそうなネタを追っている。辺りかまわず手を出す。そうしているうちに、父親(故人)が陸上自衛隊に勤務していたことも影響したのか、軍事≠ェもっともカネになると知ったんだろうね」
と、秋山を知る者のひとりが語る。秋山の年初から春にかけての動きはこんな具合だ。集合対象はいずれも国会議員や官界最高層、軍需企業関係者たち。いずれも秘密会合である。1月19日=檜会の新年会、1月20日=日米安全保障戦略会議の新年会、2月16日=宇宙追跡観測システム(STSS、ノ―スロップ・グラマンが展開するMD支援システム)の説明会、3月3日=無人偵察機プレゼンテ―ション(イスラエル企業)、3月9日=ボ―イング社との朝食会。
檜会という名称は防衛庁が00年に市谷本村町5丁目へ移転する前の所在地(港区赤坂9丁目=檜町)に因む。それは防衛庁(自衛隊)の最高幹部たちのサ―クルである。同庁で秋山関係の窓口≠ノなっているのは文書課長宮崎信敏だ。ついでに触れておくと、秋山は事務次官守屋武昌ときわめて親しいといわれ、また、ほかの省庁にも窓口≠持っているが、たとえば経済産業省では航空機武器宇宙産業課長西本淳哉、警察庁では広報室長永井達也、厚生労働省では厚生科学課長中谷比呂樹である(後任が継承)。
イスラエル製無人偵察機(UAV)のプレゼンテ―ションは微妙な問題を孕んでいる。防衛庁はすでに国産UAVの試作機作り(予算額220億円)を進め、おまけにノ―スロップ・グラマン製の「グロ―バルホ―ク」(一機=数十億円)の輸入方針も打ち出している。つまり、秋山は国産と輸入のきしみ≠利用、ここにイスラエル製を割り込ませようとしているのか。
いずれにしろ、知人から「カネにあざとい」と評される側面を垣間見せていると受け止められなくもない。
カネにあざといといえば、彼は防衛庁と組んで旧日本軍の遺棄した毒ガス処理≠ノかかわり濡れ手にアワの利益を掴んでいた。安全保障研究所は毒ガス処理に関するノウハウをまったく持っていない。にもかかわらず、福岡県苅田港の一件に関与し実際の処理事業(約93億円)を神戸製鋼所に落札させる手引きの役割をはたしたと指摘される。ちなみに、神戸製鋼所は若き安倍晋三(現官房長官)が勤務していた会社。安倍は日米文化振興会の役員でもあった。また秋山は、神奈川県寒川町における旧海軍工廠跡地の毒ガス処理(国土交通省)に絡み込み、茨城県神栖町のヒ素汚染問題にもその影がちらつく。

★秋山の「安全保障研究所」の背後にちらつく日米巨大軍需企業群
さらに、秋山には土地転がし疑惑つきまとい、休眠財団法人日本福祉教育奨学財団(文部科学省所管)を舞台にしてモスフ―ドサ―ビス関係者の櫻田健氏から約6億円(事件当時)の株券を詐取しようとしたり、金貸し業者の清川銀浩とともに一億円余りの詐取騒ぎを演じてもいる。秋山と清川はとてもまっとうとは言えない永田町の資金≠扱う仲間なのだ(清川の裁判証言より抜粋)
が、こうした悪行はまだ序の口なのかもしれない。彼(安全保障研究所)は国会近くの高級オフィスビル・パレロワイヤル永田町1104号室に拠点を構え、社員を7〜8人抱えている。秋山が外務省へ提出した日米文化振興会の収支計算書によると、社員への給与などはゼロ。では、どうしているのか。それはすべて米ロサンゼルスの企業、アドバック・インタ―ナショナルから支払われる形になっている。秋山自身もアドバックから顧問料を受け取っていたと語り、彼の住む東京都豊島区の高級マンションはアドバック名義。安全保障研究所の内部情報によると、アドバックから東京三菱銀行(三菱東京UFJ銀行)赤坂見附支店の同研究所口座へ定期的にカネが流れ込んでいるという。としたらアドバックとはどんな会社なのか。結論から言えば、同社はすでに存在しない。あまつさえ、秋山が東京法務局の法人登記簿などに記載しているアドバック代表者のF・R・ワイズマン氏はなんと94年に死去していた。つまり、秋山は関係官庁に連綿とデタラメ報告を行っていたのだが、これはもはやれっきとした犯罪である。それにしても、奇妙なのは誰かが東京三菱銀行(三菱東京UFJ銀行)赤坂見附支店の同研究所口座にカネを振り込んでいるという事実だ。
秋山がアドバック本社と説明するロサンゼルスの住所にはデラルコ・鈴木という会計事務所がある。秋山はここ(デラルコ・陽子)と頻繁に連絡をとっているという。他方、秋山は安全保障研究所のウェブサイトで公認会計士鈴木章夫の経理顧問就任を報せていた。秋山と鈴木の関係は深い。そこで、とにかく銀座にある鈴木会計事務所へ出かけてみた。そのビルの郵便ポストや部屋の入り口ドアに「D’Elarco」と記されている。それやこれやデラルコ・陽子がなんらかの形で奇妙なカネの流れにコミットしているように思えるのだが、だとしても彼女はダミ―ではないか。では、本当のカネの源はどこか。ふと日米の巨大軍需企業群が浮かぶ。
ところで、三菱重工会長の西岡喬はときどき秋山を連れてゴルフに出かけるという。MD導入工作の合間の息抜きなのか、新工作の支持なのか・・・・・・。彼らの背後の闇はとてつもなく深い。

月刊実話GON!ナックルズ9月号    取材・文  野田峯雄

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