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いじめ苦に自殺、市教委が隠蔽 批判相次ぐ [JANJAN]
http://www.asyura2.com/0601/social3/msg/439.html
投稿者 white 日時 2006 年 10 月 02 日 18:08:35: QYBiAyr6jr5Ac
 

□いじめ苦に自殺、市教委が隠蔽 批判相次ぐ [JANJAN]

 http://www.janjan.jp/media/0610/0610020123/1.php

いじめ苦に自殺、市教委が隠蔽 批判相次ぐ 2006/10/02
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 北海道滝川市の市立小学校の教室で2005年9月、首つり自殺した6年生の女児が、学校内でのいじめを示唆する内容の遺書を残していたことが1日、分かった。同市教育委員会は遺書の内容を把握していたが、公表していなかった(各紙)。

 女児が残した遺書の内容は書きの通り。(毎日新聞Webより)

学校のみんなへ
 この手紙を読んでいるということは私が死んだと言うことでしょう
 私は、この学校や生とのことがとてもいやになりました。それは、3年生のころからです。なぜか私の周りにだけ人がいないんです。5年生になって人から「キモイ」と言われてとてもつらくなりました。
 6年生になって私がチクリだったのか差べつされるようになりました。それがだんだんエスカレートしました。一時はおさまったのですが、周りの人が私をさけているような冷たいような気がしました。何度か自殺も考えました。
 でもこわくてできませんでした。
 でも今私はけっしんしました。(後略)
6年生のみんなへ
 みんなは私のことがきらいでしたか? きもちわるかったですか? 私は、みんなに冷たくされているような気がしました。それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました。(後略)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061002ddr041040002000c.html

 女児の遺書では、自殺の原因をいじめによる精神的苦痛としていることが明示されている。市教委は当時の発表について「『言葉を選んで話していたのは事実。(手紙の)具体的なことについては触れないと決めていた』と、内容を把握していながら発表しなかったことを認め、『(いじめを訴えていたという)言葉だけが先行することに慎重になった』と釈明している」。(読売新聞Webより)

 TBSのニュース番組では、滝川市教育委員会・千葉潤指導室長のインタビューを放映。そのなかで千葉室長は「(遺書に)いじめという言葉は使っていないですよね。隠しているつもりはありません。慎重にやってきました」と語る(TBS NEWS EYE、ニュース映像も見られます)。

 市教委のこのような対応に対し、ブログや掲示板では批判が相次いでいる。「ところで、市教委がバカですね。いじめられたといって死んでいるんですから、いじめられたのです」(キャベツの祈り)や、「『気持ち悪い』とか言われてて、明らかにいじめが原因なのにどうしてこういう言い方しか出来ないんだろう」(マミィの日記)といった意見が大半を占めた。

 ブログ「色々思惟してみよう」では、自身の自殺未遂体験を通して「本当に悲しく、虚しく、怖かった。ばかばかしかった。(中略)生きるのも死ぬのも怖い、どうすればいいのだろうと泣いて、やめた。(中略)本当のところはわからないが、女児自身だって、なぜこんなことをしているのだろう、なぜこんなことをしなければならないのだろうと思いながら、決心したに違いない」と女児の気持ちを推し量り、そのうえで市教委のコメントを参照、「つまり、これが北海道滝川市教育委員会が指し示す世間知だろう。『遺書には“いじめ”と記載してください』というのが、同教育委員会の見解だろう」と逆説的に批判する。
http://plaza.rakuten.co.jp/kihara01/diary/200610020000/

 今回、市教委は「遺書の文言と、同級生から聞き取った内容を一つずつ照らし合わせて分析したが、自殺の原因に結びつくものは確認できなかった」(読売新聞Web)という苦しい弁解に終始したわけだが、東奥日報のニュース百科「暴力行為といじめ」には「文部科学省の問題行動調査では、(中略)いじめは(1)自分より弱い者に身体的心理的な攻撃を継続的に加え(2)相手が深刻な苦痛を感じているもの―と定義している」とある。

 また、文部科学省の「生徒指導上の諸問題の現状について」では、いじめを「(1)自分より弱い者に対して一方的に、(2)身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、(3)相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない」と定義して調査している。

 弱冠12歳の少女が死を決意するほどの「深刻な苦痛」の原因は、「私の周りにだけ人がいない」という無視や「キモイ」という暴言など、継続的に加えられた「心理的な攻撃」ではないのだろうか。これは文部科学省の定義する通りの「いじめ」ではないのだろうか。

(安田菜穂)


▽関連記事

□北海道・滝川の小6女児自殺:遺書「冷たくされ、たえられず」 いじめが原因か [毎日新聞]

