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心を病む人 ふえているが  【SENKI】
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 18 日 05:42:42: ogcGl0q1DMbpk
 

心を病む人 ふえているが

http://www.bund.org/culture/20060525-1.htm
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行きて帰りし物語 統合失調症の日々

夢野利明

 統合失調症(これまで精神分裂病という病名だった)と診断されてから1年半近くになる。診断までの過程からして、うつ病かもしれないとは思っていた。それが統合失調症とは。

 実際に医師から告げられるまで、統合失調症など自分とは関係のない世界と正直考えていた。幻覚、幻聴などのような、一般的に統合失調症の症状として知られている状態はおきていなかった。しかし医師の話を聞いたり、統合失調症についての本やパンフレットを読んだりするなかで、自分が統合失調症であることを納得するようになった。

 あまり知られていないが、統合失調症は100〜120人に1人がかかる、わりと身近になっているのだ。いまは治療とリハビリを送っているが、どのような日々を過ごしてきたのか書いていきたい。

不眠の日々

 学生の頃に、不眠状態に悩まされて睡眠薬を飲んでいた時期があったが、社会人になってからしばらくの間はごく普通に眠れていた。しかし就職して1年近くして、また不眠が続くようになった。会社でのストレスを感じることはあまりなかったが、とにかく夜に熟睡することができない。寝つきが悪く、なんとか眠ることができても、夜中に起きてしまう(中途覚醒)日々が続いた。夜眠りにつくまで、遅くまで本を読んだりした。中途覚醒したときには、また寝つくまで飲み物を飲んだりしてフロアで時間を費やした。

 これではいけないと、当時かかっていた内科の医師に相談したときに、一度精神科を受診することを勧められた。そこで精神科にかかったところ、睡眠薬を処方された。

 早く眠れるためにとアルコール類を毎晩飲んでいたが、中途覚醒する日が続いた。のちに医師に言われたことだが、アルコール類を飲むことは中途覚醒につながる行為であり、良質の睡眠を減らす働きがある。熟睡するためにはアルコール類は敵ともいえる。肝臓の調子が悪いことも含めて、アルコール類にたいするドクターストップがかかった。

 当時は夜眠れるのが、毎日2〜4時間という状態で、しかも熟睡した感じはおよそなかった。そうしたなかで会社で20〜30分昼寝するのが日課になってしまった。住む場所が変わり、かかる病院も変わったが、新しい病院で処方された睡眠薬を飲んでも熟睡にはつながらなかった。不眠からくるイライラ感がつのり、精神的にも不安定な日々が続くようになった。そうしたなかで自殺未遂を起こしてしまった。

自殺未遂

 それは2001年の1月のことだった。その日まで関わっていた企画が成功して、気持ちよく家に戻ってきた。風呂にはいったりして一段落したときに、衝動的に自殺したくなった。やるべきことに一つの区切りがつき、自分がいなくなっても誰にも影響がないだろうと考えた。

 イライラ感などからも解放されるし、死んだほうがましだと、気持ちがどんどんネガティブな方向に向かっていった。統合失調症やうつ病の症状のひとつとして自殺念慮(死にたくなること)がある。それが起こりやすいのは、喪失体験(病気や失業、死別、失恋、退職など)、獲得体験(昇進や新築、引越しなど)、荷おろし状況(緊張が緩んだとき)があるという。私の場合は獲得体験と荷おろし状況が入りまじった状態だったと思う。

 30分前までには考えてもいなかった自殺への衝動が抑えきれなくなった。1時半は過ぎていたと思うが、Iさんの携帯の留守電に自殺する旨の伝言をいれて、大量の睡眠薬を飲んだ。当日は寒い日だったので、睡眠薬で失敗しても凍死できるのではないかと窓を全開にした。睡眠薬を飲んでから眠りにつくまでの高揚感はいまでも忘れていない。

 つぎの朝、ものすごい気持ちの悪さとともに目が覚めた。天国から地獄へたたき落とされたような心境だった。いつの間にか窓は閉められていた。無意識のうちに自分で閉めたらしい。

