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人心の不安をうまく利用してきた「9.11後」の世界(うさぎの小部屋)
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投稿者 七瀬たびたび 日時 2006 年 9 月 11 日 15:22:30: bo2NmpzpRHGO6
 

http://usagikobeya.blog68.fc2.com/blog-entry-295.html

ブッシュ大統領はグラウンド・ゼロに花を手向けてこう言った。「私は9.11の教訓を決して忘れないと誓う」同時多発テロから5年。あの日の自分の日記を読み返してみる。  

2001年の日記より

9月11日(火)晴れ時々くもり一時雨

台風15号は関東に上陸。16号はまだ沖縄付近に停滞。弱まっていたのに、また勢力を盛り返してきた。

9月12日(水)くもり

夕べは眠くて、家族で一番最初に寝入る。今朝テレビを観てびっくり。アメリカで同時多発テロが起き、世界貿易センタービル(110階)のツインタワーが炎上、崩落。子ども達も夫も夕べのうちに知ったという。・・・テレビは一日中特別番組。

9月13日(木)くもり

職場も同時多発テロの話題で持ちきり。Aさん(同僚)もそうだが、患者の中にも夜中までずっと起きてテレビを観ていた人が多かった。それで体調不良を訴えて、薬や点滴を希望するのだから、これこそ医療費の無駄遣いでなくて何と言おうか。

あの頃はテロの恐怖というより他人の家の火事を見物する野次馬の心境といった日本人が多かったのではないかと思う。

9.11はいろいろなものを置き土産にした。

テロ首謀者の信憑性やアメリカ政府自身の関わり、「テロ防止」という名目で作られた法律とその後のアメリカ国内の空気の変化、国境を越えた緊張と混乱など。
5年前から世界は良くなってきたといえるだろうか?

テロが起きたことそのものより、テロを憎しみの標的とする各国の国策が地球の隅々まで不信と恐怖の連鎖を広げているように思える。

アメリカ人作家、ノーマン・メイラー氏(83)は、「米国はゆっくりとだが、全体主義的な状況に向かって進んでいるのだろう」と9.11同時多発テロ後のアメリカを覚めた目で見ている。

「9.11以後、星条旗に違和感を覚えるようになった」

「その国が全体主義的になればなるほど、国旗への愛情に執着するようだ。星条旗そのものに問題があるわけではない。私も米国民として『われわれの国旗』を愛してきた。だが、その使われ方に不快な思いを抱くのだ」

ブッシュ大統領らを「国旗保守主義(フラッグコン)」と批判し、こう述べている。

「本来の保守主義とは中庸を尊び、謙虚で思慮深いものだ。だがフラッグコンは、米国が世界を一番うまく切り回せる、と大言壮語している。チェイニー副大統領は『もし石油の支配を失えば、米国経済の優位は維持できなくなる』と計算した。ブッシュは歴代の大統領で最も無知かもしれない」

「テロの脅威」は誇張されているのかという質問には「ブッシュは『玄関を開けたらテロリストがいて、あなたを爆死させますよ』と言っているかのようだ。イスラム勢力を止めなければ欧米社会が破壊されるという主張は間違いだ。どの国よりも強力な米国が、中東で弱い者いじめのように行動しているのは醜い」

「民主主義とは大きな賭けであり、非常に珍しい政治体制だと考えている。人間は子どもの時から命令されるのに慣れていて、ファシズムの環境の方がむしろ自然なのだ。
次の世代のために、毎日の小さな変化を積み重ねていくのが民主主義のやり方だ。その退屈さに耐えるには、判断力と意識をもった人々がいることが前提になる。民主主義をは常に育てていくものであり、再生させていかなければならないのだ」

メイラー氏は太平洋戦争に兵士として従軍し、ベトナム戦争では反戦運動に加わった。原爆投下への考え方を問いただされてこう答えている。
「当時は原爆投下のおかげで戦争が終わった、自分も死なずにすんだと思っていた。だが、客観的にみれば、原爆投下は非道なことだ。1発目については論議があるだろう。だが、長崎への2発目は確実に不要だったと思う」

        朝日新聞 <06/09/09>より引用

この5年の間に広まった人々の意識は「遠くの戦争より身近に起こりうるかもしれないテロという犯罪の方が現実味がある。社会の中の自由が制限されようとも、国家による取締りを支持することで自分達の安全が保証されるのならばそうしよう」といったものに変化してきているのではないだろうか。

だがそこには、テロの容疑者として自分が疑われるかもしれないという想像力はないし、疑うこともしない。アメリカ社会では現実にテロ防止という名の下に無実の市民の拘束が堂々と行われているというのに。

日本に住む我々には、身近に起こりうるテロより家族に殺されるかもしれない事件の方が現実味がありそうではないか?国家も個人も家族も危うい精神力でゆらゆら保たれているだけのように見える。憂いは深まるが、これも不安の連鎖なのかもと思ってしまう。「テロよりこわい人の心」なのであり、「つけ込まれ易い心の弱さ」なのである。     

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