 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061002ddr041040002000c.html

北海道・滝川の小6女児自殺:遺書「冷たくされ、たえられず」 いじめが原因か
 ◇市教委反論「特定できぬ」
 滝川市の小学校の教室で昨年9月に首をつり、今年1月死亡した6年生の女児(当時12歳)が残した遺書の内容が分かった。「みんなに冷たくされている」「『キモイ』と言われてとてもつらくなりました」など、同級生から女児へのいじめを受けていたとみられる表現があり、遺族は「自殺はいじめによることが明らか」と訴えている。一方、同市教育委員会は「自殺の原因は特定できない」と反論している。【遠藤拓】
 女児は昨年9月9日朝、同市立江部乙小の教室で、天井に設置されたスライド映写用スクリーンのはりにひもをかけ、首をつった。「私が死んだら読んでください」とのメモ書きとともに計7通の遺書が教壇の上に置いてあるのが見つかった。女児は意識不明のまま今年1月6日、同市内の入院先病院で亡くなった。
 遺書は学校とクラス、母親(37)と同居の親族(58)、友人3人にそれぞれあてられていた。
 クラスあてへの手紙では「みんなに冷たくされているような気がしました。それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました。」と記述。学校にあてた手紙では3年生で周囲に避けられるようになり、6年生で自殺を考えたと告白した。家族への手紙では、自殺を決めたことへの謝罪がつづられていた。
 学校側が調査したところ、女児は首をつる直前に行われた修学旅行(8月31日〜9月1日)のグループ分けで、級友から仲間外れにされた。また、遺族によると、首をつる4日前、自殺をほのめかす手紙を友人の1人に渡した。「秘密にしてね」と書かれており、友人は担任ら学校側に相談しなかった。さらに、遺族にいじめの存在を証言する同級生もいたという。
 母親は「学校側は事実をうやむやにしている。いじめを認めてほしい」と訴える。市教委の千葉潤指導室長は「(遺書にある)無視が即、陰湿ないじめに結びつくとは思わない。遺書の中身自体は学級でよくあること」と話している。
 ◇第三者の仲介必要−−いじめ問題や子どもの権利に詳しい内田信也弁護士の話
 遺書だけでは不明だが深刻ないじめがあったのだろう。いじめは自殺を引き起こしうる、と学校側は謙虚に学んでほしい。
 こうした問題を裁判にすると学校側の態度が硬化し、救済につながりづらい。第三者が間に立って話し合いを重ねる「オンブズパーソン制度」の必要性を強く感じる。
 ◇クラスに抗議の意−−いじめ防止に取り組むNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)の理事でいじめに関する著書がある武田さち子さん(48)の話
 態度や言葉によるいじめは目に見えない傷を被害者に残す。遺書の中身からいじめがあったのは明らかだ。
 子どもが学校で自殺するケースは全国でも少ないが、クラス全体に抗議する意味があったのだと思う。
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 ■女児の遺書の内容
 ※一部抜粋、かな遣いなどは原文のまま
 ◇学校のみんなへ
 この手紙を読んでいるということは私が死んだと言うことでしょう
 私は、この学校や生とのことがとてもいやになりました。それは、3年生のころからです。なぜか私の周りにだけ人がいないんです。5年生になって人から「キモイ」と言われてとてもつらくなりました。
 6年生になって私がチクリだったのか差べつされるようになりました。それがだんだんエスカレートしました。一時はおさまったのですが、周りの人が私をさけているような冷たいような気がしました。何度か自殺も考えました。
 でもこわくてできませんでした。
 でも今私はけっしんしました。(中略)
 私は、ほとんどの人が信じられなくなりました。でも私の友だちでいてくれた人には感謝します、「ありがとう。」それから「ごめんね。」 私は友だちと思える人はあまりいませんでしたが今まで仲よくしてくれて「ありがとう。」「さよなら」。(後略)
 ◇6年生のみんなへ
 6年生のことを考えていると「大嫌い」とか「最てい」と言う言葉がうかびます。(中略)
 みんなは私のことがきらいでしたか? きもちわるかったですか? 私は、みんなに冷たくされているような気がしました。それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました。(後略)

毎日新聞 2006年10月2日 北海道朝刊


□小6女児自殺、市教委が遺書の「いじめ」記述隠す [読売新聞]

 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061001i4w1.htm

小6女児自殺、市教委が遺書の「いじめ」記述隠す

 北海道滝川市内の小学校の教室で昨年9月、首をつって自殺した6年生女児(当時12歳)が、学校や友人あての遺書で「いじめ」を訴えていたのに、市教育委員会がいじめに関する記述を隠して発表していたことが30日、明らかになった。