 心配したIさんが来てくれたが、2度目の自殺行為はしないからと言って戻ってもらった。その後、親戚にも電話をしたところ、声の異常さに驚いた親戚がやってきて、病院に連絡をとったりしたうえで、親戚の家に収容された。とにかく水分をとらされた。その日1日は頭の働きもぼーっとして、ただ親戚のいうように過ごした。翌日、少しは頭が働くようになった状態で家に戻り、家の整理をおこなった。

 残っていた睡眠薬はすべて飲んでしまったため、その日から次の診察の日まで不眠状態に苦しむようになったが、自業自得とあきらめて日々を過ごした。

自殺未遂その後

 医師も自殺未遂には驚いたようで、診察の内容や投薬も変化した。それまでは睡眠障害についての対処をしてきたのが、精神的な問題としての対処になった。自分なりに資料をあたったりするとうつ病の兆候に似ている。たとえば憂鬱になる抑うつ気分、不安、イライラ感、自殺念慮など。

 うつ病にたいする対処をとってくれるものと思っていたが、なかなかそうならない。そのうち担当医が変わり、具体的な症状を聞かれたり、対処法がとられるなかで、病気にたいする診断にむけて対応してくれるようになった。

 そのなかで自殺未遂の前からイライラ感がつのり、ささいなことで衝動的に人を殴りそうになったり、自分の家のものを壊したりすることが続いたことを話した。うつ病ではなく、統合失調症の症状と判断された。それで統合失調症の診断をくだされることになった。投薬も前の医師の薬の内容から徐々に変わっていった。

 新しい医師の勧めで、精神保健福祉法第32条の通院医療費の公費負担申請(特定の病院での通院医療費の自己負担が5%になる)と、精神障害者保険福祉手帳(公共施設利用料の減免、税制上の優遇措置などがある)の申請をおこない、共に申請が通った。国民年金を払っていなかったため、障害年金は受けていない。

 この2つの申請が通ったことで生活上助かった。自殺念慮や物を壊す行為の治療のために入院を勧められ、精神病院を見学にいき、精神状態を調べるためのテストも受けた。

 精神病院については自分の性格も含めて、一度入院したら当分退院することなく、現実から遠ざかってしまうと考えて入院はしなかった。テストの結果は自分の状態を知るうえで参考になった。それから1年間ほどは睡眠障害は続いたものの、比較的に安定した日々を過ごすことができた。

 それが02年の冬頃から、また自殺念慮やイライラ感が強まるようになった。何回か衝動的に飛び降りをしかけて、あわてて抗精神病薬を飲んで気分を抑制することがあった。睡眠薬の過剰摂取(一種の自傷行為)が多くなった。

 職場も派遣の仕事をてんてんとしながら過ごしていたが、03年は働くことを持続させることが難しくなり、無職の身になった。

 その頃からストレスを解消するために夜食をとるようになる。身体を動かすことが激減しながら、食事の量が増えたのだから、当然のことながらどんどん太り、会う人ごとに「太った」と言われるようになった。

 働かないために人と接する機会も、必要上最低限な程度に限定されていった。一種の引きこもり状態になってしまった。  これではいけないと統合失調症と向きあい、生活の再度の立て直しに入ったのは03年の秋頃だった。

統合失調症という病気

 統合失調症とはどのようなものなのか。以下『やさしい統合失調症ハンドブック』ライフ・サイエンス、『精神医学』(同書では精神分裂病と表記されている)へるす出版を参考にしながらまとめてみたい。

 統合失調症には、陽性症状群と陰性症状群がある。陽性症状群としては@妄想A幻聴B混乱した思考とまとまりのない会話Cまとまりのない行動や落着きのなさDまとまりのない知覚E感情の不安定さ・「過敏になって、ささいなことで怒ったり取り乱してしまう」(『ハンドブック』)があげられる。

