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□山拓「政治力」消滅 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2311325/detail
山拓「政治力」消滅
本当に出馬するつもりだったことに驚かされるが、山崎拓（６９）は総裁選について「立つことだけに意義があるとは思えない。オリンピック精神とは違う」と答えた。これで出馬はナシ。しかし、相当に往生際が悪かった。
「福田康夫が出ないことが分かって、山拓は意欲を燃やした。『あと１０年、オレの夢と付き合ってくれ』と言い出し、側近が『え〜っ、７９歳までやるつもりなのか』とウンザリしていました。山崎派では『首相になれないボスを担いでいても仕方がない』とポスト山拓として甘利明（５６）の流れができています。その甘利は安倍支持。『山拓出馬なら、会長から引きずり降ろす』と言っているから、山崎も立候補できないのです」（関係者）
甘利だけではない。かつては一の子分だった武部勤幹事長（６５）も山拓離れで、酔うと「オレは山拓を超えた」と自慢話だ。もっとも、派閥からは“偉大なる小泉イエスマン”ぶりが嫌われていて、幹事長退任後、もう戻るところがない。
「武部は“武部選挙塾”を旗揚げする予定で、小泉チルドレンや自分が公認した参院候補に声を掛けています。本人も『武部グループと呼んでもらって結構』と言っているから、山拓派を離れることは確実でしょう」（事情通）
一時は首相候補といわれた山崎だが、いまや派閥もまとめきれない政治力のなさだ。考えてみれば愛人に変態性欲を暴露されたのがケチのつき始め。醜聞発覚の時点で政治生命は終わっていたのかもしれない。
【2006年8月9日掲載】
2006年08月12日10時00分
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