 遺族が読売新聞に寄せた遺書では、女児は「いじめ」以外の動機には触れていなかった。市教委は「言葉だけが独り歩きすることに慎重になった」と釈明しているが、専門家からは「事実を伏せたのはおかしい。責任逃れではないか」と疑問の声が上がっている。

          ◇

 女児は昨年9月9日朝、教室で、自転車の荷台用ロープで首をつっているのを、登校してきた級友に発見された。意識不明の状態だったが、今年1月6日に死亡した。

 女児は、教室の教卓上に、学校や6年生、母親あてなど7通の遺書を残していた。一部の遺書の中身は昨年10月12日、同小の校長室で遺族が読み上げ、職員が内容をメモした。

 安西輝恭(てるやす)・市教育長は翌月22日、報道関係者に「手紙の中には、友だちが少なかったこと、迷惑をかけてごめんなさいという趣旨のことが書かれていた」と説明し、「自殺の原因に直接結びつくようなことは書かれていなかった」と強調した。

 ところが、遺族が本紙に提供した学校あての遺書には、「5年生になって人から『キモイ』と言われてとてもつらくなりました」「6年生になって私がチクリだったのか差べつされるようになりました」などと書かれていた。また、6年生全般にあてた遺書でも、冷たくされたことを訴え「それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので私は自殺を考えました」とあった。ほかの動機は一切書かれていない。

 市教委は当時の発表について、「言葉を選んで話していたのは事実。(手紙の)具体的なことについては触れないと決めていた」と、内容を把握していながら発表しなかったことを認め、「(いじめを訴えていたという)言葉だけが先行することに慎重になった」と釈明している。

 市教委は、同級生から聞き取り調査を行うなどして原因を探ったが、現在も「死の直接的な原因は特定できない」としている。

 しかし、女児の同級生たちは、遺族の聞き取りに対し「(女児が)仲間はずれにされていた」ことや「集団的な陰口」があったことなどを認めている。

 女児の遺族は事実関係を調査した上で、女児が自殺を図って1年になる今年9月、本紙に遺書を託した。母親(37)は「学校や市教委の説明ではとても納得できない。なぜ娘が死ななければならなかったのか、教えてほしい」と訴えている。

(2006年10月1日3時0分読売新聞)


□女児自殺、「いじめなかった」に遺族反発 [TBS]

 http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news3392779.html

女児自殺、「いじめなかった」に遺族反発

 この女子児童は去年9月、滝川市の小学校の教室で首を吊っているのが見つかり、今年1月に死亡しました。

 女子児童は、「『キモイ』と言われて、とてもつらくなりました」など、学校や母親にいじめを訴えた7通の遺書を残していました。

 学校や教育委員会は、「自殺の原因はいじめと特定できない」として、遺書にいじめの訴えがあったことを公表していませんでした。

 「(遺書を)読んだ時に悔しくて嗚咽してしまいました」(女子児童の遺族)

 「(遺書に)いじめという言葉は使っていないですよね。隠しているつもりはありません。慎重にやってきました」(滝川市教育委員会 千葉 潤 指導室長)

 教育委員会は、自殺の原因については現在も調査中と話しています。(02日11:40)


□滝川市の小6自殺、1か月半前に担任に友人関係相談 [読売新聞]

 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061002i301.htm?from=main3

滝川市の小6自殺、1か月半前に担任に友人関係相談

 北海道滝川市内の小学校で昨年9月、6年生の女児が首をつり、後に死亡した問題で、担任教諭がその1か月半前の7月、友人関係のことで女児から相談を受けていたことが1日、わかった。

 自殺を図った後に学校が同級生に行った聞き取り調査でも、「死にたいと漏らしていた」などの証言が多数得られており、学校は昨年10月、女児の家族に「本人のサインを学校、担任として受け止められなかった」との内容の文書を渡していた。

 文書は、学校側が事前に把握していた女児の様子について、「席替えのことや友人関係について担任に相談があった」「修学旅行の部屋割りで(女児一人がどのグループにも入れないという)問題が生じた」ことに触れていた。しかし、ともに「担任の指導で解決された」と説明し、いじめは否定していた。

 また、文書には6年生への聞き取り調査結果も記載され、「カッターの刃を手首に当てていた」「死にたい、と言っていた」など、自殺の兆候があったことを、多くの児童が証言していた。

 同市教委は、「苦しい心の奥をつかめなかったことは残念で、女児や遺族におわびしたい」としながらも、「遺書の文言と、同級生から聞き取った内容を一つずつ照らし合わせて分析したが、自殺の原因に結びつくものは確認できなかった」としている。

(2006年10月2日3時4分読売新聞)

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