 陰性症状群としては@感情鈍麻・「物事への関心が乏しくなり、感情的な反応が鈍くなる。身のまわりにも注意を払わなくなり、鈍感な印象を与える一方、非常に敏感な反応を示すなど、鈍感と敏感が混在することがある」(『精神医学』)A思考内容の貧困化・会話の量・内容が乏しくなったり、会話が止まったり返答が遅くなる。B意欲減退・意欲が乏しくなり、学業、仕事などが続かなくなる。C閉じこもり・周りの出来事に無関心で、非活動的になる。D注意・集中力の障害・気が散りやすかったり、注意・集中が長続きしないなどがある。

 要するに、陽性症状群は「幻聴や妄想、滅裂思考、緊張病症状、奇異な行動など、一見して異常とわかる派手な症状」であり、陰性症状群は「感情鈍麻や無気力、自発性の低下、自閉など、精神機能の減退を反映する症状」になる。(『精神医学』)

 うつ病やアルコール依存症などとともに、統合失調症から自殺にいたることがある。

 統合失調症の原因はまだはっきりとはわかっていないが、脳の機能に障害があって起きる生物学的要因と、心理的要因の双方が関与している病気ではないかといわれている。

 生物学的要因としては「脳の中では、神経細胞同士の間で様々な情報を伝えるために、神経伝達物質という化学物質が働いて」いる。「統合失調症では、その物質が過剰に働いてしまうことで、情報伝達に混乱をきたして色々な症状が出現するらしい」(『ハンドブック』)。治療に使われる抗精神病薬は、ドーパミンまたはドーパミンとセロトニンという神経伝達物質に作用することで、症状にたいする効果が期待されている。

 統合失調症の治療の基本は、薬物療法になる。症状が激しい時期(急性期)の治療には、抗精神病薬が効果を発揮する。慢性期でも精神療法やリハビリテーションをスムーズに進めるために、薬物治療は重要な位置をもつ。精神療法は薬物療法と併行しておこなわれる。診察の場などを通じて、病気や自分のもつ症状への理解を深め、精神的な安定をとりもどし、再び日常生活に戻れるようになることを目指す。リハビリテーションは、体力や集中力の回復をはかったり、対人関係など、生活上起きるさまざまな問題を解決する技法、ストレスへの対処法を学ぶものとして位置づけられる。 

 こうした治療を受けながら生活の立て直しを図った。何がどのように変化したのか。

軟着陸に向けて

 まず薬物療法については、抗精神病薬を状況にあわせて変えながら対応している。睡眠障害や翌日の調子を安定させるための薬も含めて、現在ではセレネース、ピレチア、テグレトール、デパス、ニトラゼパム、ユーロジンを毎晩各2錠服用している。睡眠障害は続いているが、翌日のイライラ感は以前に比べて減ってきた。睡眠障害が続いているといっても、自分勝手な飲み方をすると症状が悪化する可能性が高い。

 様子をみながら医師と相談しては、薬を変えていくことで睡眠障害に対応している過程にある。ほぼ一回の診察ごとに薬の処方、飲み方が変わっているのが現状だ。こうした薬物療法を通じて生活のサイクルの安定を目指している。自殺念慮については、抗精神病薬で対処するしかないので持ち歩いていて過ごしている。このように薬物療法を続けながら、精神療法も診察の場を通じておこなっている。 

 リハビリテーションとしては、知人の紹介で地域の障害者支援センター(各地に存在するが、ない地域もある)に通いはじめた。そこで相談したり、オープンスペースを利用したり、プログラムに参加したりしている。支援センターに来る人のなかでも、精神障害が全面的にあらわれている人から、見た目からも話しをしていてもまったく障害を感じさせない人など多様な人が利用している。

 話をしていくとさまざまな人生にふれることができ、いまの自分をとらえ返す契機を与えられる。また精神障害者が通所する共同作業所にも通いはじめた。そこでは日々の生活リズムを整え、社会復帰していくためのボランティアワークをおこなっている。こうした行為を通じて就職などの社会復帰にむけたリハビリを進めている。

 統合失調症が進むなかで、部屋の掃除もおろそかになり汚い状態が続いていた。日常生活のうえでも汚くなっている部屋で過ごすことは、状況の変化につながらない。そこで部屋を年末に大掃除をし、過ごしやすくなった状態をいまキープしている。

