★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK26 > 120.html
 ★阿修羅♪
露骨に戦争を売り物にする「安倍政権」  自民党よこの国は一体どうなるのか
http://www.asyura2.com/0601/senkyo26/msg/120.html
投稿者 黄昏時のパルチザン兵士 日時 2006 年 8 月 29 日 14:54:17: WCbjO5fYf.pMQ
 

「憲法改正」「集団的自衛権行使」「国家安全保障会議」 時計の針は逆回転


政権与党の公明党もそれでいいのか。
祖父の汚名挽回を密かに狙っているらしい野望に警告

デキレ―スで誕生する「安倍政権」のとんでもない正体が明らかになってきた。自民党ブロック大会で安倍が所信表明としてぶち上げたのは、「憲法改正」「解釈変更による集団的自衛権行使の容認」「日本版国家安全保障会議の創設」といった危険極まりない軍国政策ばかり。これらが実際に9月1日の出馬表明で発表される政権構想の骨格になるというから恐ろしい。
もともと安倍は「憲法上は原子爆弾だって問題ない」と豪語する危なっかしい人物だ。それにしても、日本のリ―ダ―になろうというときに、こんな構想しか出てこないとは開いた口がふさがらない。
「総裁、首相の器ではないと自ら公言しているようなものです。安倍が目指しているのは、戦争ができる国家体制にすること。戦争国家への道を突っ走り、際限ない対米軍事協力に乗り出そうとしているのです。それには憲法の条文を変える必要があるが、改憲のハ―ドルは高いので、とりあえず政府の統一見解を破棄し、現行憲法でも集団的自衛権の行使ができるように解釈を変えようとしているのでしょう。驚くほどの軍事化路線で、経済も外交も置き去りですね」(九大名誉教授・斉藤文男氏=憲法)
安倍の売り物は戦争だけだ。しかも、そうしたタカ派イメ―ジを積極的に宣伝し利用しようとしている。近著でも「闘う政治家」なんて言っちゃって、「批判を恐れず行動する」と息巻いている。社民党の福島瑞穂党首は、「小泉純一郎の方が安倍より百万倍ましだ」と批判しているが、その通りだろう。

★「闘う政治家」と息巻く確信犯
小泉は、どんなタカ派首相もやれなかった有事法制を成立させ、戦地へ自衛隊を送り込んだ。ただ、良くも悪くも節操がない。小泉は首相になって靖国を6度も訪れているものの、参拝の日時や手法はバラバラだ。拉致問題や道路公団民営化など、人気取りにつながると思ったときは熱が入るが、興味を失うのも早い。しかし、安倍は確信犯だ。こうと決めたらテコでも動かない。
「A級戦犯についても、小泉は国会で『戦争犯罪者と認識している』と答弁しましたが、安倍は『犯罪者として扱わない』と譲らない。尊敬する祖父・岸信介がA級戦犯(不起訴)だった影響でしょう。国家のために頑張ったのに犯罪者はおかしいという雰囲気をつくり、戦犯に対するイメ―ジを変えられれば、祖父の汚名返上にもなりますからね」(政界関係者)
安倍の叔父・西村正雄(みずほホ―ルディングス元会長)は生前、「人の上に立つ鍛錬をしてきたと思えない」と安倍に苦言を呈していた。身内も懸念を抱くような人物に首相の資格があるとは思えない。

★敵地攻撃可能な軍隊に生まれ変わる自衛隊
こんな危ない首相が誕生したら、「美しい国へ」というより「戦争する国へ」まっしぐらだ。軍事評論家の鍛冶俊樹氏が言う。
「まず『専守防衛』の自衛隊は、敵地攻撃も可能な軍隊へと様変わりするでしょう。小泉政権は自衛隊の武器使用を緩和しましたが、安倍政権になるとさらに緩くなる。同時に米軍の手先となり戦争に駆り出されると思う。小泉政権でも、アフガンやイラクに海外派兵しましたが、安倍政権は米国から『ブ―ツ・オン・ザ・グラウンド』どころか『ファイト・トゥギャザ―』『ショット・ザ・ガン』と要求されるのは目に見えてます。米国がイラクの次の標的とするイラン攻撃を開始すれば、共に戦わせる。日米同盟の堅持といえば聞こえはいいけど、要するに言いなりですよ。死者を出す危険が高くても出兵させるでしょうね」
米国と一体化してしまえば、「日本が北朝鮮から攻撃される心配はなくなる」という見方もあるようだが、甘い。「逆に反米テロリストが米国の弱点≠ニ見て日本を狙う危険は高まる」(軍事ジャ―ナリスト・神浦元彰氏)という。

★タカ派路線に見て見ぬフリする平和の党
安倍政権が対米追従で軍国化に向かえば、中国、韓国との関係は一層冷え込む。靖国参拝のみならず、安倍はブロック大会で「インドやオ―ストラリアとの連携強化」とか言って、隣国の神経を逆撫でしていた。相手国の気持ちを察するとか、関係を修復させようなんて気はサラサラない。
安倍が名を上げた北朝鮮問題では、制裁路線まっしぐら。ミサイル発射で「先制攻撃論」が浮上した際は「そういう(先制攻撃)能力を持つべきかどうか、議論を深めていく必要がある」と語っていただけに、北より先に日本が暴発≠ネんて仰天展開もあり得そうだ。敵地攻撃は現状の自衛隊装備では不可能だが、「空中給油機を配備すればOK」(鍛冶俊樹氏=前出)というから、笑い事じゃない。
「それにしても頼りないのは、自民党ですよ。勝ち馬に乗り遅れるなと安倍支持に雪崩を打ち、総裁選前からポスト狙いのゴマすり、功名争いを始めている。しかも、支持する理由は自民党内の大勢が支持しているからで、肝心要の政策や資質など二の次、三の次。政策も政治理念も正反対の古賀誠や二階敏博まで右へならえだから、情けない。小選挙区制では風次第で落選する可能性が高いので国民的人気の高い総裁が欲しいのでしょうが、これは政治家としての堕落でしかありません」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
自民党がこの体たらくだからか、連立与党の公明党はノンキに党内人事に精を出し、安倍の右傾化路線にモノ申す気配すらない。公明党の理念は「平和」と「福祉」だったはずだが、与党の利権にありつくためにとっくに放り出してしまったらしい。
「踏まれても、ついてゆきますゲタの雪」。与党入りした際はこう陰口を叩かれたものだが、今の公明党はデタラメ自民党と完全に一心同体で、魂まで明け渡してしまったようだ。
この国はお先真っ暗だ。

日刊ゲンダイ 2006年8月26日

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK26掲示板


フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。