 こうした治療とリハビリだけではなく、活動に関わる領域での立て直しも進めた。様々なサークル活動などに積極的に参加する行動を通じて、一時期の引きこもり状態から脱出した現状にあると思う。

 まだまだ充分とはいえないが、リハビリや活動を通じて、自分のあり方を捉え返しながら、統合失調症の治療にむけてできることをおこなっている。これからどのようになるのか、わからない状況もかかえているが、統合失調症からの軟着陸に向けた日々が続いている。

(2004年1月執筆)

追記  2006年5月現在、どうやら症状が改善し社会復帰しつつある。ヘルパーの資格をとり介護の仕事をしている。私を支えてくれた友人の皆さんに感謝します。

(介護ヘルパー)


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不登校児は脳の血流障害という研究がある

佐伯透

 姪が昨年から不登校になり、引きこもりが続いている。小学校までは普通に登校していたのだが、昨年中学に進学してから、学校を休む日が多くなった。2学期以後はほとんど学校へ行けず、現在は塾に通い一人で勉強をしている。本人も自分が不登校になるとは思わなかったと驚いている。医者にいって、うつ病になっていることがわかった。

 そんな中、自由の森学園の土曜教室で不登校についての講座を開いていることを知り、訪ねてみた。そこで話をしてくれたのは「とんがりトーストの会」というNPOの元教師宗守優子さんだ。

 実際自分の子供も不登校になり、現在自由の森学園に通い、普通に登校できるようになったという。自由の森はテストも成績表も無く、不登校の子供たちの問題にも取り組んでいるユニークな学校だ。

脳血流の低下している供たち

 宗守さんは不登校の子供たちについては、気質的なところに原因があるという。脳血流の低下に原因があるというのだ。熊本医大の三池教授によると、キセノンCTという手法で脳血流(脳を流れる血液の量)を調べたところ、不登校児60人中75%に脳血流の低下が見られたという。

 1989年、日本で初めてCFS(慢性疲労症候群)の専門外来を開設した小川良一医師(医療法人社団小川クリニック・神戸)の研究では、不登校・ひきこもりの7割に脳血流の低下が認められたというデータもある。

 脳血流の低下が認められると慢性疲労症候群という診断名がつくという。慢性疲労症候群はちょっと厄介な病気だ。例えば軽症の場合は、好きなことは楽しくできるが、嫌なことをすると調子が悪くなる。なのでどうしても、怠けとかわがままにみられてしまい、心までも苦しめられてしまう。

 小川医師によると通常は3か月の内服で治り、完治すると再発は無いとのことだ。しかし専門医が非常に少なく、また保険外診療になるため診療費が高いという問題がある。

 子どもは成長期のため自然治癒する場合もあるかもしれないが、一般的には、放置しているとだんだん症状が重くなり、治りにくくなるという。早期発見・早期治療が重要なのだ。

不登校は体の病気

 今まで不登校や引きこもりは心の病気だとされていた。体は元気だけど心が病んでいて表に出られないのではなくて、身体が病気なのだ。この状態は時差ぼけの状態によく似ているという。

 海外旅行などの時差ぼけは、生体リズムが乱れることによって起こる。不登校の子供たちはホルモン分泌時間のリズムや量が乱れ、脳の調節ができなくなっているのだ。放置しておくと重症化し、気力、集中力、持久力、記銘力、判断力、認知力等の精神活動性が低下する。時には人格の変化が起こり、言葉がうまく出なくなるなど、重大な問題となってあらわれる。中には突発的に暴力にはしり家庭内暴力に発展してしまう場合もある。

 また友人関係や家族関係に様々な亀裂を生じさせ、日常生活に困難をもたらすことにもなる。当然勉強は手に付かず、表情は精気が無くなってぼんやりしてくる。

 不登校の子供に良く見られるのが睡眠障害だ。眠っていても浅い眠りしかとれず、脳が興奮状態だから疲れが取れない。年中疲労感がとれず、へとへとの状態になってしまうのだ。怠けだとか、心の病気と思われがちなのだが、慢性疲労症候群というからだの病気なのである。

 不登校になった子供のほとんどに、学校に行かなくてはならない、どんどん勉強が遅れてしまう、朝起きなくてはならない、しかし起きられない、外に出られない、といった症状が続く。みんなと一緒にできない自分はだめな人間だと、自分を責めてしまうのだ。姪も同じ状態だった。

 そうした子供に「学校に行きなさい!」といくら言っても、子供はますます疲れてしまう。偏重した学校システムに上手に合わせられる子供と、そうできない子供がいるのだ。

 金太郎飴のような教育を受ける中で、特に感受性の強い子供は強烈に学校に対してアレルギーを起こしてしまう。

慢性疲労症候群

 特に階層化がすすんできている教育現場では、子供が考えて学習するゆとりがなくなっている。現場の教師たちも、会議や研修で子供との時間を奪わないでほしいと悲鳴を上げている。今の教師は子供と話をするより、会議や提出物を作成することで奔走させられているのだ。

 子供は大人の話を聞いて生きる以外ない。自分だけで生きるという選択肢は無い。結局親や学校に規定されてしまう以外ない。そこがストレスの原因になっているのだから、逃れることもできない。

 人は夜中には眠る為の松果体ホルモン(メラトニン)が出され、朝には活動に備えるホルモン(β-エンドルフィン、コルチゾールなど)が分泌されなければ、眠ることや起きて元気に活動することができない。このホルモンや体温のリズムを生体リズムと呼ぶが、不登校状態の子供達には、ホルモン分泌時間のリズムや量が乱れ、脳の温度調節ができなくなっているのである。

 不安による脳の興奮性が高くなり、脳が熱を持つので睡眠中に脳温が低下せず、睡眠が浅く長くなる。起さずに目が覚めるまで待つと、平均して10時間ほど眠るという。この長い睡眠時間のため朝起きができなくなるのだ。

 その上、交感神経に比べて副交感神経の力が際立って弱くなって、休養が十分に取れず疲労が溜まってくる。朝、起きられないのは中枢神経が未成熟なためで、慢性疲労症候群となってしまうのだ。

 不登校(慢性疲労)では、キセノンCTで脳の血流を測定すると、左右の視床と左右の前頭葉の血液の量が減少しており、動きが悪くなっているのが分かる。逆に基底核の血液は増加していて、むしろ興奮状態にある。

早起き治療と生活習慣の改善を

 では、不登校になってしまったらどうすればいいのか。うつ病の治療などでよく試みられるのが、早起き治療である。

 ホルモンバランスが崩れてしまっているので、動物としての人間のあるべき生体リズムを取り戻さなければならない。まず朝6時に起きる練習が必要だ。できれば5時55分がベストだという。当然、夜も早く寝るようにする。テレビゲームをやって夜更かしするなどは子供の命を縮める行為だ。

 早起き心身医学研究所所長の税所弘さんは、日本人の平均起床時間は6時37分という。心身の健康を向上するには5時起きを勧めている。

 朝5時に起きる理由として、この時刻がちょうど交感神経と副交感神経の働きが切り替わるときで、自律神経がもっとも不安定になる時間帯だという。身体に対する負担が大きくなるこの時間帯は、寝ているよりもいっそのこと起きて行動したほうが、自律神経の切り替えがスムーズに行われるのだ。その後の3時間くらいが、自律神経のもっとも安定する時間帯である。

 さらに、ただ起きているのではなくて、外に出ることが治療の必須条件だという。同じ外でも屋根のあるところでは効果が無い、屋外に出ることが大切なのだ。

 さらに、子供のうつ病や不登校には食生活を改善することが大切だ。日本人の生活習慣や生活文化にあった食によって日本人の生体リズムが作られている。特に子供のうちは豆、ゴマ、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋などを中心にした食生活にしたほうが良い。大人でも欧米食文化や生活リズムの変化によって、生活習慣病が蔓延していることは周知のことだ。

 姪の不登校が改善されることを願っている。

(小学校用務員)


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(2006年5月25日発行 『SENKI』 1213号5面から)

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